フライお得帖:マーカーを安価に大量生産 10円以下の単価を実現?
2020年10月22日 11:30
抜粋
手芸専門店にはフライに使える材料が多い。今回は素ボール(発泡スチロール玉)12㎜で、マーカーを量産&自作する方法を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・浅暮三文)

『格安』でマーカーを自作
さて前回は市販のシモリ玉による自作マーカーを紹介しました。すると、もっと安くできないか。なんとかしてよと、夜中の通販か、秋のバーゲンのような欲望がふつふつと湧いたわけであります。
フライ用のマーカーいろいろ(提供:WEBライター・浅暮三文)はたしてさらに安くマーカーを手に入れるにはどうするか。それはまさに最初から自作するしかありません。
できるのか?。はい…とはいえ、そこは要領というものがあります。マーカーに使える材料を安く調達して、おおよその手間暇を省く。ラクして得したいというのは現代人の特徴です。そこで出かけるのが手芸専門店。ここには実はフライの小物、タイイングに使える材料がフライショップと同等に揃っていながら低価格で手に入るのです。
素ボールをアップで(提供:WEBライター・浅暮三文)手芸店で素ボールを入手
手芸店で発泡スチロール製の素ボールを探しましょう(むろんサイズはお好みの浮力にあわせて大小を選択)。私が選んだのは12㎜。これはシモリ玉の12㎜=5号そのもの。50個入りで236円(税込み)でした。10㎜=3号の236円(税込み)もあります。
手芸店で入手した素ボール(提供:WEBライター・浅暮三文)100均ショップでアクリル絵の具
さて次に手芸店を出て角を曲がった先にある100均ショップに立ち寄り、水性アクリル絵の具を手に入れます。用意するのはこれだけです。必要な材料は整いました。
アクリル水性絵の具(提供:WEBライター・浅暮三文)素ボールはすでに穴が開いているものも売っていますが、なけれぱシモリ玉のように錐(きり)や針で穴を空けます。これでほぼ完成です。後は第3回の記事で紹介したように、輪ゴムの可動式マーカーに仕上げればよろしい。
穴の空いた素ボール(提供:WEBライター・浅暮三文)素ボールを塗装する
マーカーに求められるのは浮力だけでなく視認性です。真っ白でも十分に見えるのですが、なんだかわびしい。そこで素ボールを塗装できないかしら?はい。なんとかしましょう。でもどうするの?発泡スチロールは石油を原料とした製品ですから油性のラッカーやアクリル塗装剤では本体が溶けてしまいます。
ですが世の中はできたもので、水性アクリル絵の具なるものがあります。これは水に溶けるアクリルですので、発泡スチロールが溶解せず、乾燥すると耐水性があります。
素ボールに爪楊枝を刺す(提供:WEBライター・浅暮三文)この水性アクリル絵の具を容器に満たし、爪楊枝に刺した発泡スチロールをドボンとドブ付けする。
水性絵の具にドブ浸け(提供:WEBライター・浅暮三文)水溶性ですのでお好みに合わせて、水で溶いて塗装しやすくしてもかまいません。そうする方が色むらがでないでしょう。後は乾燥を待つだけ。
乾燥させれば完成(提供:WEBライター・浅暮三文)時間は50分ほどありますが、タバコでも一服して風まかせです。以上で自家製のマーカーの完成。
糸通しは100均で調達
待つこと50分ほど。乾燥には時間がかかりましたが塗装が終わりました。なんだか色がまだらになっています。そしてぬらぬらしている。どうも色っぽくて釣り以外のことを考えてしまいそうだ。ならばサンドペーパーで適当に色を整えましょう。
少し色むらが気になる?(提供:WEBライター・浅暮三文)これで本当に完成です。後は前回に紹介した束ねる糸と輪ゴムでマーカーキットを準備すればよろしい。糸通しは購入しましたか?まったく同じ機能のものがフライショップでは高価ですよ。
100均の糸通しが便利(提供:WEBライター・浅暮三文)老眼に達した私は、現場でもタイイングでもこれが不可欠。100均ショップは資本主義の神です。
浮力テストの結果
さて、では完成したマーカーの働き具合はどうか。前回と同様にバスタブを使ってテストです。今回は16番のエッグを結びました。ウウム。前回より浮いています。エッグか、素ボールのせいか。おそらくエッグでしょう。アルキメデスが述べるところの浮力に関係する体積が少ないのです。
テスト前のマーカー(提供:WEBライター・浅暮三文)エッグはスカスカですから。まあ、気持ち重めのオモリにすれば問題ありませんね。では残っていた水性アクリル絵の具で50個すべて作ってしまいましょう。
1個7円で自作可能
うふふ。素ボール50個入り236円。水性アクリル絵の具110円。合計346円で50個です。50個あれば一生はオーバーですが、1個は約7円。とことん泣けてきます。
どれだけなくしても潰しても平気じゃないか。そんな大名気分じゃないですか。
でもなあ。塗装などの手間暇がイヤ。場所がない、図画は苦手という方もいるでしょう。そんな私はどうしたらいいの?大丈夫。我々には科学があります。そうです。次回は化繊のヤーンによるマーカーを紹介します。
<浅暮三文/TSURINEWS・WEBライター>
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