磯フカセ釣り大会で食い渋りの中40cm超え本命グレを手中【徳島・伊島】
2020年02月11日 06:00
抜粋
1月12日、懇親磯釣り大会のお誘いに乗った。参加者全員に、お土産の菌床しいたけをいただけるとの事なので、それを楽しみに出かけ、微妙なタナ設定で食い渋る良型グレ(メジナ)をなんとかキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・濱堀秀規)


「ゴジラの離れ」へ渡礁
伊島の渡船は4隻であるが、当日は全船貸し切り。さて、懇親釣り大会には参加者が40人ほど。クジを引くと、光洋丸の船の中で、どん尻であった。クジの順番で磯に降りていくので、一番最後に降りる事になった。
船長がマイクで「ゴジラの離れ」と教えてくれたように聞こえた。確かに、磯の後ろにそびえ立つ岩の形がゴジラに見える。一緒に磯上がりした森さんも、磯の名前は知らないが「そう言われて見れば・・・そんな風にも見えますね」と返してくれた。
潮がゆっくり左に流れているのを見て、優先権がある森さんは左にポジションを構えた。私は船着き場に、配合材がたっぷり入っているバッカンを置いた。しかし、釣り開始1投目も2投目もエサが取られない。
左側の釣り座で竿を振る森さん(提供:WEBライター・濱堀秀規)アタリあるもハリには乗らず
「今日は魚は日曜日やな」と「ほなエサが取られるまで、ウキ下を深くしていこうか、基本どおりに」と自分に言い聞かせてタナを徐々に深くしていった。すると、竿2本近く入れたところでエサがなくなった。
「これは、なんか居るなあ」と今度はスルスル仕掛けに変更して探ったが、今度もきれいにエサだけを取られてしまった。ウキには、かすかに反応らしきものがあるのだが、ハリに乗らない。
エサ&ハリのサイズ落としヒット
そこで、スーパーハードビッグLからスパーハードMに変更。さしエサを小さめにして、ハリも3号と小さめにした。これは、ハリを口に掛けるのではなく、のどの奥まで飲み込ませてから釣り上げる方法である。
当日用意したさしエサ(提供:WEBライター・濱堀秀規)この作戦が功を奏して、ウキが勢いよく海中へ沈んでいった。アワせると、かなり重い。レバーブレーキを操作して、糸を出したり巻いたりしながら、手繰り寄せてきた。ウキは見えないが、かなり手前に引き寄せた時、何度目かの強い引きにあった。
痛恨のハリス切れ
近くまで寄ってきたので、今度は引きをこらえて「釣り上げるぞ」と、竿を立て、リールのレバーを握り締めて、竿を曲げ込むと、フッと軽くなった。仕掛けを回収すると1.5号のハリスが真ん中で切れていた。
「ハリスを太くしないと・・・。相手はデカいなあ」と独り言を言って、今度はハリスを1.75号に張りかえて再スタートである。
余談だが、仕掛け変更時の作業のために、クーラーに自作の竿立てを付けている。塩ビのパイプをとめただけのものだが、仕掛けの変更時は、クーラーにどっしり腰を下ろして、竿を竿立てに差し込む事ができる。
自作の竿立て付きクーラー(提供:WEBライター・濱堀秀規)身体が楽だし、両手も使えて仕掛けの交換もスムーズにできる。最近は、バッカンに竿立てが付いているものもあるが、クーラーの方が重く安定するので、ちょっとした事だが大変重宝している。仕掛け交換のついでに、「徳島すだちウオーター」でのどを潤し、気分も新たに、釣り再開である。
生体反応を引き出すまきエサ
まきエサはオキアミ5枚(15kg)とグレパワー沖撃ちスペシャル3袋、V9を3袋準備したので、量はたっぷりある。そこで、まきエサをたっぷり9杯まいた。仕掛けを投入して、また9杯。今度の仕掛けは、先ほどの失敗を反省してハリスを太くしてある。
当日使用した配合材(提供:WEBライター・濱堀秀規)深場のスルスル仕掛けはアタリでた後、手元の糸に反応があるまで、時間がかかるので、どうしてもアワセに遅れてしまう。そこで相手に先手を取られないように、今度はなるほど仕掛けに変更である。
微妙なウキ下調整が奏功
ウキ下は、2本弱ではエサが取られず、2本でエサがなくなる。微妙なタナである。エサだけがなくなって反応が分からなければ、アワせられないので、2本弱で辛抱していると、海中へ入らず少しなじむ位置でモゾモゾとしている。
