【東海2020】メッキゲーム初心者入門 秋に向けていよいよシーズン突入
2020年08月27日 11:30
抜粋
夏から秋にかけて太平洋側の黒潮が当たるエリアでは、メッキが楽しめるシーズンとなる。今回は「メッキゲーム」の攻略について、初心者にも分かりやすく解説していきたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


黒潮の申し子「メッキ」
メッキという名前は正式名称ではなくロウニンアジ、ギンガメアジ、カスミアジやオニヒラアジなどヒラアジ類の幼魚のことを総称して呼ばれる。南方系の魚で、初夏に黒潮に乗って中部地方にもやって来るが、冬場の水温低下には弱く越冬できないため、死滅回遊魚ともいわれている。
中部地方では毎年7月中ごろになると、500円玉サイズのかわいいメッキの姿が確認できる。お盆を過ぎたころには15cmを超え、9月には20cm級の数釣りが楽しめるハイシーズンとなり、晩秋には25cm級まで成長する。近年は海水温上昇の影響か、まれに越冬できた個体も存在し、30cmを超える尺メッキが釣れることもある。
シーズン初期はおチビちゃん(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)とはいうものの、その年々で海水温の推移や黒潮の影響によって当たり外れはあるので、始まってみないと分からない部分は多い。
メッキゲームのタックル&装備
次にタックルと装備について解説していこう。
ロッド
メッキのサイズ、狙うポイントや時期でタックルを使い分けたいが、この中部地方では大きくても30cmまでの魚なので、あまり難しく考えず7ft前後のスピニングロッドで少し張りがあるものを選ぶとよい。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)最近は専用ロッドも各メーカーから販売されているが、メバル、アジ、バスやトラウト用の流用が可能だ。ただし、トゥイッチを多用するので、長過ぎたり重いサオは扱いにくいので避けたい。
リール
リールはサオに合わせる必要があるが、2000番前後のハイギアモデルがお勧めだ。ノーマルギアでも使用できるが、速巻きを多用するのでギア比が高いものが楽だろう。
ライン
また、使用するメインラインは積極的にルアーを動かす釣りなので、伸びが少ないPEラインがお勧め。太さは0.3~0.6号程度。リーダーはフロロカーボンラインの6~10lbを1mほど取れば十分だ。そしてルアーローテーションで時間を無駄にしないためにも、スナップも必須だ。
越冬する個体は30cmを超える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)基本的には暑い時期のデイゲームが中心で、シャローエリアをラン&ガンすることが多い。日中はとにかく暑いので、日焼け対策を万全に整えることと、安全装備としてウエーディングベストなどライフジャケットの類の着用も忘れずに。
その他、偏光サングラスも重要度は高く、海中の様子が見やすくなるのでメッキやベイトの動きとストラクチャーの確認に使いたい。また、目を保護できるという意味でもあると安心だ。
ルアーの種類
ルアーは5cm前後のものをメインに使用する。ポッパー、シンキングペンシル、シンキングミノー、メタルジグ、ジグヘッド+ワームの5種類あれば十分だが、サイズが異なるものをいくつかそろえておくと完璧だ。
ルアーは5cm前後のものをそろえる(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)そして、この中で特に重要なるのがシンキングミノーといえる。種類もさまざまだが、特にお勧めするのはヘビーウエートでトゥイッチするとギラッとヒラ打ちするタイプのモノだ。スミスのDコンタクト50やデュオのスピアヘッドリュウキ45Sがまさにそれで、ルアーケースに1つは入れておきたい。
利点を簡単に説明すると、(1)飛距離が稼げる、(2)ヒラ打ちのアピール力、(3)フォールの速さのアピール力の3つ。速巻きやトゥイッチの横の動きも重要だが、フォールの縦の動きにも反応がいいので覚えておこう。
メッキのポイント選び
次にポイントだが、釣れるエリアとして太平洋側のなるべく南に行くこと。私の住む三重県でいえば熊野灘の沿岸がお勧め。三重県北部でも温排水が出るような水温が高い場所なら釣れるが、南方系の魚なので自然が豊かなより南のポイントで釣るのが気分もよく面白い。
流れ込みは探っておきたい(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)基本的な狙い所として重要なのが、シャローエリアと水温が高い所の2点だ。サーフ、流れ込み、ブレイクライン、岩礁帯、スロープ、ノリソダ、係留船の影やブイの周辺、ミオ筋、橋脚や土留め壁の周辺を狙おう。
