今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要

2020年06月17日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

バス釣りに興味がある、釣りには行ってるんだけど、なかなか釣果に結びつかない。という方は必見!今回は、一度は聞いたことがある『フィネス』について解説させて頂きます。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・M_style)

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要

フィネスフィッシングとは?

一般的な「フィネス」または「フィネスフィッシング」とは、スピニングタックルで軽めのルアーやワームを使って行う釣りのことで、まとめて「フィネス」と呼びます。

また、ベイトタックルを使ったフィネスフィッシング(ベイトフィネス)もありますが、今回はスピニングタックルでのフィネスについて基本を解説します。

フィネスが生まれた経緯と背景

軽めのルアーやワームを扱った釣り方(フィネス)は、よりルアーを本物のエサに見立てて使うことができます。バス釣りといえば「プラグ」をぐりぐり巻いて釣る、というイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。

しかし、近年はバス釣りの人気に伴い釣り人が増加し、プラグでの釣り方だけでは、バスに口を使わせることが難しくなってきました。そこで活躍するのが、よりナチュラルに魚を誘うことができる「フィネスフィッシング」という釣り方です。

バス釣りの代表的な釣り方

バス釣りには数多くの釣り方があります。トップウォーター、巻き物、中層スイミング、ボトスト(ボトムストローリング)、リアクションなどです。これらの釣り方はほんの一部に過ぎません。

ですが、この代表的な5つの釣り方をマスターされている方は非常に少ないと思います。

・トップウォーター:表層でバスを誘う釣り方。水面に浮かぶルアーやワームを使います。
・巻き物:常に巻き続けるルアー。バイブレーション、クランクベイトなど。
・中層スイミング:中層をフワフワと泳がせる釣り方。ルアースピードを押さえます。
・ボトスト:底付近をフワフワと泳がせる釣り方。底をずる引きするのとは異なります。
・リアクション:ルアーやワームを操作している際に、不規則な動きを意図的に加えます。

水の中は自分では見えません。頭の中でイメージしていても、実際は全然違った、ということも多いハズ。でも最初はそれでいいんです。「イメージする」ということが一番大切なんです。

「中層を泳がせるイメージだけど、全然釣れない。でもボトム付近で泳がせたら釣れた」。これはしっかりボトストができた、という訳です。このような積み重ねが経験となり、感覚が確信にかわっていきます。

フィネスのメリット&デメリット

より本物のエサに近づけることができるフィネスフィッシングでも適材適所があります。場面で釣り方がかわるように、常に釣れ続ける訳ではありません。ここではメリット&デメリットとして、適している場面と適していない場面などを紹介しましょう。

メリット

ハードプラグなど強い釣りで反応しない、口を使ってくれないバスに対しては、フィネスはとても有効です。より繊細に魚にアプローチすることができるので、バスに警戒心を与えず、「これなら食べられる」という意識に持っていけます。

また、ラインが細いので、ワームがナチュラルに動いてくれます。ワームのアクションが一番生きるのは「ノーシンカー 」です。オモリも何も付いていない、フックだけをちょこんと刺した状態が、ワームが一番良い動きをするということを覚えていると、よりフィネスに近づけると思います。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要ノーシンカーでヒット(提供:WEBライター・M_style)

デメリット

サーチと呼ばれる釣り方には向いていません。広範囲にバスが散らばっている秋口~晩秋にかけては、フィネスより巻き物系のルアーで探っていく方が効率が良いです。バス釣りは効率の良さ、手返しの良さが釣果に繋がります。「 バスを探す」釣り方をする際は、フィネスを率先して投入する必要はありません。

また、ラインが細い分、デカバスがヒットした際にラインブレイクの危険があります。ロッドワーク、ドラグワークが重要になりますので、日頃からバスとのやり取りを繊細に行うよう、意識してみてください。

フィネスのロッド選び

それでは実際に釣りをする際のタックルをご紹介していきましょう。

竿1本でもいろいろ硬さ(パワー)があります。UL(ウルトラライト)、L(ライト)・ML(ミディアムライト)、M(ミディアム)、MH(ミディアムヘビー)、H(ヘビー)、EH(エクストラヘビー)などがあり、これらが一般的なロッドの硬さになります。その中で、フィネスに使用するスピニングロッドの基準はL(ライト)で考えて頂いてOKです。

品番に情報が集約

ロッドの品番には長さや調子などが表記されている場合が多く、ロッド本体やロッドケースなどにも記載されています。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要品番には情報が集約されている(提供:WEBライター・M_style)

たとえば上の写真を見てください。ロッドの商品名の次に「FDNS-64L MGS」と言う品番が記載されているのが分かりますね。この場合は、長さ64(6ft4inch)、L(ライト)、MGS(マイクロガイドシステム)搭載と言った感じです。

