『淡水スプーン五目釣り』入門 タックル流用OKで低予算で始められる
2020年05月26日 11:30
抜粋
ルアーで魚を釣った経験が無い方にはハードルが高く感じがちなルアーフィッシング。今回は淡水ルアーフィッシング入門としてもオススメな、スプーンを使った五目釣りについて紹介していきます。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・川上克利)
「スプーン」ルアーとは?
スプーンとは1枚の金属板で出来ているシンプルなルアーです。小さな物から大きな物まで非常に多くの種類のモデルが出ています。スプーンは最も古いルアーの1つともされ、数々の小魚を模したルアーの元祖とされています。
その起源は諸説あります。一説によると湖畔での食事中、湖にスプーンを落としてしまい、それを魚が咥えた所にヒントを得て開発されたとされています。
淡水スプーン五目釣りのキホン
スプーンの使い方は基本的にただ巻きでOKです。着水後レンジをカウントして目的のレンジまで落としたら、その後ただ巻きするだけでスプーンが水を受けアクションしてくれます。他のアクションを入れたい場合には竿先を軽くトゥイッチしてやると水の中で激しくきらめくアクションをしてくれます。最初の慣れないうちは「ただ巻き」で問題ないので、釣り初心者にもおすすめです。
スプーンで狙える淡水小魚
スプーンはそのシンプルな形状から多くの魚種を狙う事が出来るルアーです。スプーンを使い、身近な淡水で気軽に狙える小魚を紹介していきます。
1、ブラックバス
ブラックバスはルアーフィッシングのメジャーターゲットとして知られています。
もちろんスプーンでも釣る事ができ、そのゲーム性の高さも魅力です。
2、ウグイ
ウグイは小さなスプーンで釣れる魚の代表格と言っても過言ではありません。
多くの地域に生息し、身近に狙える魚です。
3、ニゴイ
ニゴイもスプーンで釣る事の出来る魚です。
淡水のグッドファイターで、大きい物は60cmを超えて来ます。
4、ナマズ
ナマズは日本の在来種であるフィッシュイーターです。顔の割に獰猛な性格でルアーを追って来ます。
近年トップゲームで釣るのがブームになっていますがスプーンでも釣る事ができます。
淡水五目にオススメのスプーン
スプーンは小さい物から大きな物まで多くの種類がありますが、筆者のオススメは、汎用性が高いウェイト3~5gのスプーンです。色は基本のシルバー系がオススメです。大きすぎるとウグイなどが捕食するのが難しくなりますが、小さ過ぎると扱いづらくなってしまいます。小さな水路や小場所でバスやウグイなどを釣る場合は3g程の小さなスプーン、川幅のある河川や水深のあるポイントでは5g~のウェイトのあるスプーンを使い分けるのが理想的です。
淡水スプーン五目釣りのタックル
基本的にバスタックルを持っている方はその流用で問題ありません。
筆者のオススメである3g~5g程のスプーンを使用するのであれば、ULのスピニングロッドに8lbのライン、2000番程度のスピニングリールの使用がベストです。ライトなタックルの方が小型のスプーンを扱い易いですよ!
淡水スプーン五目釣りの魅力
身近な河川にいる淡水小魚を、シンプルな道具立てで狙うことができる「淡水スプーン五目釣り」は、ルアーフィッシングをさらに身近なものにしてくれます。
ルアー自体も安価なものが多いので入手しやすく、様々な魚種を狙う事が出来るので、子供や初心者と一緒に楽しむ川遊びの一つとしてもオススメです。
<川上克利/TSURINEWS・WEBライター>