アユのトモ釣り名手『高橋祐次』が解説 タフ条件を攻略する方法
2020年06月03日 11:00
抜粋
いよいよ2020年のアユシーズンが開幕。解禁初期には大型が入れ掛かるだろうが、半月もすれば必ず場荒れしてしまう。これは避けて通れないこと。そんな活性が低いタフ状況の攻略方法をアドバイスしよう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース特別版 髙橋祐次)


「タフ条件下」アユ攻略術
私が釣行した際、「シブいな」と思う状況は2つある。
(1)渇水……今シーズンは少雨で大渇水が予想されている。
(2)人気河川でのトーナメント前後……必ず釣果が落ちる。
連日、多くの人が立ち込めば当然、数字は落ちる。一方、大雨が降って増水、二日間ほど入川できなければ釣果は一気に上向く。「誰も釣らない=釣れる魚」が増える、というシンプルな図式だ。
各トーナメンターそれぞれに工夫もこだわりもある。私が最も大切にしていることは「アユの動きを読むこと」。高い位置から観察して、野アユがどのような動きをするか把握する。これが肝要だ。例えば「1mも追いかける」「20cmしか追わない」「じゃれあうようにくっつく」などのパターンがある。どの動きをする魚が多いか確認して、それに合わせた釣法を採用する。釣果が落ちるのは「20cmしか追わない(少ししか追わない)」パターンだ。
群れアユの攻略
群れアユ(縄張りを持っていない魚)が多い状況、これも非常に釣りにくいといえる。この状況下では1尾のハミアユを狙うピンポイント釣法がとても効果的。着実に数字を伸ばすコツだ。まったく追わないのに、漠然と泳がせるよりよほど効果があるだろう。
強い流れから良型を引き出す(提供:週刊つりニュース特別版 髙橋祐次)群れアユを狙うパターンは早朝から通用する。朝イチからハミ(朝食タイム)に入るなら、ハリスをフロロカーボンライン0.8号くらいにワンランク下げよう。魚同士の距離がやや開いている場合はハリスを指3本半~4本近くだすといい。間違って掛かることがある。注意することは限界までラインを細くして極力、群れに同調させること。
さらに、群れが一気に上流や下流に移動する際、ワンテンポ遅れてしまうことを意識しよう。これを理解していれば群れアユ攻略に一歩近付くはずだ。
ハリ選びのポイント
「どのハリをどう使ったらいいか分からない」という声を聞く。
ハリにも気を配る(提供:週刊つりニュース特別版 髙橋祐次)よく追う魚にはシワリ型で、オーナーばりのスティングやJ-TOP、妃刃などがそれだ。追い気がない魚にはストレートバリがお勧め。同社のマイクロX、楔など。シワリ型でも少し開き気味にするとキープ率は上がるだろう。
偏光グラス
魚の動きを見る際、状況によってレンズのカラーを変えよう。朝イチはイーズグリーン、晴れた日中はグレー、曇りの日中はライトブラウン。
状況により偏光グラスを変える(提供:週刊つりニュース特別版 髙橋祐次)使い分けることで野アユの動きをいち早く読み解くことができるはずだ。
アユのトモ釣りを楽しもう
オトリが湖産か、海産か、人工産かで追い方が違い、釣り人が考え抜いて狙って仕留めるアユ釣り。ただ泳がせて掛かる時代ではなく、ほかの人より一歩進んで竿を出せばいい釣果が得られるはずだ。
皆さん新型コロナウイルス感染症で苦労していると思う。今はじっと我慢して、コロナを乗り越え、各河川でお会いできることを楽しみにしている。爆釣祈願!
※写真は2019年以前のものです。
髙橋祐次さんプロフィール
1978年生まれ。京都府京都市在住。ティムコ・サイトマスタープロスタッフ、オーナーばりインストラクター、下野フィールドテスター。22歳で報知アユ名人位を獲得、8期連続防衛した名手中の名手。
<週刊つりニュース特別版 髙橋祐次/TSURINEWS編>















