【東海2020】秋のエギング徹底攻略 ビギナーから脱却するためには?
2020年09月18日 11:30
抜粋
待ちに待ったアオリの数釣りシーズンがやってきた。ターゲットは今年の春に生まれた新子のアオリイカ。「目指せ!ビギナーからの脱却」をテーマにノウハウを紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


アオリイカの釣りシーズン
今年の春、産卵のため親アオリが大挙して接岸した日本海。だがコロナの影響で自粛規制がかかり、親イカ祭りとはならなかった。親イカの大量接岸で秋の新子アオリには期待が持てたのだが、いざフタを開けてみると梅雨の長雨の影響で、イカたちの成長は遅く、思った以上に数がいないのが現状だ。
経験値アップには数を釣ること(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)だが梅雨明けの猛暑のおかげで成長が遅かったイカたちもこのまま順調にいけば、9月中旬ごろからエギに乗るサイズの数釣りが楽しめそうだ。
エギングのタックル
タックルは一般的なエギングロッドに2500~3000番のリール、ラインはPEライン0.6~0.8号、リーダーはフロロカーボンラインの1.5~2号だ。今回一番重要なのはPEラインで、釣り方の項で説明したい。
タックル図(作図:山根充伸)ほかにライフジャケットは必須。偏光グラスは重要なウエートを占めるアイテムだ。あとはクーラーやタオル、水分補給の飲料も欠かせない。
アオリイカのポイント選び
ポイント選びはそんなに難しくない。初旬は深場以外なら、さまざまなフィールドで見ることができる。
テトラ帯は狙い目(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)具体的な例を挙げると、堤防やテトラ周り、藻場周辺、露岩や沈み根周り、漁港内の係留船周りなどを重点的に探ろう。
藻場や露岩が絡むポイントも(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)今回はサイトエギングがメインになるので、足元が垂直になった堤防がお勧め。あと簡単にイカがいるポイントを見つける方法は、地面にスミ跡がある場所があればイカが釣れていた証拠。当然チェックしておきたい。
エギングの釣り方
ポイントが決まったらエギをキャスト。着水したらリールのベールをフリーのまま、ロッドの先端をキャスト方向の水面45度ぐらいに向けて下げ、フリーフォールでエギを沈める。
エギが底付近まで沈んだらアクション開始。シャクリを入れて、周囲のイカたちにアピールしよう。シャクリを入れた後は、テンションフォールで再びエギを底まで沈めるが、イカはこのフォール中にしかチェイスしてこない。シャクった後はラインに集中しよう。アタリがなければこのセットを数回繰り返す。
エギが近くまで戻ってきたら、そのままピックアップせずに底付近から一気に連続シャクリで水面付近まで浮上させる。活性の高いイカがいればエギを追尾して浮上してくるので、あとはサイトエギングで仕留めたい。
イカがついてこなければ、キャスト方向を変えて繰り返し探ってみる。簡単だが、これが一連の流れだ。
エギのカウントダウン
新子のアオリイカは食欲旺盛で、エサを求めて表層から底付近まで各レンジを泳ぎ回っているが、基本はエギを底まで沈める。沈む時間は、水深とエギの号数によって違うが、キャスト後は頭の中でカウントを数えながらエギを沈める。
基本は底付近に沈める(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)例えばカウント20で根掛かったり、藻などが引っ掛かってくるようならそれより秒数を少なくする。何も引っ掛かってこなければ、秒数を増やして底付近にアジャストするようにしよう。
エギの動かし方
エギングは基本的に大きく分けて、上方向の「縦の誘い」と、エギを左右にダートさせる「横の誘い」がある。
「縦の誘い」は、ロッドをまっすぐ上にシャクり上げた単発や、2~3回の連続シャクリ、底付近から一気に中層、もしくは海面付近まで上げる巻きジャクリを、状況に応じて使い分けていく。
「横の誘い」は少し難易度が上がる。ロッドを斜め上方向にシャクり、いったんロッドを前に戻して一瞬ラインにたわみを入れてやる。このたわみが大切で、再びシャクリを入れるとエギのヘッドが最初の向きとは逆方向になり、連続でシャクることにより左右いダートする。少し難しいかもしれないが、実践で何度も練習してマスターしよう。
縦の誘いと横の誘いを使い分けよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)とにかくこの釣りはイメージの釣りなので、海中のエギの動きを頭の中で想像しながら、いろいろなシャクリを試してみよう。
エギのサイズは?
