【東海2020】秋イカ狙い撃ち『イカダエギング』入門 混雑避けて満喫
2020年10月10日 16:30
抜粋
秋は絶好のエギングシーズンだが、陸っぱりは大混雑必至。そんなあなたにお勧めなのが「イカダエギング」だ。のんびりと楽しめるのでぜひ挑戦してほしい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)


イカダエギングのススメ
イカダ釣りと聞くと、多くの人はクロダイのダンゴ釣りを連想するだろう。だが、そんなイカダはルアーフィッシング、つまりエギングにおいても、絶好のフィールドとなりうるのだ。
一級ポイントをイカダから直撃(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)三重エリアのイカダ
もちろん全てのイカダがそうだとは言えないが、三重県の志摩、南伊勢、紀北エリアのイカダは波静かな湾内に設置されていることが多く、ベイトが豊富。クロダイ釣りでエサ取りと言われている小魚たちが、アオリイカの絶好のエサとなるのだ。
もちろんそのベイトには、アオリイカだけではなく多くのフィッシュイーターが着く。シーバスや青物、場所によってはマダイなども狙えるエリアもある。またイカダの多くは岸近くにかけられており、陸っぱりからは狙えないカケアガリをダイレクトに攻めることができるメリットもある。
マイペースで楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)イカダの特徴
イカダの特徴は、なんといっても足場がいいこと。水面までが近く万が一大型がヒットしたときに、取り込みがしやすい。さらに船長と同船するオフショアと違い、自分のペースで楽しめるのも魅力だ。好きなときに休憩し、イカが渋ければ青物、根魚、ルアーにこだわらなければサビキやチョイ投げだって楽しめるのだ。
イカダエギングのタックル
タックルは陸っぱりエギングで使うものと全く同じだ。8ft前後のエギングロッドに、ダイワなら2000番、シマノなら3000番クラスのスピニングリールをセット。ラインはPEライン0.8号、リーダー2号という、いたってオーソドックスなものだ。
タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)エギはアオリイカが徐々に大きくなってきている時期でもあるので、3号をメインに2.5号、3.5号を用意したい。
エギは2.5〜3.5号(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)シンカーを用意しよう
あと忘れてはならないのが、エギに付けるシンカーだ。イカダは陸っぱりよりもはるかに水深があるため、エギの位置をしっかり把握するためには必須アイテムだ。風が強かったり潮が速かったりするときも、役に立ってくれる。エギのアイに取り付けるアゴリグシンカーや、軽めのノーズシンカーなどがお勧めだ。
簡単なのはイトオモリ。エギのシンカーや鼻先に巻きつけてウェイトアップする。他のシンカーと違い、微調整できることがメリットだ。
その他のアイテム
その他の装備として、見えイカを探す偏光グラス、ライフジャケット、手拭きタオル、クーラーボックスなど。特に安全なイカダとはいえ、ライフジャケットは必ず装着するようにしよう。
渡船を利用
当然だが、イカダには渡船で渡る。週刊つりニュース本紙やインターネットで調べれば、エギングができるイカダ渡船店がすぐに分かるはず。
釣行日が決まれば、電話で予約。料金、出船時間、迎えの時間などをしっかり確認しておこう。当日は出船時間の30分前には、現地に着くようにしておきたい。いったんイカダに渡れば車に忘れ物をしたときに、すぐに取りに戻れない。必ず忘れ物をしないようにチェックして船に乗り込もう。
イカダに到着したら、荷物はイカダ中央に集めて置こう。風が強ければ軽いものは飛ばされないように気をつけること。
イカダエギング実釣編
さて、タックルの準備が済んだら、いよいよ実釣だ。
ブレイクを狙う
イカダは周囲360度、そしてエギの届く範囲全てがポイントとなる。だが、最もヒット率が高いのは、岸寄りのブレイクだろう。真っ先にこちらを狙いたい。
岸寄りのカケアガリは最初に狙いたいポイント(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)釣り方は基本通り
釣り方は通常のエギングと同じだ。エギを底まで沈めたら、2段シャクリ、3段シャクリでエギを跳ね上げ、再度底まで落とす。このエギが落ちていくときに、ラインの動きに集中しよう。特に朝一は要注意だ。
アオリイカに限らず、イカはエギが落ちていく途中、あるいはステイしているときにしか抱いてこない。ラインが不自然な動きをしたら、迷わずアワセを入れよう。もし空振りだったとしても、アワセ=シャクリなので全く問題はない。そのまま再びエギを沈めればいいのだ。
