鳥羽沖「泳がせヒラメ釣り」開幕 解禁直後の釣行から傾向を探る【三重】
2020年12月05日 06:00
抜粋
三重・鳥羽の国崎漁港出船でついに「ヒラメの泳がせ釣り」が開幕。解禁直後の序盤戦2釣行の模様をレポートしましょう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・山本良次)


鳥羽沖ヒラメが開幕
毎年、三重・国崎漁協で活きイワシのエサの準備できると開幕日が決められ、国崎漁港所属の全遊漁船が一斉に予約を開始してヒラメ釣りが開幕します。例年、10月下旬~11月初旬が開幕となります。また禁漁日は決まってはいませんが、おおよそ2月下旬にエサがなくなると終わりの合図です。
国崎漁港から出船して鳥羽沖の人工魚礁や、志摩沖の岩礁地帯の海底起伏の激しくない場所で竿を出します。ヒラメは砂地に潜って生息している印象が強いですが、岩礁帯に張り付いているヒラメも多いようです。
ヒラメ釣りのキホン
毎年通ってはいますが「ヒラメ40」と言う格言もあるぐらいに難しい、我慢の釣りで、最初のアタリから引き込みアタリまで我慢して待つことが重要です。エサを飲み込んで持ち去る時の引き込み時に、上手くタイミングを合わせて、聞きアワセをする難しい釣りです。
オモリは60号か、潮の流れにより80号を使い、仕掛けは孫バリ付きの1本バリで狙います。ほとんどのヒラメは孫バリに掛かり、釣り上げられることが多いので、孫バリは重要で国崎漁港ではトリプルフックを使用しています。
国崎での定番ヒラメ仕掛け(提供:WEBライター・山本良次)直近の釣況
例年、開幕直後の1週間は、サイズこそ30~40cmと大きくはありませんが、ほとんどの釣り人が2ケタ釣果も当たり前ぐらいの釣果が出ます。段々と冬も深まると、数は上がらなくなりますが、型が50~70cmと大きくなります。
今年の開幕戦は遊漁船の向かうポイントによって釣果は分かれましたが、それでも全体的に6~8匹の安定した釣果になりました。ただ、やはり開幕から10日を過ぎる頃から釣果匹数は少し減り、潮の動きにもよりますが3~6匹の釣果が続いています。
宏漁丸で解禁釣行
今年のヒラメの開幕戦は10月31日で人気の土曜日だったために予約が取れず、翌11月1日に釣行しました。当日は朝から活気にあふれ「ヒラメの泳がせ釣り」で出船するいろいろな遊漁船が、湾内にある共同のイワシのエサ場に、われ先にと船をつけて船内のイケスへイワシの積み込み作業を開始しました。
イワシの積み込み風景(提供:WEBライター・山本良次)こうなるとワクワクが止まりません。毎回ですが、この瞬間はたまりません。開幕戦でお世話になった宏漁丸は漁港で一番と言って良いほど早く準備し、早く出船する遊漁船です。船の大きさは全長20mで全幅4.5mと大きく、少しの高波でも凄く安定していますので、私自身も船酔いをすることはありません。またきれいなトイレや休憩室はもちろんのこと、専用イケスや電動リール用の電源も全て完備されています。船長もベテランで気さくな方で、独自のポイントで釣りをさせてくれる印象です。
当日乗船した宏漁丸(提供:WEBライター・山本良次)当日の状況
当日の海の状況ですが、風は少し心地良く吹くぐらいでベタ凪でした。肝心な潮周りは「大潮の下げ潮」と言うことで期待が持てました。天候は晴天で最高の釣り日和です。解禁後、初の週末とあって、すべての遊漁船が満船の状態でした。
当日の漁港は早朝4時前から「今か今か」と様々な開幕準備をした、大勢の人たちがワイワイガヤガヤと活気だっていました。しかし、出船後の船上では、打ってかわって船長の最初の合図とともに、約1時間は全員の緊張感がマックスの状態で静けささえありました。
当日のタックル
当日のタックルはライトゲーム・73H195モデラート、リールはフォースマスター600DHの構成です。オモリは80号、仕掛けは船長オススメの国崎漁港統一、ヒラメ専用の孫バリ付き1本バリです。開幕戦と言うこともあり、テーマは「落ち着いて見極めたフッキング」と決めて釣りをしました。目標匹数は10匹としました。
当日使用した竿とリール(提供:WEBライター・山本良次)今季1匹目は40cm
