Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア
2020年11月29日 17:00
抜粋
今日の問診票
船釣りの後に疲れを貯めないような、フットケアの方法&ウェアの選定について教えてください。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・近藤惣一郎)


診断結果
揺れる船上で足を踏ん張りながら数時間過ごす船釣りでは、特に足の役割が重要になり、日常生活と比べものにならないほど足に負担がかかっています。足は全ての動作の要。左右どちらの足に重心を置くか、つま先とカカトどちらに体重をかけるかで、下腿や大腿は勿論、股関節、腰、背骨、頚、肩などにかかる力は変化し、全身に大きく影響します。
処方箋
「シューズやソックスなんて濡れなかったらどれでもいいや、同じだろ」と思ってるあなた…それは大違いです。正しく「フットウエア」を選択して、しっかり「フットケア」して、安全で健康に、楽しく沖釣りをしましょう!
船釣りで重要な「足」のケア
ここ数年、健康増進を目的に盛んになっているジョギング。走ること自体が目的ですから当然ランナーもシューズにこだわりを持っています。足に負担をかけず、快適安全にランできる進化したシューズが次々登場しています。
一方「魚を釣ること」が目的の沖釣りはロッドやリールなど道具類も多くなり、フットウエアには目が向けられにくいのが現状。特にルアーフィッシングに比べ釣り人の動きが少ないとされるエサ釣りでは、フットウエアには防水性や防寒性が最も要求される要素でした。ですから長靴(ブーツ)が常用され、逆に暑い夏期は気軽に素足にサンダルで釣りを楽しむ人もいるわけです。
しかしここ数年、タックルの進化に伴い軽量タックルを手持ちに終始スタンディング(立位)で行うスタイルに沖釣りが変わってきています。そして、沖釣りが単に「魚を釣ること」でなく、釣り人の身体、健康増進に良い効果をもたらすスポーツとして意識されはじめています。
だからこそ、シューズそして足に直接コンタクトするソックス一つで、足、足首のケガや痛みの防止は勿論、釣行後の足の疲れ、むくみ、ひいては下腿、膝、腰、股関節の痛みや凝りも予防、軽減されるのです。
フットケア
そして、釣りの後どこでもいつでも誰でも出来るのがセルフマッサージとストレッチ。基本的には、自分が揉んだり、伸ばしたりして、心地よく感じることを行えばいいのです。釣行後マッサージやストレッチが習慣になれば、ただ身体が休まるだけでなく、「あれっ?いつもは痛くないのに…」等、自分の身体の変化、異常にも気が付けて、早めのケアが出来ます。
さらにストレッチやマッサージを行う際、それらがどの筋肉に作用するのかという知識があることで、安全でより効果的になるのです。それを行えるかどうかで、翌日からの仕事や日常生活も快適になり、次の釣行を楽しく行うためにとても役立つのです。
どんなことでも正しい知識を身につけ、良いことは知っているだけでなく実行してみましょう!
足の「アーチ」
足には3つのアーチが存在します。
足の「アーチ」(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)その役割は1.足を蹴りだす力(バネ)2.衝撃の緩衝(クッション)3足底の筋肉や神経の保護です。疲労の蓄積、肥満、老化などでアーチが低下すると3つの機能が発揮しにくくなり、起立や歩行、バランス保持が上手く出来なくなるだけでなく、下腿や膝、大腿、腰の障害にもつながります。だからこそ正しいシューズ選びが重要になるのです。
筋肉の種類
揺れる船上で踏ん張っている足指やつま先調整する筋肉は、足指や足の甲から下腿の骨である脛骨や腓骨、あるいは膝まで伸びています。
足指やつま先を動かす筋肉(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)ですからソックスやシューズで覆われる足指や足の甲のコリや痛み、障害は下腿や膝、ひいては股関節、腰、背骨の不具合につながります。足、足指のケアはとても大切なことなのです。
船釣りシューズサンダルブーツ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)フットウエア選び
