太刀魚釣りを楽しみたい!防波堤からウキやルアーを使う場合のおすすめアイテムをチェック
2020年05月30日 07:02
抜粋
太刀魚釣りを楽しみたい!防波堤からウキやルアーを使う場合のおすすめアイテムをチェック
太刀魚が接岸し始めるのは、毎年夏前くらいからです。
それから最盛期の秋にかけて、防波堤周辺では人・人・人の波。
太刀魚釣りをウキ釣りやルアー釣りでアプローチするアングラーが、とんでもなく多いですよね。
食べて美味しい!釣って楽しい太刀魚釣り、自分も始めてみたいと考えている人は結構いるはずです。
ここでは、太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けを構成する各種パーツや、ルアー釣りにも視野を広げてご紹介しましょう。
密状態を解消するために、例年通りの太刀魚釣りをおこなうのは厳しいでしょうから、新しい釣りスタイルも模索してみたいですよね。
太刀魚釣りとは
太刀魚釣りとは、深場に棲む太刀魚が接岸してくるタイミングで、ウキ釣りやルアー釣りを駆使してショアから釣り上げたり、ジギングやテンヤ釣りで船から釣り上げたりする釣りスタイルのことです。
カンタンか難しいか、どちらかといえば難しい釣りになるでしょう。
なぜなら、太刀魚の習性や仕掛けに関する知識がないと、釣り自体を始めにくいからです。
特に初心者の人は、ルアー釣りのほうがカンタンだからと勧められて始めてしまうケースが多いようですが、①どこにルアーをキャストするか?②いつキャストするか?③誘い方や食わせ方はどうするか?等々、課題は山積しています。
これはもうひとつひとつ解決していくしかないので、まずは釣り方や太刀魚の習性について知るところからスタートするしかありません。
面倒だなぁ~!とは思わずに、きっちり覚えていくようにしましょう。
太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けに慣れてみよう!
太刀魚釣りのウキ釣りの仕掛け図です。
これを見ただけでも、よく分からないパーツが並んでいますよね。
釣具店に行けば売っているのは間違いなさそうですが、ひとつずつ買い集めて仕掛けに作り上げるのはタイヘンでしょう。
また構成パーツの役割を理解するのも、実際に釣りをしてみたほうが早いかもしれません。
そこでおすすめなのが、太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けセットです。
これを用意して、あとはエサとなるキビナゴを購入すれば、釣りを始めることができますよ。
とりあえずネットの釣り場情報を元に釣り場へ出向くと、人だらけの状態に唖然とするはず。
駐車スペースもままならないようなら、その場を離れてもっと空いている釣り場へ移動しましょう。
周辺を探せば必ず見つかりますから、密状態を避けながら太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けチェックを始めてください。
電気ウキの作動方法や発光チューブの光らせ方、キビナゴのセット方法など、実際にやってみないと分からないことだらけ。
仕掛け自体が長めなので、3.6メートルから5メートルくらいの振り出し式3号前後の磯竿が必要です。
遠投するので、3000番クラスのスピニングリールも用意するようにしたいですね。
太刀魚の習性
太刀魚の習性は、ガツガツしているようで慎重派。
エサのキビナゴに食い付いても、即座に飲み込むようなことはありません。
噛み付いてから、もごもごと口で確認する時間が必ず発生すると考えてください。
ウキ釣りなら、その間ウキが水面で上下します。
そのタイミングでの早アワセは禁物、まだ口の中へフックが入っていませんから、太刀魚の確認行為が完了してからアワセを入れるようにしましょう。
ウキがスーッと沈んで走り出すので、それが合図です。
電気ウキなら、水中に消えていく状況を把握しやすいですよ。
太刀魚釣りにおすすめのアイテムはこちら!