これだけ聞くと「なんだ、どこでも釣れるのか?」と思うところだが、ハイシーズンともなればどこでも釣れる。とはいうものの魚影の濃い薄いはあるので、これらのポイントがいくつも複合するような場所を効率よくラン&ガンすると数を拾えるだろう。
また、朝夕のマヅメはチャンスタイムなので、マヅメに入るポイントから逆算して考えて組み立てるといいだろう。
シャローでの狙い方
とにもかくにも目につくシャローで、速巻きしながらメリハリのあるトゥイッチを入れるのがハイシーズンの基本スタイルだ。スローなアクションでは見切られてしまうので注意しよう。
トラブルも少なく、安定して釣果が見込める小規模サーフやスロープといったシャローエリアの狙い方から説明しよう。
定番スポットのスロープ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)ベイトを探す
基本的にこれらのポイントは足元からなだらかな傾斜がつき、徐々に深くなっていく。そしてこのシャローにベイトが追い込まれている状況に遭遇できれば、期待度はMAXだ。そんな状況では、ベイトの動きに合わせて投げてみよう。
ベイトが見えなくても、水面のわずかな変化があれば投げてみるといいだろう。もし全くベイトが確認できない状況でも、狙ってみると意外と好反応な場所がある。
テトラや藻場が絡むサーフも狙いめ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)サーフであれば、点在する岩礁帯やテトラの周辺や流れ込み周辺。スロープは敷設されたレールがあれば、この延長線上とスロープ終点の段差部分がいい。いずれもシャローなので、シンキングペンシルが水面から飛び出さないよう注意し、高速巻きにトゥイッチを混ぜて小魚が逃げる様子を演出する。
誘い方
初心者の人で、引き抵抗が少なく扱いづらいようなら、リップがあるミノーを使ってもいいが、潜ってしまうので根掛かりには注意したい。
スロープ段差の落ち込みについては、段差の際をヘビーウエートタイプのミノーをフリーフォールさせて誘ってみたり、ボトムから一気に縦のトゥイッチで誘い出すのが効果的だ。
ルアーアクション&ローテーション
ルアーを動かす際には、食わせの間を意識することがとても重要だ。高速巻きといっても常に高速で巻き続けるのではなく、ハンドル数回転に一度一瞬だけ動きを止めルアーの姿勢を崩してみたり、一定のリズムのトゥイッチの中で動く幅や向きを変える工夫をするといいだろう。
また、シャローで食いが悪いときは、港内や河川、ミオ筋の深場をシンキングミノーやメタルジグで探ってみよう。基本的にはいったんボトムまで沈め、エギングの要領でシャクって誘い出し、ブレイクで食わせのアクションを意識してみよう。根掛かりに注意が必要だが効果的だ。
ジグヘッドリグやメタルジグも有効(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)ハードルアーを使用する人が多いが、3g以上の少し重いダート系のジグヘッドを使用しても面白い。係留船やイカダの影を狙い、深い所からキビキビとダートさせながらレンジを上げながら誘うと、動きに魅せられてメッキが飛び出してくる姿が見られるだろう。
また、暑い時期のデイゲームはトップが面白い。シャローエリアで有効だが、ポッパーやペンシルで速めのアクションで誘い、メッキがバシャッと水面を割る姿はいつ見ても面白い。なかなかヒットしないこともあるが、興奮度はMAXだ。
メッキはリリース時に注意が必要だ。リリースした魚が群れを引き連れて、どこかへ行ってしまうことがある。すぐにリリースするのではなく、いったんバッカンなどで生かしておいて、移動する際にリリースするなり、おいしい魚なのでそのままキープするといいだろう。
メッキ当たり年に期待
今年も1年生メッキのかわいい姿を確認できているが、はたして当たり年となるのだろうか。本格的にシーズンに入ってみないと分からないが、当たり年であってほしいと願う。もしメッキが外れ年となったとしても、外道でクロダイ、ハタ、フエフキ系や青物の子供などの面白い魚が釣れるので、五目釣りとして楽しむのもいいだろう。
本命不在なら五目ゲームとして楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)また、今年も猛暑の夏となっており、熱中症対策は必ずしてほしい。帽子の着用はもちろん、水分補給はこまめにし、適度に休憩を入れながら楽しんでいただきたい。
ゲーム性と手軽さは抜群(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>















