『100均』メタルジグ形状&カラーカスタマイズ方法 色付けは折り紙で?
2020年06月12日 16:30
抜粋
高いコストパフォーマンスで釣り人に知られる、100均ショップのメタルジグ。もっといろいろな種類を出してほしいと思っている人も多いのでは?そこで、今回は100均ジグを使って形やカラーをカスタマイズする方法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・中野和哉)


100均メタルジグをリメイクしよう
メタルジグは鉛やタングステンなどの金属で作られたルアーで、主にジギングで使用されています。陸っぱりでのショアジギング用のものでも、値段はたいてい1000円程度はします。
そんなときの強い味方が、100円均一ショップで発売されているメタルジグです。低コストでの入手が可能で、もちろん魚も釣れます。お値段は当然100円ポッキリ。ただし、カラーの種類が少なかったり、個体により形が異なり使い勝手が悪く感じると言った、安価商品ならではのデメリットもあります。
しかしどんなメタルジグも、ずっと使用できるものではなく、釣行回数が増えてくると塗装が剥がれたり、打痕ができたりと徐々に劣化していきます。いつの間にか使わなくなってしまったメタルジグが、気づけば沢山……なんてことも。
そんな時は自宅でできる簡単なメタルジグのリメイクに挑戦してみてはいかかでしょうか。
メタルジグの形状と特徴
まず使用しなくなったメタルジグや、100均ショップで購入したメタルジグの形を変える作業です。最初にどのようにリメイクしたいか決めましょう。メタルジグも形状によって特徴が異なってきます。
左右対称タイプ
正面から受ける水の抵抗が左右同じなので、安定したアクションとフォールをします。
左右非対称タイプ
正面から受ける水の抵抗が左右で異なるため、激しく左右に振れるようにアクションをします。
後方重心タイプ
キャストした時に飛行姿勢が安定しているため、飛距離が伸びます。
中央重心タイプ
水平方向を保ったまま安定してフォールさせることができます。
前方重心タイプ
ロッドアクションが伝わりやすくなります。またスイミング時の姿勢を水平に保てます。
今回はアピール力が高く、ロッドアクッションが伝わりやすいメタルジグにリメイクしたいと思います。メタルジグをカスタマイズする作業工程は大きく分けて「成型」、「カラーリング」、「コーティング」の3つです。それぞれに必要な道具類などが違います。今回は3つのパートに分けて紹介しますので参考にしてください。
1.成型作業
まずはメタルジグをお好みの形にする作業です。
使用する道具と材料
・ヤスリ
・サンドペーパー
・マジック
・ティッシュ
作業の注意点
金属の削りカスは人体に悪影響を及ぼす場合があります。必ずマスクを着用し、周りに新聞紙を敷いたり、ダンボールなどで囲いを作るなど、削りカスが飛散しないようにしてください。
汚れを落とす
メタルジグを水洗いし汚れを落とし、目玉シールを剥がして保管しておきます。
目玉シールを歯がして保管(提供:WEBライター・中野和哉)粗削り
メタルジグの削り落としたい部分をマジックで印をします。
削る部分をマジックで書き込む(提供:WEBライター・中野和哉)印を目印に目の粗いヤスリから使用して形を整えていきます。
まずは粗いヤスリで削る(提供:WEBライター・中野和哉)この時にセンターが山の頂上になるように削っていきます。
センターが山の頂点になるように(提供:WEBライター・中野和哉)ヤスリ掛け
形が整ったら一度水洗いをして水分を拭き取ります。目の細かいサンドペーパーをかけ、削った面がツルツルになるように仕上げます。今回は60番→400番→1000番の順にサンドペーパーをかけています。この時に面が粗いままだとシールが剥がれやすく、強度が落ちてしまいます。
細かなヤスリで削ると表面が滑らかに(提供:WEBライター・中野和哉)ちなみに今回の工程にはありませんが、打痕などでへこんだ部分は目立たなくなるまで削るか、エポキシ剤で穴埋めをすると良いでしょう。
2.カラーリング作業
次にメタルジグのカラーを決める作業です。晴れた日に使用するのか、曇りの日に使用するのか、裏表で色をかえるのか、蓄光タイプにするのかなど、イメージが膨らみます。今回は手軽に入手できる、折り紙やマスキングテープを使用したいと思います。
使用する道具と材料
・折り紙
・両面テープ
・マスキングテープ
・ハサミ
・カッター
作業の注意点
ホコリや空気が入らないように注意してください。またウレタンなどで色が溶け出してしまう折り紙やマスキングテープは使用しないでください。
