【大阪湾2020】初夏の風物詩「大アジ」釣り攻略法5選 アワセは不要
2020年06月09日 11:00
抜粋
初夏の大阪湾と言えば、船の大型マアジ釣り。2020年は海域の水温が高く冬でも釣れていたが、本番は6、7月だ。ここではそんなデカアジの攻略法を解説してみたい。
(アイキャッチ画像撮影:TSURINEWS関西編集部・松村計吾)


大阪湾の初夏の風物詩「大アジ」
近年、タチウオが釣れ出すのがどんどん早くなり、6月ともなるとタチウオを意識し始める大阪湾の船釣り。しかし、この時期は古くから「大アジ釣り」が人気で、潮回りや時間帯を見ながらタチウオと大アジを狙い分ける船もある。
この時期は、出船時の狙い物を事前に船宿に確認する事をオススメする。が、一応の目安はある。基本的にはタチウオが小さい潮回り、大アジは大きな潮回りと言うのが定番だ。
狙いは40cm超(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)大阪湾の中で大アジが狙えるポイントは無数にあり、神戸方面、あるいは大阪湾奥、泉南のどこから出船してもそれぞれにアジ釣りを楽しむ事ができるのも特徴だ。
大アジ釣りのタックル
大阪湾で初夏に釣れるアジは大型が主体であり、そこが最大の魅力だ。そのためにタックルや仕掛けなども大型に合わせたものになる。
アジは口が柔らかく、大型になると引きに負けて唇が切れてのバラシも多くなる。そのため、穂先の軟らかな竿でアジを暴れさせず、優しく釣り上げるのが基本。具体的にはメバル釣りの長竿で、もう少し胴に張りを持たせたものが好ましい。筆者はアジ・メバル兼用のソリッド穂先で、オモリ負荷は50号、長さ3.6mのタイプを使っている。
リールは小型両軸タイプでPEライン1号を150mも巻いておけば十分。基本的に底での釣りがほとんどなので、カウンターはあまり必要ないが、アジを掛けて巻き上げる時に「あと〜m」なんて目安が欲しい人はカウンター付きをオススメする。
仕掛けは2種類
大アジ狙いの仕掛けは大きく2種類に分かれる。胴突き3、4本バリかサビキ仕掛けである。どちらを使うかはその時の状況によるので、両方を持参しておいた方が良いだろう。
胴突き仕掛けはエサ釣りで幹糸3号、ハリス1.2~1.5号、細軸のアジバリもしくはメバルバリを使った仕掛けが一般的だ。特徴はハリスが30~40cm、時にはそれ以上と長いこと。幹糸とエダスは直接の接続、もしくはヨレを考慮して、回転ビーズなどを使った仕掛けも多い。全長は2.5m前後。
サビキ仕掛けは船用のアジサビキ仕掛けが各種発売されているので利用したい。全長3~3.6mで、ハリス1.5号前後(長さは25cm前後)でハリは9号前後。気を付けたいのは波止でのサビキ仕掛けに比べると、ハリの大きさの割りに全長が長くてハリスが細い事。そして、エダ間が長く取られている事だろう。
釣り方の基本
大阪湾のアジ釣りはまきエサ(コマセ)をしないのが最大の特長だ。胴突き仕掛けの場合のエサはオキアミかアオイソメなどのゴカイ類。いずれもさしエサのみで釣る。
船長が魚探やソナーを駆使してアジの群れを探し、潮上から船を流す釣り方が主流。なので、船長から合図があったら、すぐに仕掛けを投入できるように準備をしておく事が重要だ。
釣り方としては比較的簡単で、オモリが着底したら少し上げて待つだけ。砂底の場合が多いが起伏を多少あるので、時々底を取り直す程度。
大アジ狙い攻略法5選
デカアジ狙いで釣果を伸ばすコツを紹介しよう。
1.オモリの位置を詳細に把握
アジは活性が高ければかなり上まで食い上がってくるが、基本的にボトムを意識する。ただし、オモリを引きずってしまうとあまり食いは良くない。船中にあまり人が居ない時にはオモリを底に付けたまま糸を出し、仕掛けを止めておく方法もあるが、周囲に人が居るとオマツリの原因になるので、基本は竿下を釣る事。
注意したいのはそのタナ。ボトム中心なのだが、オモリを5cm浮かせるのと、10cm浮かせるのとでは食いがかわってくる。大型のアジを確実に釣ろうと思えば、オモリが底ギリギリを移動するようなタナの取り方をしたい。
2.仕掛けの安定を図る
船の揺れによって仕掛けがあまりに上下動するのは、警戒心を与えてしまうのでよくない。軟らかな竿の調子を生かして仕掛けを動かさずに、横へスライドさせるようなイメージで釣る。
3.時には上から落とし込む
アジは上から落ちてくるエサによく反応する。船長の合図で投入した仕掛けが底に着くやいなやアタリが出る事が多いのはそのためだ。そこで、アタリがなければゆっくりと大きく竿を上げて仕掛けを浮かせてからゆっくりと沈めてやる。
時にはエサを持ち上げて行く時に追ってきて食うような場面に出くわすが、基本はフォール、もしくは安定させている途中だ。
4.活性は底潮次第
大型アジの場合、魚探に群れが映っているのにもかかわらず全く口を使わない事がある。底潮が動かず、アジの食いが落ちている時だ。底潮が動き出せば、一気に時合い到来となるので、周りで釣れ出せばチャンスと考えて集中しよう。
活性が高ければダブルも(撮影:TSURINEWS関西編集部・松村)また、潮具合などで活性が下がっている時には、仕掛けを多少動かして、リアクションでの食いを誘発させるのも手だ。
5.アワセは不要
感度の良い竿を使っていると本アタリの前にごく小さな前アタリが出る事が多い。しかし、前アタリ自体は見逃してしまう事が多い。その後の本アタリでいきなり竿が舞い込むのを目の当たりにしてビックリさせられる。
前アタリが分かれば、本アタリに備える事ができるが、非常に分かりにくいので、いきなり強烈なアタリに見舞われると考えておこう。注意したいのは本アタリが出た時の対処だ。びっくりして竿を立てたり、アワセは禁物。アジの口が切れてしまうからだ。
いきなり竿が引き込まれたらそのまま竿の角度を保ったまま引きが弱まるのを待ち、ゆっくりとリールで巻き上げるだけ。途中で引きが強くなれば、竿の角度は保ったままで、巻き上げる速度を遅くしたり、止めたりとリールの巻き上げで対処する。
水面に浮かせたら抜き上げはNG。確実にタモですくうのが良い。20~25cmの中型アジなら大丈夫な事も多いが、30cmを超すアジは確実にタモ入れしたい。目標は45cm級の大アジなので、大アジを掛けた時のためにタモ入れに慣れておくのが良いだろう。
<松村計吾/TSURINEWS関西編集部>















