【中部2020秋】入門好機のイカメタル徹底解説 基本タックル&釣り方
2020年09月26日 06:00
抜粋
船からマイカ(ケンサキイカ)をイカメタルで狙う釣り方を紹介。初心者に向けてタックルや釣法を詳しく解説していこう。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)


イカメタルとは
夏の夜釣りでさまざまな明るい照明のついた船上から、海面を煌々と照らしてベイトを寄せ、それを狙ってイカたちも寄ってくる。それをイカメタル(鉛スッテ)という用語も一般的になった釣り方で狙うのだ。これは鉛スッテとエギや浮きスッテを付けた仕掛けで誘い、掛けていくのだ。
日本海のマイカは晩秋まで狙える(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)初心者にも簡単
ほとんどの遊漁船では2段仕掛けが多いので、まずはこの仕掛けで攻略したい。カウンター付きのベイトリールと、操作性に優れて穂先部分が繊細で、視認性の良いカラーが塗られた軽量ロッドさえあれば、老若男女、誰でもできる。
スッテは釣り場に応じて用意(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)定番のカラー
そして、よく言われるスッテのアタリカラーは昔から定番の赤緑、赤白、ピンク、イエロー、グロー、ゼブラなどが代表的なカラーだ。お手軽といえばお手軽だが、大変奥の深い釣りだと感じている。
イカメタルのタックル
イカメタルには、タナの把握が正確なカウンター付きベイトリールと剛、軟2種類のロッドを持ち込むことをお勧めする。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)波が大きめで揺れが大きそうであれば、少し軟らかめのロッドを選びたい。そして、水深が浅く40~50mであれば、底から誘うことが多くなるのでフォールスピードの速いスピニングタックルも1セットあるといい。ロッド選びは、使用するイカメタルの号数とのバランスを考えたい。
タックルを使い分けよう(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)船宿を予約しよう
とにかくライフジャケットはイの一番に用意したい。服装では夏の夜釣りなので半袖、短パンでも良く、足元だけは船上で滑らないものを用意したい。そして、沖からの帰りは少し冷えるときもあるので、薄い上着もあるといいだろう。
その他には熱中症対策で水分をクーラーボックスに余るぐらいに用意したい。船に弱い人なら、周りの人に迷惑をかけないためにも、乗船前に酔い止めを飲むことも忘れずに。
私の行く釣り場は福井県がほとんどだが、日本海だけではなく、太平洋側でも釣り場があるので釣り船予約サイト『釣楽』などで探してみてほしい。エリアによって狙う水深もさまざまなので、イカメタルの号数などは予約時に船宿に問い合わせるといいだろう。
イカメタルの釣り方
日の入りごろに沖の釣り場に着くことが多く、照明をすぐにつけない場合は、「まずは底周辺から探ってみてください」と言う船長が多い。この船長のアドバイスは非常に大切なことで、照明がつくまではこれに従った方がいいだろう。そして、初めの底狙いで掛かるマイカは、大型が多くなることも多い。
その後、照明がつくとタナが上がることが多く、船長の「〇〇mで上がりました」と言うアナウンスにも耳を傾け、そのタナを集中して狙うことになる。ここで大切なことは、そのアタリダナを上から探るか、下から探るかだ。
ゲーム性が高い(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)タナを意識しよう
釣れだした直後は、アタリダナのやや下のプラス10mぐらいのレンジから、探り上げた方が良いように思える。ただし、一気に上に上がってくることもあるので、アタリがない場合は指示ダナの上も回収時に丁寧に探った方がいいだろう。この自分のアタリダナを見つけることが、数釣りの一番の醍醐味だ。
座席の順にもよるのだろうが、水深80mぐらいで30m前後が安定のタナだと思っていたら、ミヨシでは10mを切ったタナで連発しているのを目撃している。とにかく、アタリダナの共有は大切なことだ。周りの釣り人たちとのコミュニケーションは積極的にしたい。
