「餌木」と書いて「エド」だった!?西日本発祥のエギのルーツとは?イカ釣りの必需品の歴史に迫る!
2020年04月30日 10:39
抜粋

「餌木」と書いて「エド」だった!?西日本発祥のエギのルーツとは?イカ釣りの必需品の歴史に迫る!
イカ釣りなどに使うエギ。
このエギが誕生したのは、薩摩地方(現在の鹿児島県)だといわれています。
しかし、薩摩よりもっと南の島が発祥の地だという説もあるんです。
いずれにしても九州地方か琉球列島であることに間違いはないようですよ。
そんなエギのルーツについて、もっと詳しく見ていきましょう!
餌木は「エギ」でなく「エド」だった
昔からあるエギは、山川型とか大分型と呼ばれるように、九州地方の地名が付けられたものが多いです。
このことからも、発祥の地が九州地方あたりだとわかりますよね。
エギとは、イカを釣るための擬似餌であることは、皆さんよくご存じですが、その昔薩摩地方では「餌木」と書いて「エド」と呼んでいました。
この餌木(エド)が誕生したのはいつ頃か諸説ありますが、実際に使われ始めたのは江戸時代の後期(1700年代)だといわれています。
その時代に夜焚きに使った松明(たいまつ)の焼けこげた木片にイカが抱きついたことがヒントになって考案されたそうです。
この時代のエギは、今のような布巻きや塗りで美しく加工されたものではなく、木目を生かしたものでした。
エギのボディには、主にクスノキの材が使われましたが、桐や山椒の木でも作られたともいわれています。
耐久性を増すために削りだしたエギのボディを火であぶり、それに磨きを加えて美しい木目を出したり、模様を付けたりして作られたそうです。
エギには2種類ある
エギには大きく分けて2つのタイプがあります。
ひとつはもっともポピュラーなエギングで使われているものです。
昔はエビ型とも呼ばれており、大型のエビの格好や動きを模しています。
もうひとつは魚型とか細魚型と呼ばれるものです。
小魚を模したエギで、漁師以外はあまり使うことがありません。
このタイプのエギは、もともと外洋性の大型のアオリイカを釣るために開発されたものです。
漁船をスローで走らせながら、船尾から数本糸を出してエギを引きながら釣るため、曳き型とも呼ばれます。
エギに布巻きは少なく、背は茶系、腹だけ白く塗り分けたものが多いです。
大型のアオリイカを狙うために使われるエギも、エギングではまず使わない4.5号や5号が普通です。
時代とともに種類が増えた
船からの引き釣りが盛んな紀州では、今でも魚型のエギを使う漁師が多いです。
エギングも3号や3.5号のエギが定番でしたが、最近では若狭地方で夏の終わりから姿を見せる小型のアオリイカも含めて、2号や2.5号が発売されています。
釣り人に合わせて様々な種類のエギが発売されると、釣りもますますおもしろくなりますね。
ぜひ、釣り人の皆さんも、いろいろなエギを試してイカ釣りを楽しんでみてくださいね!


















