船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選

2020年05月23日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

船釣りに使う道具は色々ありますが、快適な釣行に欠かせないグッズが「ロッドホルダー(ロッドキーパー・竿受け)」。今回は、同アイテムの基礎知識やオススメのアイテムを紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWS関西編集部 松村計吾)

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選

ロッドホルダー(ロッドキーパー・竿受け)の必要性

船釣りでは自分の釣り座スペースに限りがあるため、適当に竿を放っておくわけにはいきません。また、重たいオモリを使って置き竿で狙う釣りなどでは、竿をがっちりと固定してくれるロッドホルダーは必須ともいえるアイテムです。

手持ちで釣る魚の場合も、ロッドホルダーがあれば船の移動時などに一時的に竿を置いておけるので、他の作業ができたりと非常に便利です。船縁に立てかけておくと、船が揺れて竿が倒れるなど、最悪の場合は竿の破損にも繋がりかねません。そのため自分の釣りに合わせたロッドホルダーを一つは持っておきたいところです。

そこで、今回は船釣りで使用するロッドホルダーの基礎知識として、選ぶ際のポイントやオススメのアイテムなどを紹介していきます。

ロッドホルダーの種類と選び方

ロッドホルダーとひと口にいっても、バリエーションは豊富。製品の種類も多く、実際に選ぶポイントが分からなければ、なかなか自分の釣りに合ったロッドホルダーを見つけ出すことができません。

まずは、用途別にポイントを見てみましょう。

チョイ置きタイプのロッドホルダー

基本的にY字型のものが多く、船縁に開いている穴に突っ込んで、又の部分に竿を置くだけのシンプルなタイプです。比較的軽量なタックルで手持ちで誘う釣りに使われ、船の移動時やエサ交換時などに一時的に竿を置くためのロッドホルダーとなり、カワハギ釣りやLTアジ釣りなどライトな釣りによく使用されます。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選チョイ置きタイプの竿受け(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

「手持ちなのでロッドホルダーは要らないのでは?」と思われるかもしれませんが、竿を船縁に立てておくと船が揺れて竿が倒れたり、作業の邪魔になります。また、竿を置いた時に痛まないように、又の部分はウレタンやゴムなどの軟らかい素材でできています。非常にコンパクトなので、タックルボックスの片隅に入れての運搬も楽ちんです。

スタンドタイプのロッドホルダー

筒状のロッドホルダーで、移動時などに竿を直立に立てかけて使用するタイプです。船縁の穴に立てかけるのと一緒のように思われるかもしれませんが、船縁の穴は広いものが多く、航行中の振動によってロッドやリールなどにキズが付いてしまいます。スタンドタイプのロッドホルダーでは竿をしっかりと固定できるため、キズを防ぐことができます。

スタンドタイプを使う釣り

ボートに設置してキャスティングやジギングのルアー釣りに使われることが多いですが、クランプで固定するタイプは大型船の手持ちで誘う小物釣りやルアー釣りにも活躍します。チョイ置きタイプと一体になった製品が特に便利です。

固定タイプのロッドホルダー

固定式のロッドホルダーは船縁に本体を万力のようなクランプでしっかりと固定し、竿にはヘッドを取り付けることで、本体との取り外しがワンタッチでできます。置き竿や電動リールを使う釣りでは幅広く使われていて、現在では種類も非常に多くなっています。

ここからは、種類の多い竿固定タイプについて詳しく解説していきます。

固定タイプの強度

竿固定タイプのロッドホルダーは竿に掛かる負荷(オモリや魚の引きなど)をすべて受け止めて固定する力が必要です。それも船縁にクランプで取り付けただけの状態で、負荷を受け止めるので、強度的にもかなりしっかりしています。

ただし、ロッドホルダーの規格によって決められた負荷よりも強い力が掛かれば、もちろん破損したり、竿が外れる、クランプが船縁から外れるなどに繋がることもあります。基本的にライトな釣り用ほどコンパクトで軽量、負荷の大きな釣りに使用するタイプほど、がっちりとしていて本体も大きめです。

メーカーの商品企画を見ると、負荷重量というよりは、「適合ハリス~号まで」と表記されていることが多いです。これは「~kgまで」と表記されるよりも、具体的に釣りシーンをイメージしやすくて分かりやすいからだと思われます。実際に行く釣りの仕掛けを思い浮かべ、適合する強度のロッドホルダーを選ぶ要素の一つにしましょう。

ロッドホルダーのクランプ

ロッドホルダーを船に固定するのがクランプ。多いのは上部は固定されたパーツで、下部に締め付け用のボルトが付いていて、船縁に取り付けた後にボルトを締めて固定するタイプです。

ここで考えたいのは、船縁はいろいろな形があって、クランプを取り付ける場所がなかったり、取り付ける部分の幅が厚い、または極端に薄いなど、持っているロッドホルダーに合わせてくれている訳ではない点。