それともう1つ、とある船長に「アタリダナの上下少しずらしたタナの方が大型を狙える」と教えてもらったことがある。しかし、そこが悩みどころで、数釣りを横目で見ているとなかなかそうもいかない(笑)。
取りあえず手軽なタックルで探れる釣りなので、まずは数を稼いでから余裕が出たら、大型狙いにシフトしてもいいだろう。
数を釣るためには
では、どうすれば数釣りができるのか。これは大変大切なテーマなのだが、まずはいろんな海域で釣りをしてみることが大切だろう。つい最近、今年から本気でイカメタルを始めたばかりの釣友が、まずまずの釣果を上げてきた。水深の浅いエリアに釣行した彼は、久しぶりの40匹超えを達成した。その時のトップ賞は70匹を超えていたという。
釣れたてのマイカは透き通る美しさ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)メタルティップラン
昨今メタルティップランという釣り方を聞く人も多いと思うが、これは一世を風靡したアオリイカのティップランのように、ワンピッチやハーフピッチのスピーディーな誘いを入れた釣り方だ。この釣り方一辺倒で釣れる場合は、非常に効果的だと思う。この釣り方の特徴は、今までにない硬めの短いロッドを使うことと、タナを縦にスピーディーにキビキビと誘うことだ。
この釣友の釣果と船中サオ頭の釣果の差は、メタルティップランによるものだと思われる。ちなみにアオリイカのティップランは、船を流しながらライン角度を45度ぐらいにして、着底後素早くワンピッチジャークとストップを入れた瞬間に出るアタリ(ティップが戻ったり、入ったり)を取る。
通常の釣り方
一方通常のイカメタルの釣り方は、アタリダナのやや下から細かいピッチで誘い上げ、ピタッと止めた瞬間にプンとロッドティップが戻ったり、入ったりと手返しの速い釣り方になる。
高活性時はそんな釣れ方をするのだが、渋い状況ではその誘った後の合わせ技が有効だ。ロッドを持ち上げたフワッとした誘いのフォローで釣り込むといいだろう。イメージとしては細かく誘って周りからマイカを寄せて、その後に寄ってきたマイカの元気印に手を出させる感じだ。
静と動とでも言おうか、動かして周りのイカに気づかせて焦らして寄せて、じっくり見せて手を出させるようなステイを長めにして釣ることも大切だと思う。
枝ス考察
ここで1つ考えてみたいことがある。それは2段仕掛けの上の枝スの長さだ。誘った後、すぐにテンポよくアタリがあるのなら短め、または直結でいい。アタリが出るまでの時間が長く、ステイの時間が多く取らざるをえないようなら、長めの枝スが有効になる。
ドロッパーとスッテで2点掛け(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)各メーカーから出ている仕掛けを見ても、3~15cmぐらいとさまざまだが、枝スの長さの微調整にも注目したい。ただし、枝スが長すぎるとイト絡みを誘発するのでそれぞれ調節したい。
枝スの素材
ここでの注目点は枝スの素材で、張りのあるポリエステル素材の4~5号を使うとライン絡みが少なく、メインリーダーとの号数に差をつけるとライン絡みをほどきやすく使いやすい。
その他注意点
その他にはイカが浮いていて船下がスレていると判断したときは、スピニングタックルを使いたい。沖側の明暗部分のスレていないマイカの群れを、潮上へアンダーキャストで狙うと効果的なことも多い。
そんなときはそれまでの鉛スッテよりも軽い号数を使い、テンションをかけたカーブのスローフォールが有効だ。2段仕掛けにせずに、鉛スッテ単体で釣るとダイレクト感があり、ライン絡みがなくいいだろう。やってみるとカーブフォール中に大きくフワッとラインが緩んだりするアタリも趣があるので、試してみてほしい。
ただし、潮が速い場合は周りとオマツリ(ライン絡み)になる場合もあるので注意したい。
枝スの長さにも注目しよう(提供:週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝)船長のアドバイスも重要
とにかくイカメタルというゲームは、まだまだ発展の余地があるように思う。ノウハウが一辺倒ではないような釣りなので、何度も船に乗り込んでいろんな船長にアドバイスをもらうことも大切だ。釣り船の船長はいろんな釣りを見ているはず。ちょいとサオを出せば、ホイホイと釣って見せてくれることばかりだ。
<週刊つりニュース中部版 APC・土屋英孝/TSURINEWS編>
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