「これはもしかして・・・」と思っていたがウキが浮いてきた。エサだけ取られていた。今度も「マルキユー頼むぞ」と9杯まいて、仕掛けを入れ、9杯かぶせた。すると、うきがモゾモソ・・・。早めにアワせると、ピクピクと魚の反応が伝わってきた。
40cm超えグレ登場
はじめは、大した引きではなく、レギュラーサイズかなと思ってやり取りしていたが、途中から、かなりの引きを見せた。磯際でも左右に暴れまくる。「切れるなよ」と念じながら、タモを構えるが、またしてもプイッと網を嫌がり左右に走りだす。
無事にタモへ収まったのは、良型のグレだ。左で釣りをしていた森さんが、近寄ってきて「うわー、さすが名人。40cmオーバーですね」と褒めてくれる。
ようやく仕留めた40cm超のグレ(提供:WEBライター・濱堀秀規)「おったわ、マダイでもイサギでもええと思とったけど、本命グレだったわ。よおー引いて、楽しませてくれたわ」。写真撮影をお願いすると、パシャリと快く引き受けてくれた。森さんも、この1尾で気合が入ったようであった。
アタリあれば良型
その後、森さんから、「アタリがないので、10時の見周り船で、磯がわりしますわ」と声がかかった。「私も、そうしようかなあ、遊びに来ているので、いろんな磯に行きたいからなあ」と話をしていると、フリーにしている道糸を引っ張っていくアタリがでた。
2尾目もまずまずのサイズ(提供:WEBライター・濱堀秀規)今度もまずまずの手応えがある。1尾目よりも少し大きな良型のグレをタモに収めた。「アタリがあったら、ええサイズじゃなあ」と私が言うと、森さんは「僕は、ベラとフグしか相手してくれません。かわります」というので、私も「ゴジラ磯の離れ」からかわる事に決めた。
食い渋りの理由を推測
磯がわりで船に乗り込み、「あきません、アタリがほとんどないです。たったの2尾です」と言うと、船頭は「潮が動いたら釣れる。上っても下っても釣れる。動かんのは釣れん」とアドバイスをくれた。
私は、冷たい海水が差し込んで、水温低下になったから、アタリが少ないのでは・・・。と考えていた。そこで、湾の中の方なら、まだ冷たい潮が差し込んでいないので、水温が高めなのではと推測して、「まな板の地はいけますか」とたずねた。
磯がわりで「まな板の地」へ
船頭は、私の希望どおり「まな板の地」におろしてくれた。しかし、ここでは、泡がまったく動かない。仕掛けは、その場で下を向きおじぎをするだけである。船頭の言う、潮が動かない状態である。超遠投をしてみても、状況は同じ。結局追加はならずであった。
磯がわりでまな板の地へ(提供:WEBライター・濱堀秀規)磯がわりした釣友はニコニコ
釣りが終わり、計量場所に戻ってみると、磯がわりをした森さんもグレを釣っていた。自分の得意な磯に上がったようで、釣ったり、バラしたりして楽しんだとの事。ニコニコ顔である。
久しぶりにお会いした、釣友の鎌田さんも、「小さいけんど、釣れた」とクーラーには、たくさんのグレが7分目まで入っていた。さすがである。写真撮影をお願いすると、気持ちよく応じてくれた。
鎌田さんが釣り上げた良型グレ(提供:WEBライター・濱堀秀規)小島の離れ???
鎌田さんと磯の話をすると、「ゴジラの離れ?たぶん小島の離れかな」と教えてくれた。鎌田さんは、「数はまあまあだが、うち1尾、良型が釣れたのがよかった」とニコニコ顔であった。
そして私も、主催者の岡本さんから、参加賞の菌床しいたけを頂き、ニコニコである。皆がニコニコで楽しい釣行となった。よかったよかった。
今後の展望
徳島・阿南市の伊島や蒲生田の見通しであるが、水温低下とともに、伊島よりも地寄りの蒲生田での大型チヌやマダイが楽しめるシーズンになってくる。渡船は、伊島も蒲生田も同じ4軒あり、発着場も同じである。
私も、3月20日の春分の日の前後くらいからは、蒲生田に、年なしチヌ(クロダイ)の2ケタ釣りを楽しむ計画を立てようと思っている。磯釣りはおもしろい。やっぱり地球は僕らの遊び場だな。
<濱堀秀規/TSURINEWS・WEBライター>
光洋丸
場所:阿南の伊島磯周辺















