釣りに適したシーズンっていつなの?季節別おすすめタックルをピックアップ

2020年05月20日 07:01

[FISHING JAPAN]

抜粋

釣りに適したシーズンっていつなの?季節別おすすめタックルをピックアップ

釣りに適したシーズンって、いつなのでしょうか。

春の3月・4月なら、暖かい気温に恵まれて釣りをするのに過ごしやすいですよね。

でも人が過ごしやすいのと、魚が釣れるのを、同じテーブルに載せて語ることはできません。

なぜなら、全く関係性がないからです。

釣りに適したシーズンを見つけるためには、魚の生態にこちらから寄るしかないのです。

寒いシーズンなら防寒着を着込み、暑いシーズンなら熱中症対策を万全にし、そうしてでも手にしたい魚を追いかけてこそ、釣れるシーズンが見えてくるのではないでしょうか。

ここでは、釣りとシーズンに関する解説と、各シーズンに適したおすすめタックルをご紹介します。

釣りシーズンとは

釣りシーズン到来!とよく耳にしますが、間違いなく魚が釣れ始めていて、竿を差せばよく釣れる状況を意味しています。

それはズバリ!3月・4月の春のことでしょう。

寒い冬を越えて、ようやく暖かくなってきたら、産卵行為に入る魚が増えます。

産卵場所は、浅瀬の太陽光の影響を受けやすいエリアが多いですから、人からの距離も近くなりますよね。

魚の姿も見ることができますから、釣りシーズンといえば、春を指しているといっても過言ではないでしょう。

ただし、そこに水があれば魚が生息している可能性はゼロではありません。

春以外の季節に魚がいなくなるわけがないので、実質的に釣りのオフシーズンなど存在しないのです。

魚が釣れやすいか釣れにくいか、その差だけでしょう。

釣れにくいシーズンなら、なんとか釣れるように工夫すればいいだけのこと。

そういう工夫の施し方にも、触れてみることにしましょう。

魚は水の中に必ず居るという事実

春などの暖かいシーズンは、よく釣れるシーズンとみなしましょう。

とすれば、あまり釣れないシーズンは、寒い冬ということに。

でも、冬に魚がいなくなるわけではありません。

居場所が移り変わり、なおかつ活発には動けない状態に魚が陥っていると考えてください。

餌やルアーを投入するポイントは、寒さの影響を受けやすい浅瀬ではなくなります。

もっと深いところへ魚が移動していることを想定して、深場へアプローチするように釣り方を変えなければいけません。

また深場の餌やルアーを俊敏に動かそうとせず、スローに誘いをかけることで低活性の魚でも反応できるように仕向けてください。

暑い釣りシーズンの攻略法

暑いシーズンといえば夏です。

夏の魚は、水温が上がるので活性も高く、食わせるのにあまり工夫は要らなくなるでしょう。

ただし、人のほうが暑さに負けてしまう可能性があるので、釣り方よりも釣り場での過ごし方を重視してください。

熱中症対策を万全にすれば、おのずと釣果は上向いていくでしょう。

実は魚も直射日光を嫌う習性があるので、日陰や中層近くに移動する確率が高くなります。

そこへ餌やルアーを送り込めば、カンタンに釣れてしまうかもしれませんよ。

シーズン別の対処法は、実際にそのシーズンに釣り場に立つことで得られます。

足しげく釣り場へ通って、魚と人それぞれに有効な対処法を見つけ出してくださいね。

シーズン別釣りに使えるおすすめタックルはこちら!

