冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミング

2020年02月01日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

冬季は釣りオフシーズンと思われがちだが、実は、アナゴは波止釣り師を熱くさせてくれるターゲットのひとつだ。タチウオシーズンで波止回りにエサの残りが多く入る事でアナゴの活性もあがると実感している。1年を通じてアナゴ釣りに興じる筆者が実践する、冬季のアナゴの食い方に合わせたタックルバランスをまとめてみた。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)

冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミング

冬のアナゴ釣り

アナゴは大阪湾の各地で年間を通じて狙えるターゲットだ。ウナギ同様、夏場にスタミナ減として好まれるのだが、実は冬場も脂が乗って美味しい。ただ、脂の乗り方などは実際に釣って食べてみると分かるが、個体や場所よってかなりかわってくるので、釣ってみてのお楽しみ・・・と言ったところだろうか。

大阪湾周辺見られるアナゴは、マアナゴ、シロアナゴ、クロアナゴ、ゴテンアナゴなど数種類が知られているが、この時期、波止回りで手軽に釣れるのはほとんどがマアナゴだろう。場所によっては大型のクロアナゴが釣れるが、釣れるエリアは比較的限られているので、ここではマアナゴをメインとして紹介したい。

冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミングやっぱりマアナゴ(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

タチウオポイントがアナゴ好釣り場

マアナゴの釣り場としては、前回紹介した「波止タチウオのシーズン&好釣り場がアナゴ狙いに最適だった 今が好機!」の記事でも触れたが、やはり秋からロングランで釣れ続いているタチウオ釣り場がメインとなる。

その理由は、タチウオ釣りのエサであるキビナゴやイワシなどの身エサが波止回りに多く沈下するから・・・と、思っているが、タチウオの人気釣り場=アナゴの好釣り場である事がかなり分かっているので、あながち間違いではないと確信している。

ハリ掛かりしたアナゴの行動

さて、アナゴを釣っているとよくあるのが、アタリも明確に分からないまま、仕掛けを回収してみるとアナゴが仕掛けに絡みついてグチャグチャになって上がってきたり、アナゴが掛かったがアナゴが仕掛けに絡みつき、ハリが外れてしまった後のグチャグチャになった仕掛けのみが上がってくるケース。

これは夏場にキスを置き竿で釣っている時などによく見られるが、ハリに掛かってしまったアナゴが、ハリから逃れようと身体を回転させて起こる。本来なら、しっかりとアタリを見極めてもがき始める前に上げてしまえば、仕掛けのロスも少なくなるのだが・・・。

ただし、これはアナゴの活性が高く、エサを見つければどん欲に食い込んでくれる時期に多い現象だ。冬場のように水温が下がってくると、アナゴも食が細くなるのか食い方が変わってくる。

冬場のアナゴのアタリ

冬場によくあるアタり方としては、最初にフワリ、コツンとごく小さなアタリが出て、その後に穂先を舞い込ませるくらいの大きなアタリが出る。ここで掛かるか、エサだけをちぎられてハリには掛からないか・・・が分かれる。

ハリ掛かりすれば激しく暴れたり、身体を回転させてハリを外そうともがき始める。激しく暴れる時は何度も竿先をお辞儀させるような明確なアタリとなるのだが、身体を回転させる時は引っ張らないので、竿先に大きな反応が出ないまま仕掛けが絡む事が多くなる。

柔らかな穂先が好適

仕掛けが絡むのもイヤだが、大きなアタリでエサだけ取られるのも効率がよくないので、そこで工夫を懲らしてみよう。

その第一歩が小さなアタリも分かりやすい軟らかい穂先の竿を使用する事だ。さらにその穂先に合わせてできるだけ軽いオモリを使用する事である。

具体的に私が使っているのは、ロックフィッシュ用のロッドに小型スピニングリール、道糸は感度の良いPEライン0.8号程度である。オモリはロッドに合わせて、2~5号をメインとしている。ちなみに、小さな反応も見逃さないように穂先ライトは必携。

冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミングごくライトなタックルがいい(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

狙う場所

このタックルで狙うのは捨て石の上で、波止際や、捨て石が切れる先。先と言ってもぶら下げたオモリをそのまま下からフワリと投入する程度の距離だ。冬場はやはり障害物周りにエサが多く集まるので、アナゴも必然的に障害物周りでの反応が良い。