今回は数を釣って経験値を上げるステップアップを目的としているので、エギの号数は2~2.5号を選択したい。初期のイカは食欲旺盛で、速い動きのエギをしつこく追ってくる。
だが、反面超ビビリな面もある。エギのサイズが大きいと寄ってはくるが、抱かないケースが多々あるので、イカよりも小さいサイズのエギを使ってストレスなしに抱かせてあげよう。また、堤防などエギンガーの入れ替わりが激しく、イカたちがハイプレッシャーになったポイントでも有効といえるだろう。
エギのカラー
エギのカラーは、基本的に海水の色に合わせてチョイスすることが多い。濁っているときはオレンジやピンクなど、派手なカラーを選択する。澄んでいるときは、ブルーやグリーン系のものを使うようにすることが多い。
だが、サイトエギングをメインに行うときは、派手カラーのオレンジやピンクで十分だと思う。これは釣り人側から見やすいという観点からだ。
ルールやマナーを守って楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)その日の潮や天候によって、イカが足元まで寄ってこないこともあるのでカラーは各色用意し、状況に合わせて対応したい。
アタリの取り方
よくビギナーの人から聞くのが、「アタリが分からない」、「シャクったら乗っていた」という言葉だ。確かにイカのアタリは繊細で、魚のように派手なアタリは出してくれない。
だが、これは釣り人側にも原因があるのだ。ビギナーや魚釣り歴ウン十年のベテランでも、エギングを始めたばかりの人に共通するのが、サオ先でアタリを取ろうとすることなのだ。今回はこのサオ先でアタリと取るという固定観念を捨て、ラインでアタリを釣って「釣れた」から「釣った」となるように話を進めていきたい。
まずアタリを取る上で最も重要になってくるのが、PEラインだ。目で見てアタリを取っていくので、ラインはホワイトやイエロー、ピンクなど、視認性のいいカラーのものをリールに巻いておこう。ラインの張り方はアクションを入れた後、テンションフォールでエギを沈下させる。このとき、ラインの張り具合はピンピンMAXではなく、7~8割程度でやや下向きの弓なりになるようにする。ロッドは出ているラインに向かって、11時か1時の方向下向きに構える。
アタリは弓なりになったラインがピンッと弾かれたり、弾かれた後にパフッとフケたり、ラインがスーッと、またはピーンと引っ張られたり、フワッとフケたりとさまざまなので、違和感があればどんどんアワせていこう。ひったくるような派手なアタリは、アワせても掛からないことが多い。
見えイカの釣り方
見えイカをサイトエギングで狙う上で、重要となるのが偏光グラスだ。海中にいるイカの動きが、手に取るように見える優れモノだ。
見えているイカには2パターンある。1つは沖からエギを追ってきたイカ。もう1つは足元の障害物や藻などの周りに浮遊しているイカだ。
サイトエギングをマスターしよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)前者の場合、イカが追尾してきたらいったんエギをポーズさせてみよう。そこで抱いてくれたらOKだが、イカが離れるようならスーッとエギを沈めてみよう。イカはこの沈んでいくエギに反応して追いかけていくが、抱かないときは激しいアクションで誘い上げポーズを入れる。静と動、対極的なアクションでイカを抱かせるわけだ。
だがこれを繰り返していると、イカがスレてしまい一定の距離を保ったまま、寄ってこなくなることがある。こんなときはエギをピックアップして、イカの2~3m向こうにエギをほうり込んでやると、再び反応が強くなり抱いてくることがある。
後者の狙い方は浮遊しているイカを発見したら、イカから少し離れた位置にエギを投入(直撃はNG)し、アクションを入れて反応すれば前者の方法で抱かせる。
また3~3.5号のエギをサーチルアーとして使う方法も有効だ。このエギを追尾させてイカを寄せたら、すぐさまサイズダウンしたエギに交換して投入すると、ためらわずに飛びついてくることがある反則的な方法だ。
マナー守って楽しい釣行を
今回は「目指せ!ビギナーからの脱却」をテーマに解説した。このスペースだけではまだまだ伝えきれないことがたくさんあるのだが、少しは役に立つだろうか。
小さな個体はリリースを(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)またシーズン初期のアオリイカはまだまだ小さい個体も多いので、キープは必要分だけにして、あとはスキルアップのためのトレーニングということで、なるべくリリースしてほしい。このコロナ禍で立ち入り禁止になっている釣り場もたくさんあるので、ルールやマナーを守って楽しい釣行にしていただきたい。
<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
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