波止フカセ釣りで46cmチヌ手中 エサ取りパラダイスに苦戦【大分】
2020年09月01日 17:00
抜粋
夏の波止釣りは己の体力との闘いである。だが、こんな時こそ大型チヌ狙いの絶好のチャンス。エサ取りの猛攻に閉口しながらも、最大46cmのチヌを頭に本命4尾の釣果となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・誠太郎)


津久見港でチヌ狙い
8月8日早朝5時、足場もよく、水深も十分にある大分・津久見市の津久見港に到着。太陽はまだ顔を出していないのだが、まきエサを混ぜ、フカセ仕掛けを組んでいるだけで汗まみれ。
まずは様子見で、00号のウキを使い、まきエサと同調させながら、波止場の上層から下層まで探る全層狙いでスタートした。
当日の状況&作戦
まきエサを打って期待の第一投。当日の津久見の満潮時刻は午前9時30分。潮の流れは満ち込み独特のトルクのる左流れ。幸い上潮が滑る2枚潮ではなく、00号の仕掛けがなじむと良い感じで入っていく。
今年の津久見周辺の各波止場ではゼンゴ(アジ)の活性が低いらしく、この日もゼンゴの気配を感じない。このゼンゴ、私にとっては大敵で、海底付近のチヌまでエサを届けることを阻む厄介なヤツだ。従ってゼンゴの活性が低いのは、チヌ狙いの私にとっては実にラッキーなのである。「今日は行けるか?」と期待は高まる。
今回は、ゼンゴやコッパグレ(小メジナ)、そしてミニマダイの活性が高いと予想していたので、練りエサを準備していた。エサ取りが邪魔をするようであれば、練りエサを大きくして一気に底までエサを届ける作戦。
朝マヅメは空振り
しかし、思いのほかエサ取りの活性が低い。生オキアミもたまに頭を取られる程度で、ほぼ素通りして海底まで届いている様子。これなら逆に釣り開始早々、良型チヌに巡り会えるのではないか…と、ワクワクしたが、そうは上手くいかなかった。
試行錯誤を繰り返しているうちに太陽が顔を出し、一気に気温が上がる。待望の朝マズメの一発は逃してしまった。
エサ取りに苦戦
太陽が昇り、明るくなると同時に、まきエサを打つと、ものすごい波紋が湧きたつ。海面が光って見えないのだが、エサ取りのお出ましである。さらにまきエサを打ってから海面を凝視すると、一面「真っ赤に染まる勢い」でエサ取りが群がってくる。
正体は15cmくらいのゼンゴである。ゼンゴが小さすぎるので、チヌバリ2号のさしエサを直接食い込んでハリ掛かりすることはないが、仕掛けを投入して縦の層を探っている間、竿先にピンピン豆ゼンゴが突くアタリが出て非常に釣りにくい。
そして、竿先に待望のアタリらしき反応が出た。明らかに豆ゼンゴ以外の魚の食い込みである。しかし、上がってきたのはミニマダイ。上層の豆ゼンゴは小さすぎてエサ取りとしては問題ないようだが、その下層にミニマダイが群がっているようだ。
難敵のミニマダイ(提供:WEBライター・誠太郎)これはさすがに交わせない。このミニマダイにはネリエサも通らず、容赦なく食ってくる。最初はエサ取りの活性の低さに面を食らったが、本来の想定通り、エサ取りパラダイスで苦戦する釣りとなった。
超遠投で重量級『イラ』
練りエサもミニマダイにやられることから、足元にまきエサをタップリ打ち、仕掛けは超遠投。そのまま仕掛けを張り、振り子のように底に落とす。下層で仕掛けと合流するであろうと予測される場所にまきエサを打ち、ここで食わせる戦法で挑んでみた。
これが功を奏し、仕掛けを回収すると、練りエサは多少かじられるも底まで届いている。チャンスである。さしエサは練りエサがベストであると確信し、ひたすら打ち返す。そして遂に待望の竿引きのアタリ。
底で掛けたし、グイグイ引っ張る重量感のある引きなので、完全にチヌを掛けた…と、思い喜んでいたが、上がってきたのはイラ…。楽しい引きを味あわせてくれたことは感謝。「そうやね。あんたの存在忘れとったよ」と、魚に話しかけ、リリースした。
チヌと思ったのにイラだった(提供:WEBライター・誠太郎)ようやく本命と対面
満潮の潮止まりに入り、釣る側から見れば仕掛けとまきエサとを同調させやすい状況。緊張感が高まり、今か今かと竿先を凝視。そして遂に竿先にアタリが出た。アワせると乗った。
型は小さいが、今度はチヌ確定。とりあえず作戦通りに釣って、本命を手にした。あとは良型が釣れてくれるのを祈るのみだ。その後、同サイズのチヌを1尾追加できた。
ようやくチヌがヒット(提供:WEBライター・誠太郎)引き潮で状況が一変
良型が必ず寄ってきていると信じ、いつでもアワせられるよう臨戦態勢。炎天下でも好きなことをしていると快感はあっても苦痛は感じない。不思議なものである。
やがて潮が引きに入り、潮が右流れにかわった。若干上潮が速いが、そこは「絨毯まきエサ打ち」でカバー。やがて練りエサもかじられなくなり、さらに生オキアミまで丸残りで帰ってくるようになった、絵にかいたような展開で、良型との間合いが近づいてくる。
ついにチヌ46cm浮上
オキアミが残りだした数投目、遂に待望の劇的なアタリ。アワセを入れて竿を立てると、竿が弓のようにしなる。
「朝に釣ったイラのデカいヤツかもしれないので、ぬか喜びしないようにしよう」。しかし、その心配は無用で、沖の方でガバッと海面を割り姿を見せたのは、念願の本命であった。サイズは46cm。
この潮でさらに小型を1尾追加。引き潮に入ると、先ほどまでの緊張感を感じる潮とは打ってかわり、朝はハリ掛かりしなかった豆ゼンゴの勢いが強くなり、遂にハリ掛かりするようになった。頃合いとみて潔く納竿。
ハリに掛かりだしたゼンゴ(提供:WEBライター・誠太郎)最終釣果と今後の展望
当日釣ったチヌは46cmを筆頭に4尾。体調管理をしながら猛暑に打ち負けることなく集中力を維持できたことが良型との出会いへ導いてくれたと思う。
当日の釣果は本命4尾(提供:WEBライター・誠太郎)今後、津久見港では暑さが和らいでくると、グレの型もよくなり、波止場から30cmオーバーのグレも釣れるようになる。
ピーク時には良型グレを狙っている最中に、グレにエサを横取りされてストレスが溜まった良型チヌが浮き上がってきて、チヌ、グレともに良型も登場する。しかし、しばらくは炎天下でエサ取りを交わしながらの釣りが続くので暑さ対策は万全にしたい。
夏場の注意点
暑さ対策は皆さんそれぞれ心得ていて説明するまでもないが、私の場合、津久見港は車が横付けできるので、少しでも身体の不調を感じれば、車内のクーラーを効かせて体温を下げたり、時にはエサが多少残っていようが、釣りを中止して帰宅する英断も忘れないように心がけている。
また、作業船が入港してくるので、その時は素早く移動し迷惑にならないようにしよう。
<誠太郎/TSURINEWS・WEBライター>
津久見港
所在地:大分県津久見市
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