捨て石の上ではオモリ着底後、仕掛けを引きずると根掛かりの元になるので、仕掛けを動かす時は必ず上へ持ち上げるようにして底を切ってから移動させる。この時に引っ掛かっていたら決してそのまま引っ張らずに、1度緩めてはまたテンションをかけるのを繰り返せば外れる事が多い。そのまま引っ張ってしまうとガッチリとハリやオモリが根に掛かってしまうからだ。

 

前アタリからの駆け引き

さて、この仕掛けでの特徴的なアタリが、確実な前アタリの表現である。前アタリは本当に小さく、緩やかなものが多い。少々波があるような時なら、軟らかい穂先が波に揺られる道糸の影響を受けてフワリフワリとしている中で、ほんの少し違う動きをするようなイメージだ。これが分かればかなりの確率でアナゴを捕獲できる。

食い方のイメージと駆け引き

冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミングチャートで見るアナゴとの駆け引き(作図:TSURINEWS関西編集部・松村)

筆者のイメージとしては、エサを見つけたアナゴがエサの目の前に来て、ほんのちょっとくわえたり突いたりする状況で、ここでエサを動かすと食い込まないし、ハリにも掛かっていない。

竿を手持ちにして少しテンションを掛けて待っていると、その後にはやや大きくスーッと引っ張っていくアタリへと変わる。この時にアワせてしまっても、素バリを引かされる事が多くなるのでまだまだ我慢である。引っ張られた分、竿先で付いていくように送り込んでやろう。

すると、少し引っ張り込んだところで引きが止まる事が多い。エサを離したか・・・と思う事もあるが、送り込みがしっかりとできていれば、アナゴがまだ近くにいるか、エサをくわえてジッとしているかのどちらかである。

エサをくわえている場合は、その場でエサを食っていっている状況なので、ほんの少しテンションを掛けてやると一気にくわえて引き込むのだが、ここがアワセのタイミングとなる。

逆にエサを離していたとしても、違和感を余り与えなければ、再びエサを食ってくるので、少し待ってみると良い。これらの駆け引きを総合的にこなせるのが極軟の穂先を備えたロッドである。

とにかくスローに動きは小さく

冬場の駆け引きにおいては、とにかく「スローに動きは小さく」が基本となる。大きく派手にエサを動かせば、冬場で動きがやや鈍くなったアナゴに違和感を与えたり、驚かせてしまうからだ。

冬がアツい『アナゴ釣り』 チャートで解説するアワセるべきタイミングアミノ酸系の添加材が有効(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)

ちなみにこのような食い方をするアナゴに有効なのが、食いを誘発するアミノ酸などを含んだ添加材である。筆者はサンマやサバの切り身にアミノリキッドなどを振りかけて使っているか、食い込みは良いように思う。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

楽天市場で購入する
ダイワ(Daiwa) DD−4000V35ブラック LLB  【釣具 釣り具】
33,187 送料無料
仕様表脱ぎ履きしやすい フロントファスナー式ドライタイツ。3.5mm厚クロロプレンボディ足首の内側サイドファスナー仕様で着座時等の脱ぎ履きがしやすい履き口はフロントファスナー仕様で脱ぎ履き楽々クロロプレン圧縮ヒザパッド立ち込みに有利なハイバ...
楽天市場で購入する
ティクト ブリリアント 1.2インチ TICT 【メール便OK】
396
絶妙な波動はアミパターンに効果絶大!小さなリーフテイルとマイクロボディが生み出す! 8pcs アジ・メバル ライトゲーム 鯵
楽天市場で購入する
エックスブレイド スーパージグマン X4 300m(2ゴウ/30lb) X-BRAID エックスブレイド スーパージグマン X4 300m(2号/30lb) XBRAID SUPER JIGMAN X4 PEライン
3,327
【返品種別B】□「返品種別」について詳しくはこちら□2020年03月 発売◆フルスペックスペシャル4ブレイド 多様化で問われる品質力ジグマンを名乗るには訳があるSUPER STRONG PE! for jigger.フルスペック技術を惜しげ...
楽天市場で購入する
ダイワ 鮎匠AS50N 回転巻R替スプール ライトグリーン
608
仕様表鮎匠AS50N回転巻R専用の替えスプール糸止め付きスプール1周約15cm円形薄型設計替えスプールは単体としても使用可能(スプールは連結はできません)DAIWAダイワ 鮎匠AS50N 回転巻R替スプール●入数:2個●カラー:ライトグリー...

この記事を見る