流行間近『オフシャロゲーム』徹底解説 超浅場での大型魚ファイトが魅力
2020年02月06日 11:00
抜粋
今回は今年流行するかも知れない最先端の釣りを紹介しよう。それが「オフシャロ(オフショアのシャローゲーム)」だ。すでに好釣果も出ているのでオススメだ。
(アイキャッチ画像提供:ガイドサービスセブン船長・宮崎晃)


オフシャロゲームとは
まだ聞き馴染みのない言葉と思われる方が多い『オフシャロ(オフショアのシャローゲーム)』。オフショアとは沖、シャローとは浅い場所という意味のゲームである。ジグだけでなく、タイラバの釣りも含まれ、特徴は船の海釣りには浅いといえる水深20mほどから時には5mほどの超浅場で釣りを行うことだ
注目されていなかったが、私の本業である遊漁船ではかなりの釣果を出しており、非常に面白い釣りだ。
浅くても大型魚が狙える
「浅い」といっても釣れる魚は小型ではなく大型が交じることが多いのも面白く、新しい発見も多い。
実際に釣れた魚の実績は目を見張るものがあり、最近でも水深8mで83cmのマダイや水深15mで30gのジグを使い1mのヒラマサ。水深8m、40gのジグで113cmのサワラなどが釣れて釣り人も大喜びである。
オフシャロのタックル
タックルはキャストがメインになるのでスピニングタックルが必須。
スピニングタックルがオススメ(提供:週刊つりニュース西部版 ガイドサービスセブン船長・宮崎晃)リール
4000番から5000番がベストになり、使うPEラインは1号か1.2号を最低200mは巻いておくこと。注意することはリールの大きさに対してラインが細いのでリールのスプールには必ず下巻きを入れてスプールに合った所までラインの量増しをすること。それが細いラインの切れを守るリールのドラグ性能に非常に大事である。
ロッド
7ftから9ftの長さが飛距離も伸びるのでよいが、専用のロッドとして私が使っているのはライトオフショアキャスティングSLOS‐703L-KRを使っており、長さは7ftありバットも強いので安心だ。このロッドはオフシャロに多用する高速のただ巻きに起こりがちなラインとガイドの接触によるブレを最小限に抑えており、非常に快適な釣りが可能になっている。
ジグ
ジグを操作するアクションは少し特徴的な部分が実績を上げており、キャストして着底させた後は高速の速巻きが多用されるが、時折巻きスピードに強弱を付けてもよい。特に大型のサワラ狙いには超高速巻きが効いており、それに伴う使用ジグも高速でも回転せずに巻けることが条件となる。平たく薄いジグは高速巻きに耐えれず回転することが多く、あまりこの釣りに向かないので、回転しない細身のジグを選べばいいだろう。
ジグは重さが20gから60gを多用するが、この釣りは基本としてジグの後ろにブレードを付けることで釣果が上がる。小魚の動きや水流波動と光の反射はただ巻きのジグに生命感を持たせ、バイトに繋げる非常に大事な要素になっており、魚を誘うことと同時にジグのアクションを安定させる。
ジグ専用のブレードに注目(提供:週刊つりニュース西部版 ガイドサービスセブン船長・宮崎晃)関門海峡でトリヤマ発見
先日の釣りの現場を紹介すると、潮は大潮で流れも良く水温も16度で快晴。しかし午前中の風の予報が8mと強く、釣りには厳しい予報が出るが、昼から風も落ち着くとのことで天候回復を期待して朝遅めの10時に出船。
釣り場は関門海峡だが、水深は比較的浅い場所が多く10~20mほどを釣りのメインと考えて、前回調子の良かったポイントを目指す。
すると進行方向にトリヤマが出た。この釣りは地形に魚が付くポイントというより、イワシやキビナゴなどのベイトが釣りのポイントとして成立することが重要で、群れで移動するベイトを見極め船で追いかけることが多い。この日もポイントを目指す途中でトリヤマを発見して、ベイトの動きを探ることからスタート。ベイトも船が近づくと警戒して動きを変えて船から逃げるので、できればベイトの進む先で船を止めて魚の群れが沈まないように魚を待ち構えたい。
