今さら聞けないアジングのキホン:『リバーアジング』は成立する?
2020年10月03日 17:00
抜粋
アジは海の回遊魚だが、河口にも差し込む。汽水域にアジがいると知っている人は多くないので、好ポイントが確保できなければ、リバーアジングをやるのも一つの手だ。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


アジが河口に付く理由
河口にも付くアジ。大体どれくらいの流域までに付くのか、それははっきりとしない。完全に塩分濃度がゼロの場所にはいないだろうが、私の経験上、大阪の淀川河口1km程度のところで釣ったこともある。川の水が真水になり、バスが現れるようなところにはいない。
河口から1km程度まではアジが入る?(提供:WEBライター・井上海生)なぜ汽水域にアジが付くのか。答えはシンプルだ。山間を流れて豊富な栄養をたくわえた水が注ぎ込む河口は、アジにとって格好のプランクトンの捕食場所。一度入ると、外敵も少ないためか、居付く個体が多い。つまり、大体いつも彼らが同じポイントで釣れる。
リバーアジングのタックル
河口でアジを釣るのに、特別なタックルを用意する必要はない。
5~6ft台のロッドに、1000~2000番リール、1g前後のジグヘッド、1.5inch前後のワーム。このようなスタンダードなアジングの道具で、リバーアジングが成立する。
しかし、一つだけ注意したいのが、ラインの管理。特に流れが強い河口域で釣りをする場合には、ラインメンディング(ラインとロッドを持った自分の位置をまっすぐにすること)が難しい。底にゴロタが入っている場合は、ライン管理がお粗末になると、ロストが頻発する。
釣り方
流れの強いポイントでのリバーアジングは、川上に投げて、流れに押されるリグが自分の体の正面(その延長線上)までくるところを、アジへの誘いをかける範囲として釣るとやりやすい。つまり、打つポイントをかえたいときには、自分が足を使って動く。
そして、この釣りに習熟してくれば、ラインはできるだけ細いエステルを使いたい。理想的なのは、0.2号。水なじみが非常によく、川の流れの影響を軽減できる。
河口のアジは食べられる?
海水と真水が入り混じる河口域の釣りでは、たびたび「この魚は食べられるのか」議論が巻き起こる。心配ならリリースしてしまうことだ。特にアジは釣るだけでも楽しい魚なのだから。
筆者の経験からいえば、そこまで水質がよくないイメージの流域で釣ったアジも、独特のにおいを感じたりせず、普通に食べられている(フライ、塩焼きなど)。ただし、生食は避けるべきかもしれない。
リバーサバが釣れたことも(提供:WEBライター・井上海生)シーバスなど外道対策を
河口域では、シーバスがよく釣れる。専門で狙う人もここに集まるのだから、まあ当然だ。しかし、釣り同士はケンカするものではないので、場所を共有できる。ただ、もちろんスペースをとった方がお互い快適に釣りができることは確かだろう。
さて、ことリバーアジングにおいては、シーバス、チヌといったゲストの対策も必要だろう。特に警戒心の薄いシーバスやチヌの30cm級はしょっちゅう食ってくる。平穏な波止のキワとは違って、流れやストラクチャーのあるリバーで掛けたときには、なかなか取り込みが難しい魚だ。
私は、エステルラインを使用するときには、ドラグさえ調整すれば魚の引きで切れることはないので、底のゴロタ等対策に若干リーダーを長めに設定し、弱らせて弱らせてから少しだけドラグを締めて、時間をかけて取り込むようにしている。
シーバスもヒットする可能性アリ(提供:WEBライター・井上海生)足場の地形によっては、タモも必要となる。頻繁にこれらのゲストが襲来する場合には、PEライン0.2号程度を使えば、いくらか余裕のあるやり取りが可能だ。PE0.2号程度ならば風さえなければアジングも両立できる。
最盛期に一度挑戦を
リバーアジングは、アジが完全に接岸している時期に有効な釣りだ。なかなか渋い季節にはいない。晩秋までの最盛期には、これも一興と思って、気配のありそうな河口の小場所でリバーアジングに挑戦してみてはどうだろう?
最後に、あくまで筆者の経験上だが、比較的海水温の低い時期でも、なぜか小雨時にリバーに差し込む傾向があることをつけ加えておく。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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