アーチ構造を保持し、足を疲れさせない形状。インソールも重要です。靴底には濡れても滑らない特殊ソールを採用。デザイン・カラーもお洒落で機能性、ファッション性に優れたSOヘルシー!SOスマート!な船専用フットウエア。厳寒期以外は水温も高いので濡れることは気にせず、足のサポート、身体を支える機能を重視してこれらを着用しています。
ダイワのシューズ各種(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)防水・保温性
厳寒期ややはり一般の方には防水性、保温性も大切です。DAIWAのラジアルデッキソールは防滑性・耐摩耗性を追及し、水を排出しやすいスリット付きです。滑りやすい船上でも高次元のグリップ力を発揮し、安全な釣りができますよ。
ウインターブーツはウールフェルトにアルミ反射材を蒸着したインナーソックス内蔵で保温性が高く、取り外しも可能です。
グリップ性能
軽くローカットスニーカーのような機動性と高次元グリップ性能・HyperVソールが濡れたデッキでも滑ることなく安全で妥協無いパーフォーマンスを実現します。キハダやカンパチなどの大物釣りでも3D立体成型カップソールがつま先やかかとへの衝撃を効率よく吸収し足を疲れさせません。通気性を持ったハイパーメッシュは速乾性で、濡れても快適な履き心地。見た目のお洒落さだけでなく、船釣りを考えた、船釣りのためのシューズであることを実感できています。
アーチサポートソックス
左右非対称の着圧設計や足裏のフィット感を高めるアーチサポート構造により足元をしっかりとサポート。長時間釣行でも疲れにくくなります。吸汗速乾、消臭機能を備えた高機能ソックス。
アーチサポートソックス(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)ストレッチ&マッサージ
ストレッチは広範囲に、マッサージは局所的に働きます。単独で行っても良いですが組み合わせるとより効果的。同じエリアにアプローチするならマッサージ→ストレッチの順が原則。マッサージで血流を促し、筋肉を柔らかくした後ストレッチするのです。(ウエア:DaiwaロングスリーブシャツDE-8205 オーシャンハーフパンツDR-6205P PU)
下腿セルフマッサージ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)下半身の老廃物を含んだ静脈血は重力の影響で心臓に戻りにくく浮腫み(むくみ)となります。しっかりケアして老廃物・浮腫を除去して、翌日に備えましょう。筋肉自体だけでなく、隣り合う筋肉間や骨と筋肉の間に存在する血管や神経を意識して丁寧に行うのがマッサージのコツ。緊張がとれ、血流を改善することで酸素不足が解消、痛みやコリ、浮腫みがラクになりますよ。
▼a:固まったふくらはぎをさすり上げてマッサージ。
アキレス腱から膝裏まで親指が内側、他の4指が外側に来るように挟み、下から上にさすり上げるマッサージ。クリームやオイルを使うとより効果的。
▼b:筋肉やその周辺の血管、神経をもみほぐすマッサージ。
次は脛(スネ)を前から手で掴み脛骨の内側を親指で圧迫しながら下から上にマッサージ。
▼c:脛(スネ)の前をグーで刺激して血流改善
足首から膝下まで拳をあてながら滑らせる。スネの前にある前脛骨筋は船上で踏ん張ったり、車の運転でアクセルをつま先で操作するのに頻用される筋肉でありながらノーケアになりがちです。後述のつま先ストレッチと併せて行いましょう。
「a」のストレッチはアキレス腱からヒラメ筋、腓腹筋、大腿裏のハムストリングに効きます。このあと、これらの拮抗筋である大腿四頭筋、前脛骨筋、足首前面の筋肉も「b」のように必ず伸ばします。拮抗筋を刺激しておかないと、せっかく筋肉を伸ばしても戻りやすいのです。
その他セルフストレッチ
揺れる船上で踏ん張り続けた釣行後の足はとても疲れています。テニスボールを足裏で転がしたり、足の甲を指圧したり、足の指間を拡げたり、またつま先の屈伸運動など、簡単にできることですが効果大ですよ!
足セルフマッサージ&ストレッチ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)酷使した筋肉、腱が伸び、血流も改善。酷使した足をいたわってあげましょう。
下腿・大腿・足首セルフマッサージ&ストレッチ(提供:WEBライター・近藤 惣一郎)<近藤惣一郎/TSURINEWS・WEBライター>
The post Dr.近藤惣一郎のフィッシングクリニック:船釣り向けフットケア&ウェア first appeared on TSURINEWS.