太刀魚釣りに使えるおすすめアイテムを取り上げてみましょう。
まずはウキ釣り仕掛けや、それを操るタックルから。
電気ウキ自体が結構重いので、ガッシリした振り出し式ロッドやリールを揃えてください。
4.8メートルの長さがあれば、太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けを操るのにとても便利です。
遠投もできますが、足場の高い防波堤なら足元まできっちり探ることができますよ。
実は太刀魚、エサを見つけてゆるゆると追いかけてくるのですが、うまく捕食できずにそのまま我々の足元に溜まっていくケースが多々あるのです。
周りのアングラーが皆遠投をしているようなら、足元へウキ釣り仕掛けを投入してみてください。
意外と大物が潜んでいて、いきなり食い付いてくるかもしれませんよ。
ダイワの最新型スピニングリールの3000番です。
じゅうぶんなラインキャパを保持しているので、ナイロンラインでもPEラインでも豊富に巻いておくことができます。
遠投するのも楽ですし、太目のラインを巻いて太刀魚の歯対策も可能ですね。
自重は230グラムと軽めなので、手持ちでアワセ待ちするときも疲れにくいでしょう。
スピニングリールに巻くなら、ナイロンの3号前後がおすすめです。
視認性の高いカラー、例えば黄色やオレンジ・ピンク系のラインを選ぶと、太刀魚が仕掛けを引っ張っていくのが分かりやすいですよ。
磯釣り用のラインには、蛍光カラーのものがラインナップされていますから転用してみましょう。
冨士灯器からリリースされている、太刀魚釣りのセットアイテムです。
自立タイプの縦長電気ウキが標準で入っていますから、釣り場でパッケージを開けてすぐに釣りを始めることができます。
さまざまなパーツが入っていて戸惑うでしょうが、説明書の通りにラインに結べばOK。
最初から遠投しようとはせずに、足元近くの海面へ浮かべて、電気ウキの光り具合や仕掛けが絡まっていないか等々、細かくチェックしてみてください。
こちらも冨士灯器の太刀魚ウキ釣り仕掛けです。
注目してもらいたいのは、電気ウキの形。
潮の流れや波の大小に合わせて、電気ウキも使い分けてみたいですよね。
太刀魚のアタリが分かりやすいものも見つかりますから、そうやって自分オリジナルの釣りスタイルを発見していくのが、釣りの楽しみ方のひとつでもあります。
ロッドやリールまで付いた、太刀魚のウキ釣りセットです。
電気ウキではないので注意してください。
マズメ時ならじゅうぶん視認性は保てるので、このウキ釣りセットで始めてみるのもいいかもしれませんね。
コスパはかなり優秀ですから、家族や仲間の分を揃えたいときなどに重宝するでしょう。
ウキに発光チューブを挿入できるようになっているタイプの仕掛けです。
電気ウキでなくても、ウキの位置を確認できるのがポイント。
リールからの道糸に接続しやすいチチワ仕様ですから、パッケージから出してカンタンに釣りを始められますよ。
ウキ止めゴムやビーズ・オモリも最初からセッティングされているので、それらの役割を体感するのに適した仕掛けともいえるでしょう。
これは、ルアーロッドでキャストするための太刀魚仕掛け=ジグヘッドです。
グロー塗装されているので、水中でボワッと光って太刀魚を引き寄せてくれますよ。
尖った部分にスティックベイト系のワームを装着して使います。
ワームの形状やカラーを変えると、太刀魚の反応も変わるのが分かりますよ。
ウキ釣りスタイルとは全く異なりますが、太刀魚の食い気を誘ったり、居場所を探すのにとても便利です。
前述のジグヘッドに装着する、太刀魚釣り専用ワームです。
かなりよく光るように設定されているので、反応する太刀魚も多いでしょう。
微細に揺れるようなアクションを発生させますから、太刀魚の捕食スイッチを効率よくオンにしてくれるはずです。
こちらはワームではなく、硬めの樹脂ボディで出来た太刀魚釣り専用のキャスティングルアーです。
独特のデザインでロッドワークに俊敏に反応し、広範囲から太刀魚を引き寄せるのに適していますよ。
初めての場所でウキ釣り仕掛けを投入する前に、太刀魚の有無を確認するのにとても便利なルアーです。
エサとルアーのアプローチを絡み合わせながら、新しい釣りスタイルを模索してくださいね。
専門知識を膨らませて太刀魚釣りを楽しもう!
太刀魚釣りのウキ釣り仕掛けや、おすすめアイテムをご紹介しましたが、いかがでしたか?
分からないことの多い太刀魚釣りですが、ひとつずつじっくり理解していけば全然OKです。
ただし、人の多い釣り場で長めの仕掛けをキャストすると、隣りの人の仕掛けに絡まってしまうことも。
そういうトラブルを避けるためにも、自分の足で釣り場を探して、太刀魚釣りに慣れることから始めてみてください。
太刀魚用のルアーアイテムは、その助けをしてくれるに違いありません。
特にバス釣りやアジング経験者なら、太刀魚のルアー釣りスタイル=ワインド釣法はやりやすいといえるでしょう。