今さら聞けないメバリングのキホン:釣り場タイプ別『ドラグ設定』方法
2020年11月22日 11:30
抜粋
魚とのやり取りでドラグを駆使する釣りは数多くある。実はメバリングもその一つ。今回はポイントの状況別に、ドラグの調整加減を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


メバリングで重要な「ドラグ」
メバリングでドラグの設定を怠ると、ちょっと大変なことになる。魚をバラすだけならまだいいが、ストラクチャーに擦ってラインが高切れしたり、暴れられて場荒れしたり、根に潜られてロストしたり…。
そこで今回は、釣り場の状況に合わせたドラグ設定について考えてみよう。
消波ブロック帯
消波ブロックに乗って横にトレースするメバリングでは、ドラグの設定は強めが良い。ロッドだけに仕事を任せると、「乗せ」まではうまくやるが、そこから先の勝負で負けることがある。というのも、消波ブロックはメバルの、いわば「ホーム」だ。瞬時に潜られる。
消波ブロック帯ではドラグは強め(提供:WEBライター・井上海生)そこで、ドラグで根に潜る動きを封じる。フルロックから、少し緩めたくらいがちょうど良いだろうか。少々強引な勝負で決める。もちろん、リーダーは長めにとっておこう。
ストラクチャーがない場合
静穏な波止でメバリングする場合は、ドラグは「緩め」で良い。乗せ重視でいく。というのも、波止は釣りやすい分、連日アングラーが入り、メバルがスレている。つまりハイプレッシャーだ。個体数は確実に多くても、特に常夜下ではその傾向が顕著だ。ショートバイトを乗せきれないことが多い。
障害物のない波止では基本「緩め」(提供:WEBライター・井上海生)それをドラグで補う。緩めに設定しておけば、とりあえず乗せることはできる。ただ、漁船の陰などを狙う場合は、暴れられると厄介なので、少々強めにドラグを入れ直す。ただ、基本はやはり「緩め」だ。アジンガーに言うならば、アジングよりは「やや強め」。テトラ帯のメバルアングラーに言うならば、「かなり弱め」でいく。
えぐれなどの波止形状
波止でも、内側がえぐれたようになっているポイントがある。これもまたメバルの「ホーム」だ。ただ、やはり人的プレッシャーにより、概して波止のメバルはスレがちなので、本当は緩めにしたい気持ちを持ちながら、魚を負かすために「やや強め」というような設定でいく。
ただ、このドラグ設定だと、やはりスレたメバルを乗せきれないという問題が出てくる。ショートバイト対応がドラグでできない。だが、打開術はある。それは、ジグヘッド選定だ。アジング用のオープンゲイブタイプのフックを使用する。ハリ先がやや開いたオープンゲイブは、「バイト=自動乗せ」になりやすいので、スレメバルにも持ってこいだ。
オープンゲイブタイプのフック(提供:WEBライター・井上海生)注意点は、そのハリ掛かりの良さゆえに、岸壁やストラクチャーにも引っ掛けてしまいがちなこと。きわどいコースを引く時は、注意しよう。
オープンウォーター
前に投げてメバルを狙う時、筆者はドラグを「緩め」に設定している。というのもオープンウォーターのメバルは、どういう理屈で食ってくるか分からない。底に地形変化が入っていて、その上に定位している場合もあるし、気泡下のプランクトンパターンもある。
そのどちらにも対応できるのは、基本、「緩め」の設定だ。いずれにせよ表層に浮いている魚なので、シャローでない限り、早めに勝負を決める必要もない。
ビッグゲスト対策
シーバス、チヌといったビッグゲストの魚影が濃いエリアでは、ドラグは「緩め」に設定しておくことだ。ライトラインを張った状態で、突然大型魚のバイトがあると、一発でリーダーブレイクする。
大型ゲストには緩め設定で対応(提供:WEBライター・井上海生)ただ、一方で、ドラグ緩めで一発目の衝撃を相殺すれば、沖へ50m泳がれたとしても、「白身の魚は必ずバテて浮いてくる」という某プロの言葉通り、メバリングで標準のPEライン0.3号もあれば、ほとんど確実に大型ゲストも取れる。
ドラグは臨機応変に変更
ドラグは、メバル有利の条件(消波ブロック、岩礁帯など)では強め、釣り人有利(ストラクチャーなしの波止など)では弱めと覚えておくと問題ない。
ただ、尺クラスが頻発するエリアだと、話は一変する。大型メバルは警戒心が高く、捕食に慎重である。そこでまずショートバイト対応のために、掛けるまでは「緩め」、それから「やや強め」(または「強め」)に設定して勝負をかけ、浮かせてからは「緩め」に戻すという、ランディングまでの段階ごとにドラグを調整しなければならない。
大型メバルは適宜調整しながら(提供:WEBライター・井上海生)<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
The post 今さら聞けないメバリングのキホン:釣り場タイプ別『ドラグ設定』方法 first appeared on TSURINEWS.