右舷の胴に陣取りし、気持ち高々で出船しました。漁港から5マイルの鳥羽沖、水深約60mの人工魚礁付近に到着、まだ外は暗闇も残るベタ凪の海上で船長がポイントを見定めて開始の合図がありました。皆さんが一斉に仕掛けを海に落とし入れます。こうなるとドキドキしかありません。しかし、少し潮の流れが速く仕掛けが船下に入り込みます。
一度巻き上げて再びトライ。それを数回繰り返している内に、一瞬仕掛けが真下に落ち込む瞬間があり、その時を待っていたかの如く、初アタリが…。「我慢、我慢」と心冷静に待ち、次に引き込むアタリに変化したので「チャンス」とばかりにすかさずアワセを入れると、しっかりフッキングして今季1匹目のヒラメをゲット。サイズは上出来の40cmでした。
本命ヒラメは4匹
その後は何度も船を新たなポイントに入れ直し、そのタイミングが潮の動くタイミングと重なると、船内はアタリのラッシュが始まり、もちろん私の竿も嬉しいぐらいにアタリを感じ取ってくれました。しかし、やはり「落ち着いてフッキング」と心に決めるも、なかなか冷静にアワセが合うこともなく「喜び」と「ため息」を繰り返しながらも、心は充実感を感じておりました。
解禁1回目の釣果(提供:WEBライター・山本良次)最終的にヒラメがアタックしてくれたのは12回。その内、フッキングが成功したのが55cmを筆頭に合計4匹でした。その他にも嬉しいゲストのオオモンハタもしっかりキャッチし、ガシラやアオハタも合わせて2ケタに迫るまずまずの開幕戦となりました。
オオモンハタもヒット(提供:WEBライター・山本良次)勝丸でリベンジ釣行
勝丸は国崎漁港内でも宏漁丸とは反対側の少し離れた場所から出船しています。船の大きさや設備は宏漁丸とほぼ同じですので、充実しているのは間違いありません。この船は船長と息子(中乗り)との親子船で、人気も高い船です。
リベンジ釣行で乗船した勝丸(提供:WEBライター・山本良次)私が感じている特徴は、安定した釣果が得られる、決してポイント博打は打たない印象です。初心者にはオススメです。11月15日は、開幕から約2週間が経過していましたので、港内も落ち着きを取り戻し、皆さん今年の状況を把握しているようで、冷静に情報交換されていました。今回も開幕戦同様に大潮でベタ凪の釣り日和でした。天候は晴天。開幕から日にちが経過していると言うのに、やはり人気が高く、私もキャンセルが出たので予約できたくらいの満船の状態です。
リベンジ釣行レポート
いつも通り朝5時に集合し、5時半には出船しました。当日のポイントはヒラメの型の期待はできませんが、数釣りでは実績がある「志摩沖約3マイル」の水深約37mの岩礁地帯でした。なぜでしょうか、このポイントでは毎回ですが全くドキドキ緊張しないんです。やはり釣果実績が高いからでしょうか。
「今日はココのポイントで良かった」と思えるポイントです。最初の仕掛け投入から約1時間は経過したでしょうか、全くアタリがありません。しかし、7時を過ぎたくらいでしょうか、ヒラメマンション地帯に突入したようで、船中のあちらこちらで様々な喚き声が聞こえてきます。ほんの30分の内に船中で何匹上がったことでしょうか。
完璧なフッキングで釣れたヒラメ(提供:WEBライター・山本良次)最終釣果
当日、船長はこのポイントから一歩も動きません。それほど自信があるのでしょう。アタリが出始めた7時頃から納竿の11時11分までの約4時間は、定期的に10回以上のアタリがあり、楽しくは過ごせました。最終的に釣り上げたヒラメの枚数は3匹でしたが…。修行が足りません。リベンジならずで、再リベンジを必ず決行すると心に決めました。
再リベンジを誓いながら…(提供:WEBライター・山本良次)序盤の傾向と対策
国崎沖の「ヒラメの泳がせ釣り」の序盤の傾向としては、やはり型は小さいので、ヒラメのアタックの仕方も様々です。ほとんどが最初のアタリだけで警戒するのか、歯型の付いたエサのイワシだけが上がってきます。
どれだけ仕掛けがヒラメにバレずにヒラメの口の中に入り込み、違和感を残さずにフッキングまでたどり付けるかが重要で、特に少しでも波のある海上では、底取り時のオモリの使い方が肝になります。でもまあ、対策をするとしたら、毎回元気なイワシに付けかえて、ヒラメに一気に食い込んで貰えるように面倒臭がらずに交換を繰り返すことでしょうか。
<山本良次/TSURINEWS・WEBライター>
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