【名栗川2020初夏】ヤマメ&イワナ好釣り場紹介 「堰堤」狙いが定石か
2020年05月21日 16:00
抜粋
今回は都心から近い名栗川水系の支流で、実際に渓魚と出会えたポイントを紹介しよう。昨年の台風19号で多くのポイントも様変わりしたが、今後の同水系ポイント選びの参考にして頂きたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・竹内尚哉)
名栗川支流域
名栗川は、決して大きい川ではないが支流の数はそこそこにある。水量も少なくて坊主が当たり前なイメージもあったのだが、実際のところは、『実積場所』を把握していけば、坊主で終わることはあまりない。支流での放流は皆無で、魚影が濃いとは決して言えないが、それだけに釣れる魚は当然ながら綺麗だ。ゆえに数は出なくても、綺麗な1尾との出会いを大事にできる川なのだ。
メインフィールドと対象魚
1.逆川:ヤマメ・イワナ
2.有間川:ヤマメ・イワナ・ニジマス(管理釣場下流)
3.湯基入:ヤマメ・イワナ
4.山中入:ヤマメ・イワナ
5.白岩沢:ヤマメ・イワナ・ニジマス(キャンプ場下流)
実積場所について
各河川ともに小規模渓流なので、やはりポイントは堰堤が1番だ。だが昨年の台風19号の影響を受けて、各堰堤が土砂で埋め尽くされている場所が大半なのだ。そんな中でもまだ紹介したような『釣れる堰堤』は存在する。他にはやはり滝下や淵だろう。こちらに関しては無数にあり、『ここなら絶対に釣れるだろう?』と思って攻めていても反応がない場所なんていくらでもある。そこで、実積場所の存在が役にたつのだ。
私は、〇・△・×と自分の実積のみでポイント毎に決めている。参考画像を見て頂くと分かるかと思う。ちなみに、〇は釣れなくても毎回アタリはある。△は条件次第で釣れることもダメなこともあり、×は良い感じに見えて実はアタリすらない場所で、無駄な時間をさくために記憶している。出来るだけ〇や△なポイントを『経験の上で数知れば』魚と出会える確率も高くなるという事である。
オススメの釣り方
エサ釣りでの実積だが、ルアー、フライでも釣れているようなので、ジャンルは問わない。基本的にエサ釣りなら点の釣りなので画像を参考にいそうな場所、ルアーなら堰堤、深めの淵、フライなら堰堤、浅めの淵も狙える。
筆者の釣果実積
基本的に釣れる魚はヤマメ・イワナで、ヒレピンばかりなのだが、管理釣場の絡む『有間川下流域・白岩沢』に関してはニジマスが釣れてしまうこともある。これをどう捉えるかなのだが、私的には坊主逃れとしても良いし、引きが楽しめる魚なのでOKだと思う。
サイズ的には、ヤマメ・イワナだと15cmクラスから21cmあたりが良く釣れる。数も多くはないので、20cm以下の渓魚はリリースしよう。中には21cm以上の良型から尺前後もいる事にはいるので、小規模渓流ながら楽しませてくれる魚がいるのも良い。私もこちらにはまだ4年程度しか通っていないが、近場で気軽に綺麗な魚が釣れるのでついつい釣れなくても癒されに行ってしまう、そんな川だ。
現在の当地状況について
今季の同水系は、昨年の台風19号による影響の土砂で有望なポイントが埋まってしまい変化した所はあるものの、今季も3回に分けて各支流釣行しているため、画像ポイントに関しても変化があるが、魚の着場自体には変わりなしだ。
現在は緊急事態宣言下につき、名栗湖は通行止めとなっている。今は釣り人も他レジャーの方々も含めて我慢の時で、時を待ちわびる他はないのだが、『再開』の釣りを楽しみにしておこう。
<竹内尚哉/TSURINEWS・WEBライター>