クーラーボックスの保冷力解説 「壁の中の素材」と「サイズ」で決まる?
2020年09月17日 11:00
抜粋
魚の持ち帰り方次第では鮮度も落ちたり、身が劣化することも。今回は鮮度保持の必須アイテムであるクーラーボックスのサイズ別に、オススメの素材を解説します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)


「クーラーボックス」は必須アイテム
スーパーや市場でいくら新鮮な魚を購入して食べようとも、新鮮さでは釣りたてほやほやの魚には絶対に勝ることはできません。しかし、それは魚を釣ってから持ち帰るまでの鮮度を保った上でのことであって、この処理がきっちりとできていなければ、釣り上げた新鮮な魚も美味しくは食べられません。
では、どのようにして釣り上げた魚の鮮度を保って持ち帰ればいいのか。まず、鮮度を保つための絶対に必要なアイテム。それは保冷用クーラーボックスです。クーラーボックスは、サイズなどに応じて価格帯が非常に幅広のが特徴です。
当然ながら、保冷力の高い製品ほど価格も高くなりますが、特に夏場から秋口のまだまだ残暑厳しいこの時期は、魚の保冷力に大きな差が出てくるので、値段価値はそれなりにある思います。
クーラーボックスを大きく分類すると、どのような素材や保冷力を持った製品が揃っているのかを簡単に説明しましょう。
選ぶ際の目安
前述のように、クーラーボックスはサイズなどに応じて低価格帯の商品から高価格帯の商品まで、数多くの種類が取り扱われています。
釣行の際、自分の狙う魚の大きさや魚種、釣行時期などによって必要とするクーラーボックスの種類も、その時の状況に準じてかわってきますので、それぞれの特徴を覚えておく必要があります。
素材による保冷力の違い
クーラーボックスは「ボックス」と言う名の通り、見た目は魚を入れる箱状の入れ物なのはご存じの通り。大きさは一目瞭然で違いが分かりますが、保冷力の面での違いはボックスの壁の中に使われている素材の違いです。
ここからはクーラーボックスのサイズ別に使われている素材の目安を紹介しておきましょう。ただ、全てが当てはまることはないので、あくまでもクーラー選びの際の目安として参考にしていただければ良いでしょう。
分厚い壁内の素材で保冷力が決まる(提供:WEBライター・兵頭良弘)サイズによる保冷力の違い
クーラーボックスは冷蔵庫のように、自ら冷気を生み出すアイテムではなく、同時に入れる氷や保冷剤による冷気で冷やします。そのため、大型のクーラーボックスほど容器内を冷やすのにも氷を多く消費します。逆に小さいクーラーボックスほど、容器内を冷やしやすいのです。
大きさによる保冷力の差は大きい(提供:WEBライター・兵頭良弘)小型魚用のクーラーボックス
近場での小物釣り(サビキ釣りやキス釣りなど)用として購入するなら、対象魚から想定して、クーラーボックスの容量は10~15Lの大きさで十分に事足りるでしょう。この価格帯には高価なタイプもありますが、用途を考えると低価格な商品でも十分でしょう。
低価格帯のクーラーボックスには、壁内の素材にスチロールを使用したモデルが多く、自重は軽量ながら、保冷力が弱いことから、真夏の釣りや遠征の釣りなどにはあまり適していません。釣り時間や持ち歩きの時間が短かい釣行に向いています。
大型魚用のクーラーボックス
高価格帯の大型クーラーボックスは前述のように、容器内を冷やすのに氷を多く消費します。そのため、スチロール性などの保冷力の低い素材では、氷の消費が激しくなります。そこで、壁内の素材として真空パネルを採用したモデルが多く、価格は高いが保冷力は抜群に良いのが特徴です。特にクーラーの上面、底、側面の6面を真空パネルで囲ったタイプが、最も保冷力が高く高価な商品が多いようです。
真夏の暑い時期や傷みの早い青物狙いなどに適していると考えられます。サイズは50L前後の大型なら収納スペースが広く、メジロ、ブリクラスが保存できれば最高ですね。また、サバなど鮮度が落ちやすい身の魚にも安心です。
中間サイズのクーラーボックス
スチロールと真空パネルモデルの中間帯に採用されているのがウレタン使用のクーラーボックスです。自重、保冷力、価格帯とも一番、オーソドックスで一般的な仕様と言えます。サイズ的には20~25Lぐらいのものが一般的に扱いやすいですね。
保冷用クーラーボックスは以上の特徴を参考に選んでいただければと良いと思います。まだまだ気温の高いこの時期、真空パネルを採用したクーラーを使ってみれば、氷の溶け方、保冷力の違いは一目瞭然。少し値段は高いですが、魚の鮮度はそれなりに保てるように思われます。
<兵頭良弘/TSURINEWS・WEBライター>
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