経験則では大体の船では最大160mmのもので取付可能ですが、それ以上船べりの幅が厚い場合(船べりの幅は地方によっても変わってくるそうです)や横付けしないと付けられない船もたまにあります。そのため収納性に目をつぶればクランプの幅は広い方が利便性が良くなります。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選クランプの幅(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、取り付け部分が薄い時や船体へのキズ防止に木片があると便利です。船宿で用意されていることも多いですが、念のため自分でも持参しておくといいでしょう。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選木片を挟む(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ロッドホルダーのヘッド

ヘッドは基本的に竿のグリップ付近に取り付けて、ヘッドをロッドホルダー本体にはめ込むことで竿を固定します。また、レバーなどを引くことで本体からの取り外しもワンタッチでできるので、置き竿から手持ちにかえるのも瞬時にできるのが特徴です。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選定番のヘッド(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ヘッドの取付方法

ヘッドは、大抵の場合ヘッドに付いたネジを緩める、締めることで竿に取り付けることができます。ただ、ヘッドを取り付ける竿のグリップ部分はものによって太さがかわり、太いグリップの竿にはサイズが小さすぎるヘッドは取り付けられません。竿の太さに合わせてヘッドのサイズを変えましょう。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選竿に取り付けるサイズに注意(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、細いグリップの竿であればヘッドを取り付けるためのアダプターを使うことで、ある程度大きいヘッドでも対応できるようになっています。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選細い竿に取り付けるアダプター(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ヘッドの形状

サイズ以外にもヘッドについて見ておきたいポイントは、ヘッドの形状。人によってはヘッドを取り付けたまま竿を脇に抱えると、取り付け用のネジが邪魔になって痛くなることがあります。

もちろん、竿によってヘッドを取り付けられる部分がある程度自由にできたりするので、避けることはできますが、竿受けに掛けた時にちょうど良い場所にヘッドを取り付けるとちょうど脇の部分に当たる竿もよくあるのが難点。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選ヘッドの形状2種類(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

ただ、ネジをなくしたヘッドもあり、同じ本体でもネジなしのヘッド部分のみをパーツとして別売りしているロッドホルダーがあります。不安なら両方のヘッドが揃っている製品を探してみるといいでしょう。

ロッドホルダーの収納性

ロッドホルダーのパーツについて紹介してきましたが、ほかにも収納性などの観点もあります。当然ではありますが、大型のロッドホルダーはどうしても収納する時にコンパクトさに欠け、重量も重くなります。

船釣り用『ロッドホルダー(竿受け)』基礎知識&オススメアイテム4選コンパクトになるものもある(撮影:TSURINEWS関西編集部 松村)

また、ライトなロッドホルダーには、電車釣行などに嬉しい、まるで変形ロボットのようなきれいに折りたためるタイプも売られています。この場合も自分の釣行スタイルを考慮して、選択すると良いでしょう。

おすすめロッドホルダー4選

最後に強度ごとにオススメのロッドホルダーを紹介します。

ダイワ/ちょい置きキーパー

チョイ置き可能なY字型のキーパーとスタンド型のキーパーが一体になったモデルです。、手持ちで誘う小物釣りに非常に重宝します。尻手ロープを付けるリングや、ゴミ袋を掛けられるフックなどのちょっとしたパーツも便利で、ちょい置き系のロッドホルダーの中でもおすすめのアイテムです。

手持ち主体のライトな釣りは船宿にレンタルのロッドホルダーはないことが多いのでひとつもっておくと便利です。

ダイワ/ライトホルダーα

適合ハリス約8号まで対応した中小物向けのロッドホルダー。コンパクトなロッドホルダーながら、タテ付けにもヨコ付けにも対応しており船べりの形状を選びません。非常に軽量でコンパクトなヘッドが付属しており、ネジもなく釣りの邪魔にならないのも特徴です。

また、ヘッドの着脱も簡単なため、ロッド交換もスムーズに行なえます。クランプ幅は90mm、160mm、240mmのラインナップがありますが、160mmか240mmに当て木をかましながら調整して使うのがいいかと思います。

第一精工/スーパーラーク

釣り人からのシェア率が一番なのが第一精工のラークシリーズだと思います。小物向けから大物向けまで様々なラインナップが販売されていますが、スーパーラークは適合ハリスが16号までと大物にも対応しており、幅広い釣りに使用できるロッドホルダーです。

重量はあるものの堅牢性も高く長年使うことができるアイテムとなります。また、クランプ幅の広いロングタイプもあります。

第一精工/ウルトラ最強ラークⅡ

強そうな名前の通り、強度の高いボディに加え、クランプがネジ2つでしっかりと固定できるようになっており、荷重500kgに耐える超大物用のラークです。マグロや大型青物などのビッグゲームに挑む場合はこのロッドホルダーが必要になってくるでしょう。

<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>

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