食い渋った時のためにサブエサを用意しよう!クロダイに同じ釣法は通用しない!?自在にカニエサを使って自己流の仕掛けを練ろう!
2020年02月03日 08:44
抜粋
食い渋った時のためにサブエサを用意しよう!クロダイに同じ釣法は通用しない!?自在にカニエサを使って自己流の仕掛けを練ろう!
クロダイの落とし込み釣りでは、みなさん何をエサにしていますか?
現地で調達するエサは、イガイであったり、カニであったり様々です。
今回は、クロダイ釣りに効果的なメインのエサ、より釣れるようになるサブのエサについてご紹介いたします!
神戸港落とし込み釣りに使うエサの歴史
ひと昔前、神戸港落とし込み釣りのメインのエサは、現地で調達する防潮ガニでした。
まだイガイやフジツボなどのエサが一般的に使用される以前の話です。
関東や中京、関西の泉州などでクロダイ落とし込み釣りが始まった頃、神戸港ではアオイソメをエサに落とし込み釣りをしている釣り人が多かったようです。
やがて堤防に着生している防潮ガニがエサとして定着し、底近くまで目印でアタリをとる釣り方が基本になりました。
カニエサはイワガニが一般的ですが、現在は、以前とは少し違う使い方をするようになりました。
前打ち釣りの基本エサという以外に、的確な状況判断に基づいて使用すると、食い渋るクロダイを狙う必殺エサとしても大きな効果が期待できるのです。
では、そんなクロダイ狙いのピンチヒッター、サブエサの効果的な使い方をご紹介しましょう!
サブエサはイワガニ、アオコガネが万能
クロダイ落とし込み釣りのエサの選定は、常に基本エサとサブエサを前提にしましょう。
通常は、季節、釣り場に応じてメインになるエサは決まりますが、時として状況が変わり、基本エサで釣れなくなる場合があるからです。
夏から秋にかけてクロダイ落とし込み釣りの盛期のエサは、イガイが中心になります。
お盆を過ぎた頃からフジツボなどにエサ変わりすることが多いですが、釣り場にイガイがついていれば、普通は10月いっぱいぐらいまで充分イガイで釣ることが可能です。
ある程度、経験を積んだ落とし込み釣り師の方なら分かってくることですが、クロダイ落とし込み釣りに絶対!はありません。
昨日までバンバン釣れていたクロダイが、翌日は場所やタナが変わり、基本エサに見向きもしなくなることがよくあるのです。
想像力と分析力で釣り方、場所、エサの変化を読み取ろう!
クロダイ落とし込み釣りでは、同じ状況が何日も続くことはまずない、と思ったほうが良いでしょう。
昨日アタリが続いていた場所で全く釣れなくなるということは、普通に起こります。
落とし込み釣りの醍醐味は、ここにあるといっても過言ではないでしょう。
原因はよくわかりませんが、潮の状況が変わったり、大会などで釣り人が数多く堤防に乗った時に変化が起きることが多いですね。
同じようにエサに関しても、昨日までのエサに食ってくるという保証はありません。
春先、メインエサであるパイプを使い、触ってはきても食い込まない時に、アオコガネやイワガニで釣れることがあります。
干潮で潮が動かず、ベタ凪などの際にも効果がありますよ。
イワガニは、前打ち釣りの基本エサ
超前やテトラの前打ちでイワガニは効果的ですね。
慣れないうちは、針ハズレなどバラシが多いエサでもありますが、前打ち釣りを何度も繰り返すことによって、自分なりの針の号数やアワセのタイミング、オモリ使い、エサの掛け方などが分かってくるでしょう。
少しずつ経験を積んで、自分なりのスタイルを作りましょう。
超前や石畳のポイントでは、道糸にフロロカーボンを使うのが有効
自重がありベタつきが少ないフロロカーボンの道糸は、前打ち釣りで効果が高いですよ。
特に、超前では軽いオモリでも遠くへエサを届けることが可能になります。
イワガニは、かなり一般的なエサなので釣具店で入手しやすく、干潮時は自分でも採取することが可能です。
釣り人の皆さんも、常にイワガニをサブエサとして意識しておくと、釣果も期待できますよ!
クロダイを釣りに行くときは、ぜひメインのエサをサブエサを確保しておきましょう!