折り紙の切り出し
折り紙の裏面に両面テープを張り、まっすぐにカットします。貼りたい面積より大きな幅の両面テープを使用してください。
折り紙をカットする(提供:WEBライター・中野和哉)折り紙の貼り付け
山の頂上に合わせて、折り紙やマスキングテープを貼り付けます。
折り紙を貼り付ける(提供:WEBライター・中野和哉)ホコリや空気が入らないように、よく押さえて伸ばしながら貼ってください。余った部分を側面に合わせてカットします。この作業を反対側と裏面にも行います。
貼り付けが完成(提供:WEBライター・中野和哉)目玉シールの貼り付け
先ほど剥がしておいた目玉シールを貼り付けます。貼り付け位置に左右でズレがないか、正面から確認しましょう。
目玉シールを貼り付ける(提供:WEBライター・中野和哉)ちなみに今回の画像にはありませんが、メタルジグに名前を入れたりするのも良いでしょう。
3.コーティング作業
最後にコーティング作業です。メタルジグに強度を持たせ、カラーリングで使用した折り紙が剥がれないようにする作業です。コーティングすることによって光沢が出ます。また小さな凹凸もなくなります。今回はセルロースでコーティングしていきます。
使用する道具と材料
・ウレタンまたはセルロース
・段ボール箱
・クリップ
・サウンドペーパー
・カッター
・ティッシュ
作業の注意点
空気のこもらない場所で作業してください。
セルロースへの浸け込み
メタルジグをクリップで吊るして、ゆっくりとセルロースに浸けます。作業を早く行うと気泡が入るのでゆっくりと行ってください。
ゆっくりと浸ける(提供:WEBライター・中野和哉)ゆっくりと引き上げたら吊るして乾燥するのを待ちます。
吊して乾燥させる(提供:WEBライター・中野和哉)セルロースが滴らなくなったら、アイにティッシュで作ったこよりを入れます。
アイにコヨリを突っ込む(提供:WEBライター・中野和哉)ヤスリ掛け
乾燥したら凹凸がある部分や、気泡があれば目の細かいサンドペーパーをかけます。アイ周りのコーティングはカッターで取り除きます。
アイ周りのバリを取る(提供:WEBライター・中野和哉)先ほどとは逆向きにメタルジグを吊るして、再び同じコーティング作業を行います。
向きを逆にしてコーティングする(提供:WEBライター・中野和哉)コーティングの繰り返し
上下逆さまにしてのコーティング作業を1セットとして、3回行います。しっかりと乾燥したらフックなどをセットしメタルジグの完成です。
どうしてもはやる気持ちが出てきますが、しっかりと乾燥させてゆっくり作業してください。
リメイクジグでの実釣
今回はリメイクしたメタルジグで実際に釣れるか、5月末に関西国際空港付近の堤防へ実釣に行ってきました。朝イチは小潮周りも影響してか青物の回遊は見られず、市販のジグも試しましたが魚の反応は得られませんでした。
ツバスの群れ
日が昇り諦め半分で、リメイクしたメタルジグのアクションと左右の振り幅を確認していると、20mほど沖にツバスの群れが……!すかさず先頭をかすめるようにルアーを通すと、可愛いサイズのツバスが遊んでくれました。
小型ながらツバスがヒット(提供:WEBライター・中野和哉)しかし、すぐにツバスの群れが去ったため、キャッチできたのは2匹。その後狙いを変更して、ていねいに底をたたいていると、エソがヒット。
2魚種目はエソ(提供:WEBライター・中野和哉)実際に使用したところ問題もなく、自分好みにリメイクしたメタルジグなので扱いやすかったです。今回はツバス、エソと寂しい釣果ではありましたが、しっかりと魚が反応してくれ一安心しました。
リメイクの利点
リメイクの良い点は、使わなくなったメタルジグが生まれかわるだけではありません。市販にないカラーを使用できたり、少しほしかった飛距離をプラスできたり、アピール力を抑えたりと、メタルジグを自分のイメージに近づけ使用することができます。
そのため、他のアングラーと釣り場において、差別化ができ、釣果に影響することもあります。また、100円均一のリメイクルアーなら、低コストなので初めてのポイントでもパイロットルアーとして積極的に地形を探ることができます。
満足のいくルアーにリメイクしていくのは簡単ではありませんが、自分の手で理想に近づけていくのも楽しい作業です。釣りに行けず自宅にいる間に、一度メタルジグのリメイクを試してみてはいかかでしょうか?
<中野和哉/TSURINEWS・WEBライター>
関西国際空港付近の堤防