基本的にフィネスの釣りでは、扱いやすい長さは6ft~6ft7inchが基準になります。Lクラスのスピニングロッドであればこの長さの物が多いです。

フィネスのリール選び

様々なスピニングリールがある中で、バス釣りに使われる一般的なリールの型番は2000または2500になります。こちらの型番はスプールと呼ばれるラインを巻く部分の口径の大きさによって異なります。2000Hと記載されている場合は型番2000のハイギア、2500SHと記載されている場合は型番2500のシャロースプール、ハイギアとなります。

オススメの番手

下のリール写真を見ていただけると分かりやすいのですが、左のリールは2500SHつまりシャロースプールになっており、ラインをたくさん巻く必要がありません。2000番に比べて2500番の方がライントラブルが少なく済みますので、まずは2500番をオススメします。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要リールのスプールに注目(提供:WEBライター・M_style)

フィネスのライン選び

スピニングリールによく巻くラインの太さは2.5lb、3lb、4lb、5lbです。単位はポンドと読みます。スモールマウスバスをボートで釣る際に2.5lbをよく使いますが、それ以外の場面では滅多に2.5lbは使わない、という認識でOKです。

ポンド数を落とせばそれだけラインが細くなり、バスに違和感を与えなくなりますが、同時にラインブレイクの危険も高くなるということになります。

オススメは4lb

たとえば、3lbであればラインも細く軽くなり飛距離もUPできますが、繊細なドラグワークなどが重要になってきます。そしてルアーも限られてきます。まずは1本のロッドでこなすのであれば、5lbでも問題ありませんが、今回はフィネスに特化するという意味合いでも4lbをオススメします。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要4lbラインがオススメ(提供:WEBライター・M_style)

野池のフィネスフィッシング

同じバスを釣るにしても場所が違えば食性も違い、行動パターンも違います。ここでは対比でもある野池と河川でのフィネスアプローチの違いをご紹介させて頂きます。

まず野池のバスの食性について考えてみましょう。虫、ザリガニ(甲殻類)、小魚、ブルーギルなどがメインベイト(餌)です。その中でも、虫を探して岸を向いているバスをよく見かけませんでしょうか?釣り場に到着するなり、バスの回遊や単体でフラッと入ってくる個体を見かけると思います。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要野池のフィールド(提供:WEBライター・M_style)

岸向きで虫を狙うバス

もちろん時期にもよりますが、冬以外は基本的に岸際に寄って虫を狙っているケースが多いのです。だからといって、虫に似たワームをわざわざキャストする必要はありません。虫のみを食べている訳ではありませんので……。

全ての釣り場でも共通して言えることですが、岸際や護岸際は一級ポイントです。釣り場に着く前には、遠目から魚が居ないか確認することも重要になります。

日中は日陰などを探す

また、日中など太陽が真上にある際などは水通しの良い場所やシェード(日陰)、ディープ(深場)などでゆっくりしている個体が多いので、そういった場所にフィネスで繊細にアプローチすれば必ず答えが返ってくるはずです。

河川のフィネスフィッシング

河川のバスの食性について考えてみましょう。小魚、ザリガニ(甲殻類)などがメインベイトです。野池と違ってメインベイトに大きく偏りがあります。だからといって、決めつけで小魚に似たルアーをずっとキャストし続けると、一日中何もないままで終わってしまった……と言うことにもなりかねませんので注意してください。

今さら聞けないバス釣りのキホン:『フィネス』 短所の理解も重要河川のフィールド(提供:WEBライター・M_style)

河川の変化

河川のバスの特徴として「変化を好む」ということがあります。たとえば

・水の流れがかわっている(反転流など)
・水の流れが周りより効いている
・岩や石が多いエリア
・ストラクチャー(流木やテトラや杭など)がある
・地質のかわり目

などが変化となります。河川のような広いエリアでは、バスを探すのは非常に困難です。つまりこのような変化があるエリアでは、バスがいる可能性が非常に高くなりますので、間違いなく一級ポイントになります。

流れの中での釣り

また、河川は常に流れがある状態です。フィネスやライトリグの釣り方は「上流側にキャストして下流側に流す」と言うのが基本になります。上流側から流してくることによって、ワームがナチュラルに動いてくれます。

逆に下流側にキャストして上流側に引いてくると、ラインが流れに引っ張られてしまい、バスに違和感を与えてしまいますので注意してください。

上流側からナチュラルにストラクチャーに、ワームを流し込むというアプローチを日頃から心がけることによって間違いなく釣果がかわってきます。河川でのバス釣りは野池と比べて難易度は上がります。ですが、河川のバスはコンディションの良い個体も多く、価値ある1尾と言えます。

フィネスフィッシングのススメ

いかがでしたか?ネチネチしなきゃ釣れないフィネス……と思っていた方も多いと思いますが、決してそんなことはありません。狙ったポイントで狙った釣り方をしているからこそのフィネスであるということが、お分かり頂けたかと思います。

細いラインと繊細なロッドパワーでデカバスとのギリギリのファイトができるのはフィネスだけです。ゴリゴリのタックルでバスを釣るのも楽しいですが、魚の引きも楽しみたい、数をたくさん釣りたいという方には、ぜひともマスターして頂きたいと思います。

<M_style/TSURINEWS・WEBライター>

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