【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要

2020年02月10日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

関東の12月~2月は、ヤリイカが産卵のために接岸してくるシーズン最盛期に突入する。今回は、食味も素晴らしいヤリイカの基本の釣り方を解説しよう。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要

ヤリイカ釣りのタックル

ヤリイカ釣りの基本タックルについて紹介する。

竿

繊細なアタリをキャッチできる9対1か8対2調子で、2m前後の専用のものがベスト。

リール

ミチイトのPEライン3~4号が300m以上巻けるキャパシティがある電動リール。また、多点掛けになるとかなり重いため、パワーがあるタイプが好ましい。

仕掛け

ミキイト4~5号、枝ス3~4号10cm前後、11cmプラヅノの5~7本ブランコ式が標準。サバが多いときは直結式が有利だが、枝スがないぶんイトを緩めるとバラシにつながる。ビギナーには、確実に取り込みやすいブランコ式がお勧め。

プラヅノは5~7本が目安

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要ヤリイカ仕掛けの作り方(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

その日の状況により乗るツノのカラーが違うため、仕掛けを自作するとき配色に迷う人もいるはず。一般的に、澄み潮時には蛍ムラや薄いブルー、ピンクなど。濁り潮時には、濃いブルーや濃いピンクなどを中心に選択するといい。乗りが渋いときには、中央部にスッテをセットすると効果を発揮することも。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要状況によって仕掛けを選ぶ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

なお、自作しない人や入門者は、各メーカーから発売されている市販品、または船宿特製のものを購入することを勧める。さまざまな状況に対応できるよう、均等に配色されているので便利だ。ツノのカンナはシングルが基本だが、静岡ではダブルが主体になっている。

また、ミチイトと仕掛けの間には5~15号の中オモリを介する。アタリを取りやすくするために外す人はいるが、ツノをより躍らせるため、またはより底を狙うためには用意しておきたい。

オモリは地区により違いはあるが、120~150号がメイン。仕掛けを投入するときに使用する投入器の有無と合わせ、釣行前に電話で確認したい。

便利グッズ

サバにツノを伸ばされたときに使用するイカヅノ修正具や、スミを落とすための歯ブラシ、ツノを引っ掛けるマットがあるといい。

また、持ち帰る際にイカが氷に直接触れると身が白くなり、せっかくの味が台なしになってしまう。小型はファスナー付きのビニール袋、大型は雨のときに使用する傘袋などに入れると鮮度よく持ち帰れる。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要活イカパックのサービスがある船宿も(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

素早い投入がカギ

この釣りで最も重要なのは素早い投入。群れが濃く、活性が高いときは多少投入が遅れても乗るが、イカは最初に目にしたツノに乗る傾向が強い。よって、いかに早くタナに仕掛けを入れるかが釣果を左右する。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要合図があったら素早く投入(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

投入器は、ロッドキーパーの下手にセット。ツノは上から順に、竿に近いほうの穴へ入れる。開始の合図とともにオモリを潮上に投げ入れ、リールのクラッチをオフにする。竿をキーパーから外して竿先を海面に向け、着底を待つ。

基本的な誘い

着底したらすぐにイトフケを取り、ゆっくりと聞き上げる。特に、潮回り後の1投目は乗ってくる確率が高いので、この動作は必ず行いたい。

乗らなければ、50cm~1m刻みに指示ダナ上限(通常底から10m前後)までシャクって誘い、再び底まで落として誘う。シャクリは優しくソフトに行い、シャクリとシャクリの間にはポーズを入れることが大切。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要攻略のイメージ(作図:週刊つりニュース関東版 編集部)

釣り方は臨機応変に

タナが底中心のときは、オモリを底に着けたままミチイトを1~2m伸ばし、仕掛け全体をたるませては張って聞く、たるませ釣りも有効。逆にタナが高いときは、タナ上限手前でサミングしてスプールの回転を抑え、落下速度を緩めて落とし込みで乗せる方法も。

大流しで釣るときは、乗りが悪くなったら一度仕掛けを数十m上げ、イカの視界から仕掛けを消して落とし直す”巻き落とし”も一手。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要たるませ釣りや巻き落とし等、様々な釣り方がある(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

このほか、中オモリを利用した、たるませ釣りが効果的な場合がある。着底したらイトフケを取らず、そのまま中オモリを沈めていくイメージで竿先をゆっくり海面に下げていく。乗りが渋いときに有効だが、潮が速いときや釣り人が多いときはオマツリの原因になるので、船にゆとりがあるときに行いたい。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要中オモリを利用したたるませ釣りは船にゆとりがある時に(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

多点掛けを狙おう

乗ったらイトのテンションを緩めず、一定の速度で巻き上げる。慎重になりゆっくり巻き過ぎると、船の揺れやウネリなどでバラしてしまうため、中速程度のスピードが最適。

最初は1尾ずつ取り込めばいいが、イカ釣りのだいご味は多点掛けしたときの重量感。1尾乗ったら手巻きで数mゆっくり巻き、重みが増したら電動リールのスイッチを入れる。取り込みは、イカを1尾ずつ船内へ入れて外し、ツノを投入器に入れていく方法が望ましい。

【関東エリア2020】最盛期迎えた『ヤリイカ』釣りキホン 手返しが重要取り込みには慣れが必要だ(提供:週刊つりニュース関東版 編集部)

手返しよく数を伸ばそう

釣果を伸ばすためには、イカを取り込んだあとの手返しが重要。釣れているときに一番避けたいのは手前マツリ。仕掛けをロストしてしまうこともあり、時合いを逃すことになる。はやる気持ちを抑え、1回ずつ確実に投入器に仕掛けをセットして、しっかり投入準備することが数を伸ばすことにつながる。

最後に、釣りたてのヤリイカは絶品。刺し身はもちろん、揚げ物や煮物などにも向く。また、スルメイカが交じったら、そのキモとヤリイカの刺し身を和え塩辛にすると、えも言われぬ味わいだ。

<週刊つりニュース関東版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース関東版』2020年1月31日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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