高水温期の磯は『カラス貝の落とし込み釣り』がオススメ【神奈川・三浦】
2020年09月18日 16:00
抜粋
フカセメジナ釣り大好きの筆者が、高水温期ならではの磯の楽しみ方を紹介。カラス貝を落とし込むだけだが、シンプルかつダイナミックな釣り方で三浦の「高磯」を満喫した。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・塩田哲雄)


高水温期はメジナ釣りはお休み?
一年中メジナ釣りを楽しんでいる私だが、さすがに水温が27度前後の高水温期となるとちょっとお休みしたくなる。エサ取りの猛攻が凄まじいからだ。だからと言って本当にオフシーズンにできるか?いやいや!釣りには行きたい。
そこで毎年この時期は磯だけでなく、岸壁や、堤防、砂浜等で狙える魚を釣っている。例えば、青物、スズキ、イシダイ、カワハギ、カンダイ、マゴチ、イカ、イワシやアジなどその時々に釣れている魚を狙うようにしている。
磯際をカラス貝で狙う
中でも特に近年ハマっている釣り方がある。3~5m前後の竿にスピニングリールをセット。エサはカラス貝を使用し、磯際に落とし込んで狙う釣り方だ。
非常にシンプルな仕掛けだが、釣れる魚はイシダイ、イシガキダイ、カンダイ、カワハギ、クロダイ、ときにはマダイなどもターゲットになる。
磯落とし込みタックル
次にこの釣りに使用するタックルを紹介しよう。
竿
竿は磯際にハエ根が張り出している釣り場の場合は5mくらいの長さの磯竿を使う。また、磯際にハエ根がせり出していない釣り場の場合、3mくらいの長さの落とし込み用の竿が操作しやすく手返しが良い。
リール
リールはフカセ釣りで使用するレバーブレーキタイプやドラグ機構が付いたスピニングリールで、道糸3~6号を100mくらい巻けるものがいい。
ライン
PEラインはしなやかで直線性が高く優れているのだが、扱い慣れないと風が吹く日や波があるときなどは竿に絡みやすく、釣りに集中できない場合がある。入門者におススメはナイロンライン。
竿に表示されている道糸やハリスの許容号数が高ければ、許容範囲の太い号数を使った魚とのガチンコファイトが楽しめる。また、2号以下の許容号数の竿の場合は魚を極力驚かさないようにいなすやり取りで、道糸やハリスが切られないようにスリリングなファイトを味わえる。
ハリスは道糸に直接結び、長さは80cm~1m取り、チヌバリ4号前後と大きめのハリを使う。
ガン玉
ガン玉やオモリはエサ取りが多すぎるときや潮が速い場合のみ使用し、対応できるときはカラス貝の重さだけで沈める。
以上の簡単な仕掛けを磯際やハエ根の先へと投入し、エサが着底したら竿先に少しエサのテンションを感じるくらいにして竿先に出るアタリを待つだけ。出るアタリは小さいことが多いが、そのアタリを捉えた後には竿の根元までひん曲げる強烈な引きを味わえる。
タックル(提供:WEBライター・塩田哲雄)三浦の「高磯」へ釣行
8月31日に一年振りにこの釣りに出掛けてきた。向かった先は、神奈川県三浦半島の毘沙門地区にある「高磯」という地磯。
天候は快晴。風も波もなく、気温32度、水温は27度台、陸も海の中もまさに夏真っ盛り。先行者が数名いて、サザエをエサにした本格的なイシダイ釣りをしていた。
本当ならば高磯で一か所ハエ根がないポイントがあり、そこに入って短竿で釣りをしたかったのだが諦める。できるだけハエ根がせり出ていないポイントに釣り座を取った。
釣り場の風景(提供:WEBライター・塩田哲雄)当日の仕掛けと釣り方
最初に組んだ仕掛けは、ハエ根があることから長さ5mの磯竿。道糸4号、ハリス4号1m。ハリはチヌバリ4号。貝ムキヘラでカラス貝を開き、両サイドのヒダを貝から剥がして貝柱は切らないようにする。
カラス貝を使用(提供:WEBライター・塩田哲雄)身の真ん中にハリを刺し、ハリからエサが取れないか確認。殻付きのままポイントへエサを投入してアタリを待つ。この釣り方はコマセをしないが、エサに集魚力があるためすぐにいろいろな魚が寄ってきやすい。一投目から竿先にアタリが出たがエサ取りにやられてしまう。
釣り座の風景(提供:WEBライター・塩田哲雄)3投目でイシガキダイ登場!
次もエサ取りにやられたが、3投目はバッチリアタリを捉えた。コツコツと竿先を震わせた後、10cmほど竿先を押さえ込むアタリだった。早く根から魚を引きずり出さないと根ズレで切られてしまうと思い、強引に竿を曲げた。
上がった魚は何と三浦では珍しいイシガキダイ。19cmと小さいサイズだが黒い点々模様だけは立派な成魚。小さいながらもパワフルな引きだ。
27cm良型カワハギも顔出し
次のアタリは仕掛け投入後浅いタナで魚がエサに食い付いたのが分かった。アワセと同時に魚の重さと引きの強さが先程の比ではない。
道糸もハリスも4号と太いのでドラグを使わずに竿で溜め切って魚を抜き上げた。本カワハギをゲット!27cmもある大物。磯釣りではなかなかお目にかかれない良型に思わずニンマリだ。
良型カワハギ27cmにニンマリ(提供:WEBライター・塩田哲雄)イシガキダイがサイズアップ
その後はエサ取りの猛攻にあってしまう。30個あったカラス貝もあと残りわずか。エサ取り対策としてチヌバリの5号にサイズアップして、小さなアタリでもしっかりハリ掛りさせられるようにした。そしてここから怒涛の2連発。最初は今日一番のガチンコファイトで釣り上げた27cmのイシガキダイ。
三浦では珍しいイシガキダイ(提供:WEBライター・塩田哲雄)このサイズが居るってことは、もっと大型もいるのだろうか。磯にはいろいろな夢がある。さらに26cmの良型カワハギを追加することができた。
気が付けば沖には風波ができ、磯際でも少し波が出てきた。釣りを十分堪能できたので、今日は夕日を見ずに高磯を後にすることとした。
今後の展望
今回はカラス貝のみをエサにしたが、カラス貝を殻から剥がしハリに付け、マルキユー社の速釣ダンゴでエサを握って使うと、殻の重みと同じように海底に届きやすく、エサ持ちも良くなるのでエサ取り対策としてオススメだ。釣りは仕掛けやエサなど自分なりにいろいろアレンジしてやってみるとまた楽しさも倍増する。
まだまだ暑い日が続くので、ガチンコファイトのこの釣り方も当分は通用すると思う。今回イシダイではなくイシガキダイが釣れたことで、今シーズンはさらなる良型を釣りたくなった。
現在、いろいろ仕掛けやポイントを考えているところだ。釣りの楽しさは尽きないな。
当日の釣果(提供:WEBライター・塩田哲雄)<塩田哲雄/TSURINEWS・WEBライター>
高磯
The post 高水温期の磯は『カラス貝の落とし込み釣り』がオススメ【神奈川・三浦】 first appeared on TSURINEWS.