それでは、各シーズンごとに使える釣りタックルをご紹介しましょう。

魚の居場所を見つけるためのものや、誘って引き寄せるのに適したものなどを選んでみましたよ。

そこに自分オリジナルの工夫を加えれば、攻略できないシーズンなどあるはずがありません。

ダイワ(DAIWA) シーバス メタルバイブ モアザン リアルスティール 26g ギンギラギン ルアー

シーバス用に開発されたバイブレーションルアーですが、かなり完成度が高く、さまざまな対象魚に転用できるスグレモノです。

鉄板系と呼ばれる薄作りデザインなので、速やかにボトムまで到達して地形変化をトレースすることができますよ。

そこからロッドとリールを駆使してリフト、またフォールを繰り返してください。

表層・中層・ボトムエリアと、探れない水域は無くなってしまいます。

どこに魚が居るのか、まだつかめていない状況なら、これほど頼りになるルアーはないでしょう。

引っ掛かりやすい場所なら、お腹にぶら下がっているフックを外してキャストしてみてください。

それでもじゅうぶん成果を上げてくれますから。

JACKALL(ジャッカル) ワーム ワムワム60 グリパン/ライトチャート

バイブレーションルアーで居場所が判明したら、次に投入するのはノーシンカーリグにセットした高比重ワームです。

表層からボトムまで、ゆっくりとフォールさせながら誘いをかけれますし、ボトムに到達しても引っ掛かりにくい特徴を持っています。

海のロックフィッシュゲームなどで、岩礁帯エリアをじっくり探るのに適しています。

シーズンとしては冬がおすすめですが、春ならメバルが釣れますし、夏ならチヌやキビレなどが相手をしてくれるでしょう。

フグやベラにもまとわり付かれますが、ボコボコに削られた状態でも釣ることは可能です。

フックはオフセットフックの1/0から2/0サイズがおすすめ、これなら大型サイズの口にしか入りませんから、フグやベラを誤って釣ることも防げますよ。

Pazdesig(パズデザイン)/reed(リード) マッチボウ100F/Macthbow100F #009 マグマボラ 100㎜/7.5g MB100F-009

細身で激しいアクションをしないように設定されている、フローティングミノーです。

リップが垂直に立っているのが印象的ですよね。

キャストしてただ巻きをすると、ユラユラと引き波を起こしながら水面を弱く攪拌してくれます。

これが小魚特有の無防備な様子をうまく再現しているので、フィッシュイーターなら迷わず接近してきますよ。

そこで止めずに、ややスピードを上げて誘いをかけると、豪快なバイトに持ち込むことができるでしょう。

かなり完成度の高い作り込まれたルアーですから、海水・淡水を問わず活用してみることをおすすめします。

OWNER(オーナー) JH-90 虫ヘッドパワー No.11719 2g

一見ワームを装着するジグヘッドに見えますが、ここに生餌を付けてキャストし、魚を誘うことができるようになっています。

エビでもゴカイ・青イソメでもかまいません。

タックルは、エギングゲーム用でもアジング用でも対応できます。

すなわち、タックルを選ばないアプローチが可能な、万能ジグヘッドといえるでしょう。

ありそうで無かったアイテムだと気づいた人は、ぜひ釣行の際にタックルケースへ忍ばせるようにしてください。

マルキュー(MARUKYU) パワーイソメ ソフト (中) 桜イソメ(夜光)

生餌が現地で調達できないときは、この生分解性食わせ餌を使ってみましょう。

どこから見てもイソメに見えますが、本物ではありません。

50℃以下で常温保存が利きますから、常に持ち歩くようにしておくと重宝しますよ。

浸かっている液体も含め、無害となる成分で作られているのもありがたいですよね。

ただし、液体が服装に着くとニオイが残りますから、じゅうぶん注意して扱うようにしましょう。

シマノ(SHIMANO) 早潮 10-270T

本来なら船釣りなどで使うロッドですが、仕舞寸法が1メートル未満と携行性に優れていて、なおかつ適度な張りと柔軟な曲がりを兼ね備えている万能竿といえるでしょう。

さまざまなシチュエーションで活躍できますから、淡水のバス釣りやコイ釣りなどにも転用してみてください。

餌釣り・ルアー釣りにも使える、振り出し竿のスグレモノです。

実売価格が安いのも、アングラーの味方ですね。

ダイワ(DAIWA) 万能振出ルアーロッド モバイルパック 665TMB 釣り竿

なんと仕舞寸法が54センチになってしまう、ダイワの振り出し式モバイルロッドです。

こちらもさまざまな釣り場へ持ち込むことができますから、あらゆるシーズンに対応しやすい特徴を持っています。

シーバスゲームやエギングなら、秋のシーズンがメインになるでしょうか。

冬でも春でも当然活用できますし、そういうシーズンのシーバスやアオリイカを追いかけるのも、とても楽しいですよ。

フットワーク軽く扱える点も、モバイルロッドのメリットでしょう。

シマノ(SHIMANO) リール 16 ナスキー 2500

2500番サイズのスピニングリールを用意しておけば、ラインキャパがじゅうぶんなのでさまざまな対象魚を釣ることができます。

細いラインも太いラインも試すことができるのは、とても便利ですよ。

キャストしても飛距離が伸びやすいですし、ライントラブルも抑えることができます。

釣りをシーズンごとに楽しみながら再現性のある釣り方を導き出そう!

釣りシーズンに関するとらえ方や楽しみ方をご紹介しましたが、いかがでしたか?

釣りで体験したことは、必ず刷り込まれて次の釣行に活かすことができます。

全てのシーズンで釣りをしてみて、釣れた・釣れなかったを積み重ねてみると、釣りスキルのレベルが目に見えて上がるでしょう。

釣りたい魚がシーバスであったとしても、アジやイワシ・ロックフィッシュなどの他魚種を釣ることもプラスに働きます。

遠回りしているようで、実はそのほうが釣りそのものを理解しやすいことに気づけば、シーズンのとらえ方も変わってくるでしょう。

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