今さら聞けないライトゲームのキホン:ワームの2大『テール』について
2020年11月03日 17:00
抜粋
ライトゲームに使用するワームは「シャッドテール」と「ピンテール」または「ストレート」と呼ばれるものに大別できる。それぞれ、水中での波動の強弱が異なり釣果に影響するので、使い分けを覚えておこう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


シャッドテール
くるくるとワームの尾が回る、または震えるタイプの「シャッドテール」系に反応がいいのは、根魚だ。特に、何にでも好奇心旺盛に食いついてくるカサゴは、くるくる回るシャッドテールの波動に弱い。数を釣りたければ、最初にシャッドテール、少しスレてからピンテールを投げると釣れ続ける。
シャッドテールに反応したカサゴ(提供:WEBライター・井上海生)特徴
根魚といえば、メバルもそうだ。しかし、メバルがシャッドテールを好むかどうかは、アングラーにより意見が分かれるところである。というのも、基本的にメバルはアミパターンで、つまり食べているものがプランクトンで、静止した状態のワームをプランクトンと思って食う。
どちらかというと動くもの(ベイトフィッシュ、バチなど)をイミテートした、あるいは動きそのものでバイトを誘発するシャッドテールは、適さないという考え方がある。
しかし私見を述べるなら、メバルも関係なくシャッドテールで釣れる。ただ、根魚の中でも特に賢い(というよりは目が利く)メバルは、一発で波動の大きなワームは見切る。つまりシャッドテールは即スレる。初投はくるくる形も効くが、反応がなくなれば、ピンテールに切りかえるといいだろう。
ピンテール
ワームの尾、テールの形がストレートの「ピンテール」または「ストレート」系は、スレた魚や、波動を嫌うアジやメバルに効く。
ピンテールに反応したメバル(提供:WEBライター・井上海生)特徴
リトリーブしてもワームはアクションしない。それでもそのナチュラルさにひかれて食ってくる魚がいるので、巻きでも有効だ。しかし、何よりのピンテールの使いどころは、水中でプランクトンをイミテートする、「止め」の釣りだ。
その場で通用する(釣り人側に操作感がある)なるべく軽量のジグヘッドに付けて、水中で漂わせるようにして、このピンテールワームを使う。ただ、この際、本当に放置するようなドリフト釣法だと、ラインテンションが抜けているとフッキングしない。しっかりと自覚的にコントロールしている感覚を持ち、ラインテンションを保ちつつ、神経を研ぎ澄ましてバイトを待とう。
またピンテールワームは、ダートアクションにも適する。水中でリグを左右にエビのように跳ねさせるダートアクションは、尾の波動が邪魔になるので、後ろがすっきりしているピンテールの方がいい。
つまり巻いてよし、漂わせてよし、アクションさせてよしのピンテールは、万能ワームともいえる。
ときに効果的なワーム2個付け
あまりやっているアングラーはいないと思うが、私がときどき試してみるのが、ワームの2個づけだ。ある範囲で魚を釣りきってしまったとき、もしくはまったく反応しないときには、目先をかえる意味でワームを2個づけしてみると、食ってくることがある。
特に真っ暗闇の中のオープンウォーターにしか釣り場所がないとき、「これが魚に見えているのかな」と心もとないような状況では、チャート系のシャッドテール2個付けをおすすめする。筆者は一度これで、モソモソしたアタリばかり出して食わなかったアジにスイッチが入り、突然釣れだしたということを経験している。
ときに有効な2個づけ(提供:WEBライター・井上海生)2種のワームで2段階に釣ろう
シャッドとピンテール、波動の強弱を使い分けて、うまく釣ろう。たとえば、今後の時期に釣れだすメバルならば、基本は最初にシャッドを通して、その動きにスレてからピンテールを使うことで、同じポイントで2段階に魚が釣れる。
アジも同様で、シャッドに反応するときは強い波動のリトリーブで釣ってしまい、そのあと、よりナチュラルに誘うレンジキープにストレート系を投入するという、2段階の釣り方がある。
二つの異なる尾の形状のワームを釣り場に持ち込むことで、より多く魚が釣れるときもあれば、渋いときになんとか1匹捻り出せることもある。ともあれシャッドとピンテールの使いどころを理解すれば、いっそうの釣果に繋がるはずだ。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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