自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編

2020年06月04日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

新型コロナウイルス感染がなかなか終息しない昨今。こんな時こそ、自宅でウキ作りに挑戦してみてはどうだろうか。今回は最終回。いよいよ完成編だ。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編

いよいよ自作ヘラウキが完成

今回は最終回でいよいよ完成。世界でひとつだけのヘラウキだ。

ボディの仕上げ&塗装編をお届けしよう。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 道具紹介&ボディ作成編

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 研ぎ出し&塗装編

化粧巻き

ボディー塗装を終えたあと、仕上げとして銘を入れたり、ボディーの両先端に金・銀色などの細い線(化粧巻き)を施したりするとグッと見栄えがアップする。これらの作業には、水性の顔料インクや耐水性に優れたポスターカラーマーカーの細・極細を使用すると簡単。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編化粧巻きの線を入れる(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

化粧巻きは、ウキを回転させながらペンを当てると美しく描ける。モーターで回転させる工具を自作する人もいるが、簡単なのは段ボールで支えを作って、トップや足を掛けてゆっくり回転させながら線を入れる方法。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編ウキを回転させながら描く(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

ウキの保護塗装

化粧巻きや銘入れが完成したら、耐水性や紫外線保護のためにウレタン塗装をする。釣具店などで販売されている透明なウレタン塗料を、説明書通りの比率で混ぜて、ウレタン用うすめ液で希釈してボディーと足に塗る。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編ウレタン塗装(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

塗り終わったらトップ先端をテープで巻き、洗濯ハンガーにテープを挟んで吊るし一日乾燥させる。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編洗濯物ハンガーに挟んで塗装(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

乾燥したら耐水ペーパー(800番くらい)で水をつけて磨く。ウレタン塗装の行程をもう一度施して、さらに一日乾燥させる。湿度が高い時や気温の低い時期は二日ほどかける。

ボディーの仕上げ作業

耐水ペーパー(細目の1500~2000番)で水を付けて磨いて、表面を滑らかにする。そのあと研磨剤のコンパウンド(白極細目、木工用)を布などにつけて、ボディーと足を磨いて光沢を出す。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編コンバウンドで磨く(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

これでボディーと足は完成。

トップの塗装

最後の仕上げは、トップの塗装。釣具店などで市販されている蛍光塗料の黒、黄、赤、緑、白の各色を用意。塗る前にトップをサンドペーパー(約200~400番)で、塗料がしっかり付くようにヤスリ掛けしてキズをつける。ムクトップの場合は、発色がよくなるように下地に白色を塗る。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編トップの下地を塗る(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

パイプトップの場合は、逆光でも見やすいように節と節に1㍉ほど透明な部分を残すか、全体に下地として黄色を塗る。目盛の数や配色は、あらかじめ自分が見やすいと思うウキのトップを参考にする。その場合、色の配置と目盛幅を方眼紙などに写しとって、そのとおりに塗装前のトップに印をつけていく。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編トップ目盛の印をつける(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

今回は全11目盛で製作した。トップ先端に向かうほど目盛幅を広くすると見やすい。配色の順番は好みでいいが、帯(黒い部分)を最後に塗るとはみ出して塗ってしまった色を微調整できる。

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編トップ目盛の塗装(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

トップは感度を落とさないために、塗料は極力薄めに塗りたいのでひと筆で描く。重ね塗りすると表面が凸凹してしまう。最後の重要な仕上げ作業なので、集中力を切らさず踏ん張りたい。なお、これらの作業がめんどうなら、市販されている色付きトップを使用してもいい。トップが乾燥したら、世界でひとつだけのウキが完成だ!

自宅生活をちょっと楽しく:ヘラウキを自作 最終仕上げ編何本か同時制作しついに完成!(提供:週刊つりニュース関東版 麻生雅彦)

苦労して作れば感動もひとしお

ウキ作りは完成までに長い時間がかかる。効率よく製作するには、できれば1本だけでなく5~10本ほどまとめて同時に製作したい。納得できるウキができるまで、始めのうちは10〜20本に1本あれば上出来だ。

作業に慣れるまで細かい地道な作業が続くが、完成した時の充実感は作った本人しか味わえない。そうして苦労して自作したウキを使用して1尾を釣った瞬間は、感動して涙がでるかも。みなさんもぜひ挑戦してほしい。

<週刊つりニュース関東版 麻生雅彦/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年5月29日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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