釣り人なら持っていて当然? 釣果グルメの幅が広がる調理アイテム5選

2020年05月22日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

釣った新鮮な魚を食べられるのは釣り人の特権。ただ、同じターゲットを追い求めていると、釣果料理がマンネリに。そこで、魚料理の幅を広げてくれる、私が愛用している便利なアイテム5つを紹介したい。

(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部 松村計吾)

時短で新鮮な魚を多彩に食す

釣ってきた魚は、もちろん新鮮なのだが、内臓やウロコなどは自分で捌かないとすぐには食べられない。下処理にあまり時間がかかるのも魚を傷めてしまいかねない。そして、新鮮な魚だからと言って、いつもお刺身では飽きてしまう。

時短をしながら料理の幅を広げてくれるアイテムを自宅に用意しておけば、釣魚料理が楽しくなるに違いない。という事で、今回は私が頻繁に使用している魚調理用のキッチンアイテムを紹介したい。

1.魚調理用ハサミ

いわゆるキッチンばさみの一つだが、魚を捌きやすくするために、刃が曲がっているのが特徴で、実は最近では100均ショップでも売られている。

刃が曲がったタイプのハサミ(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

刃が曲がっている事で、たとえば、アジの腹を割く時には、肛門辺りに尖った下の刃を突っ込んで切り始めると、非常に簡単に腹を割く事ができる。このように下の刃が尖っていて魚に突き刺しやすいので、そこから切る事ができるスグレモノだ。

下の刃が尖っている(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

硬い物は切りにくい

小さな魚からイカなどを開く時にも重宝するが、刃が小さいためあまり大きな魚には向かない。それと、硬い骨などは切りにくく苦労するのでオススメはできない。あくまでも小魚を手早く開いていくのに適したアイテムだ。

2.出刃包丁&刺身包丁

魚を捌くには包丁は必須のアイテム。ただ、野菜切り用などとは違って、硬い魚の骨を切ったりする事も必要なので、重みのある包丁がオススメだ。私は常に鋼製の包丁2本を用意している。

出刃&刺身包丁(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

出刃包丁

一つは鋼の出刃包丁。背の厚みが5mmほどもあり、持ってみるとかなり重たい。しかし、大型青物などの頭を落としたりする時もかなり楽に切る事ができる。骨を切りやすいので、基本的に3枚に下ろすところまでは出刃包丁の出番だ。

※関連記事
「『出刃包丁』の家庭での手入れ方法と研ぎ方 サビ防止の裏技も併せて紹介」

刺身包丁

刺身を造る時、3枚に下ろしてから以降は細長い刺身包丁の出番になる。刺身包丁の場合は、出刃とは違って硬い物をぶった切ったり……というよりは薄くそいだりするのに向いている。

3枚に下ろした片身から腹骨の部分をそぎ取ったり、最終的に刺身を切っていく際に使用する。刃渡りの長い刺身包丁を利用して、基本的には手元から刃先にかけてで、ひと引きで切ると切った面が滑らかできれいに見える。

包丁の素材について

ともに素材としては鋼の他にステンレス製もあって、ステンレス製は軽くて、メンテナンスも楽ちん。握りもステンレスで一体化したタイプなら刃と握りのつなぎ目などもなく汚れを落としやすい。鋼は使用後、数時間置いておくと、すぐにサビが出てくるので注意。使用後はすぐに洗浄して、水気を取り包丁立てなどで保存しておきたい。

それでも、鋼製を愛用する理由は、魚を切る際に滑らないのと、身にしっかりと刃が入るから。比較的重量があった方が扱いやすい点もあるので、その辺りは個人の好みになるかもしれない。

3.ウロコ取り

魚によってはかなり硬いウロコを取ってしまわないとダメな場合もある。そんな魚に限ってウロコを取った時に、あちこちに飛び散る事がよくある。ウロコを付けたまま調理する魚もいるが、圧倒的にウロコを取らないとダメな魚もいる。そこで、あると便利なのがウロコ取りだ。

ウロコ取り(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

タックルボックスにも

包丁の背や刃を使って取る方法もあるが、包丁によっては扱いにくかったり、取れなかったりするので専用のウロコ取りがあるにこした事はない。と言っても100均ショップでも売られているし、小さな物なので、タックルボックスに常備していて、釣り場で時間があればウロコを取ってから帰れば、自宅のキッチンが汚れないしゴミが少なくなる。

真鍮製を愛用中

釣り具メーカーからも、ウロコが飛ばないなどの工夫がされているウロコ取りも発売されている。私が愛用しているのは鋳物工場の釣友から30年近く前に戴いた、真鍮製のウロコ取り。使用後に汚れを落とすだけでそのまま保管し、いまだに愛用しているがウロコ取りの能力はまったく落ちていない事に驚かされる。

劣化しない?真鍮製(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ペットボトルのフタ

ちなみに、ウロコが飛ばないウロコ取りとして、ペットボトルのフタを使う人もいる。かなり優秀なのだが、ご存じの通り、ペットボトルのフタは小さく、ウロコを取っている時に、ヒレの棘やエラブタで手を傷つけたりする事もあるので注意が必要だ。

私自身、あまりに手や指に棘が刺さるので痛くて使用を止めた経験がある。

4.バーナー

私が愛用しているのはホームセンターなどで打っている、家庭用のガスボンベを使用するバーナー。バーベキューの際に炭に火を点ける器具として、バーベキューコーナーに売られている事が多い。

手軽なバーナー(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

「炙り」の魅力

なぜ、バーナーなのかというと、何と言っても「炙り」が簡単にできるから。炙りは調理の時短、料理の幅、食味の幅を大きくかえてくれる。

刺身では大半の魚の場合、皮を引かなければならないが、炙りでは皮を引かなくても良い点が大きく違う。食味に関しては、炙った部分が香ばしく、刺身に比べて飽きが来ずにいくらでも食べられる。最近は刺身よりも炙りで食べる率が遙かに高くなっている。

炙りの注意点

注意点としては、脂がよく乗った魚の場合、皮と身の間に脂がある事が多く、身をサクのまま炙ってから切ろうとすると、脂が溶けて、皮と身が離れてしまい見栄えが良くない。そのため、皮を付けたまま刺身にして、切った後で皮目を炙るときれいにできる。

5.フードプロセッサー

5つのアイテムの中では唯一、電動で動くキッチン用品だ。

様々な料理に活躍するフードプロセッサー(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

使用目的は魚を細かくミンチ状にして料理に使う。たとえば、イワシのつみれなどを作れば、それを具材にして汁物、天ぷら、ハンバーグなどを作るのは非常に簡単だ。

小型魚を丸ごと調理

まな板の上で包丁で叩きながら身を細かくしていっても良いが、時間も手間もかかるので、ここは電動の力を借りて時短したい。ただし、大型魚の骨などあまり硬い物は器具破損につながるので注意したい。基本的にはアジやイワシなどの小魚をメインに、少し大きめの魚を使うならあらかじめ骨抜きをしてからフードプロセッサーに投入しよう。

イワシなどの小魚なら、頭と内臓を取った状態で骨ごとミンチにかけられるので、カルシウム不足解消の料理にもなる。数千円程度で購入できるので、ぜひ一家に一台!

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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