キャスト前提なのでタックルはスピニングタックルで、ラインはPEライン1.2号にリーダーは5号(20lb)を使用し、いつでも投げられるようにジグもセットして待機。船を微速で進めながら鳥と水面のザワつきでベイトの進行方向を見極めることに集中しながらもルアーを魚にいち早く届けたいという焦りと期待で船を止めた。
ただ巻きで攻める
水深は15mと浅いのでジグはSEVENのマキエ40gにブレードSサイズを選択して、トリヤマの進行方向にキャストして着底を待つ。浅いので10秒ほどで着底してすぐに速巻きで魚を誘う。最近の定番アクションはジグの「ただ巻き」が効果的であり、ただ巻きといってもスローでタイや根魚を狙うことや超高速巻きでサワラにも対応できるため、海の状況に合わせて使い分けることが楽しめる。
今回はサワラとブリが水面近くで捕食していると考え、表層で騒ぐベイトを狙う鳥の下が狙いなので、高速巻きをメインにした。着底からの高速巻きで何投か攻めたが、ベイトは魚探に映っているのにアタリがでないので場所を移動。
ナブラ発生で船中大興奮
前回のポイント付近に近づくと海面がかすれて見える感じがした、少し遠く、1kmほど離れた場所でハッキリ見えないので双眼鏡で確認すると、水面が沸き立つようなナブラだ!一気に気持ちは最高潮!アドレナリン出まくりで「ナブラよ、沈むなよ」と願いながら船をナブラに向けて急ぐ。
短時間のはずだがもどかしく思いながら何とかナブラに追いつくと、さらに50m先にも広い範囲でナブラが発生し、船上は「あっちだ!こっちだ!」と興奮状態。だがキャストの時は周りに注意せねば危険なので周りに声を掛けて一斉にナブラに向けてキャストが始まった。
キャストしたジグはナブラを飛び越え少々飛び過ぎた感じだがこれが正解であり、ナブラをジグが直撃するとナブラは沈むことが多い。ジグが着底してすぐに高速のただ巻きでナブラの上を逃げるイワシを演じて通過させるとドカン!とひったくるようにヒット。途端にリールからラインが一気に引き出され、思った以上に引きが強い。
ファイトを楽しむ(提供:週刊つりニュース西部版 ガイドサービスセブン船長・宮崎晃)6kg級ブリが連発
周りも同時にみんながヒットしてワイワイ大騒ぎになっている。お互いにラインが絡まないように注意しながらのやり取りだが、浅い場所なので魚が横に走り非常に恐怖でもあり、最高に楽しい!ラインを引き出されながらもジワジワと船との距離が詰まったが、重量がありラインの限界を超えないようにギリギリの攻防で引き寄せると、青物の姿が見えた。
船まで来ても船の下で横になって円を描く魚はなかなか上がってこない。船の下を3回回ってようやくネットインしたのは6kg級のブリであった。PEライン1.2号で無理はできないが、それでも良く引くギリギリファイトは釣りとして最高だ。周りも同じサイズのブリのようで、みんな引きを苦しみながらも楽しんでおり笑顔溢れる釣りだ。
普段はナブラが起きても一瞬で沈むことも多く、いつも時間との勝負だが今回は1時間ほどどこかで連続したナブラが立ち、それを追いかける度に全員ヒットするという幸せな時間を過ごすことができた。
初心者にオススメの釣り
現在行われているライトジギングの「オフシャロ」では重たいジグをテンポ良く動かすような体力や技術をあまり必要とせず、気軽にジグで大物を狙うことができて初心者にお勧めの海の釣りである。
まだ、一般的な認知が少ないために情報としてあまり流れていないが、この記事を参考にみなさんも挑戦してみてはいかが。
青物の引きは最高(提供:週刊つりニュース西部版 ガイドサービスセブン船長・宮崎晃)<週刊つりニュース西部版 ガイドサービスセブン船長・宮崎晃 /TSURINEWS編>