ここで注意したいのが、岸向きにエギを投げた場合、手前に寄ってくるほど水深が深くなるということ。陸っぱりと決定的に違うのがココだ。つまりシャクってリールを巻くと、エギが少しずつ手前に寄ってくるが、ラインを出さずにそのままでいると、エギがどんどん中層に浮いた状態になるのだ。シャクった後はカーブフォールさせるか、もしくは少しラインを出し、なるべく底付近を意識して探っていきたい。
キロに絡む良型も狙える(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)そして足元までくればショートピッチのシャクリを連続で入れ、エギが見える水深まで一気に浮かせてくる。このとき、エギの後ろにイカがついていないか確認しよう。イカがいれば、すかさずステイ。これで抱かなければ少し沈めて、2~3回鋭くシャクってステイ。よほど活性が低くなければ、これで抱いてくるはずだ。
必ず狙いたいポイント
障害物というのは、魚やイカにとって絶好の隠れ家になると同時に、絶好のエサ場になる。つまり海中の障害物の周りは、どんな釣りでも必ず狙うポイントになることが多い。イカダのエギングでも同じだ。
そのひとつが、前述した岸から続くブレイク。そしてもうひとつが、イカダを固定するロープ周りだ。藻や貝殻などが付着したロープは、その周りに小魚が着いてイカにとっても居心地のいい着き場になる。このロープ周りを狙うときは、ロープの入っている角度を確認してから引っ掛けないようにロープが伸びている水深までエギを沈め、なるべくタイトに攻めていきたい。
ラインの動きに注意しよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)これは底を取らないので感覚的に難しく、またロープに引っ掛けるリスクもあるが、うまく攻めることができれば高確率でイカを手にすることができる。
適度な息抜きを
イカダはその気になれば、朝から夕方までみっちり釣ることができる。だがアオリイカが朝から夕方まで釣れ続けるなんてことは、まずありえない。必ず釣れない時間帯はある。そんなときにどうするか。他の釣りを楽しめばいいのだ。
ブレイクをジグヘッドリグやテキサスリグで探れば、ロックフィッシュたちが元気に遊んでくれる。またサビキ釣りでアジ、チョイ投げでキスなどを狙うのもいいだろう。沖側にジグを投げれば青物が食ってくれるかもしれない。
根魚や青物を狙っても面白い(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)もちろん釣りをいったんやめて昼寝もお勧め。イカダの上での昼寝は最高だ。こういったリフレッシュすることも、長丁場のイカダ釣りでは大切なこと。気分を一新して、次なる時合いに備えよう。
釣果を伸ばすコツ
最後にイカダエギングで釣果を伸ばすコツを解説しよう。
朝の時合いは逃さない
どんな釣りでもそうだが、イカダでアオリイカを狙う場合、渡ってすぐの時間帯が最大のチャンスになる。特に朝の1投目は重要。ヒット率はかなり高い。開始から1時間は集中して釣るようにしたい。
小気味いい引きを楽しもう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)状況の変化を見逃さない
海は潮の流れがあり、状況は刻々と変化する。干満で潮位が変化するのはもちろんのこと、潮がどの方向へ流れているか、水の色に変化はあるか、水中のベイトフィッシュの様子は……などなど。
この変化が起きたときが絶好のチャンスになる。潮の動き始め、緩み始め、潮目の接近、濁りが取れて透明度が高くなった、ベイトの動きが急に慌ただしくなった、などそれまでとは違った状況になればチャンス。そういった状況の変化を敏感に感じ取ろう。
イカのアタリに慣れよう
イカのアタリは繊細で魚のようにはっきりとは出にくい。これはもちろんイカダでも同じ。ティップ(穂先)だけでアタリを取ろうとせず、ラインで取れるようになれば、今まで獲れなかったイカを獲れるようになる。イカ1匹釣れば、その分が経験値として蓄えられる。釣れば釣るほど上達するのが、アオリイカのエギングだ。
砂地があればコウイカがヒットしてくることも(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)どんな釣りでもマナーは重要
まきエサを使ったらイカダの上は水できれいに流しておこう。もちろんイカダからゴミのポイ捨ては厳禁だ。必ず大きめのゴミ袋を持参するようにしよう。また、まだまだ日中は暑い日が続く。帽子やサングラスの着用はもちろん、長丁場に備えて飲み物や食料は多めに持参しよう。もちろん氷も多めに準備を。
締める時は目の間からピックを刺す(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>
The post 【東海2020】秋イカ狙い撃ち『イカダエギング』入門 混雑避けて満喫 first appeared on TSURINEWS.















