新島キンメ初挑戦で10匹 多点掛けヒットはイルカの餌食に【番匠高宮丸】
2020年12月13日 17:00
抜粋
11月最終日曜日は、「いつか行きたい、しかし敷居が高い」と思っていた新島キンメのデビュー戦。メンバーに恵まれたこともあって普段と変わらない楽しい釣行となった。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・前島宣秀)


新島キンメ釣りのハードルは高め?
水揚げ日本一を誇る新島キンメは、最高級ブランド魚である。ベストシーズンは産卵前と重なる梅雨の時期、6~8月だ。この釣りは深海500mクラスを狙う釣りであり、オモリを根に掛けて弛ませて釣る。釣れる魚は、比較的大型が多く、キンメの他うれしいゲストとしてクロムツ、アコウも釣れる。
新島沖の釣り場風景(提供:WEBライター・前島宣秀)ハードルを上げている理由は、1日8投以内と決められており、乗船料も2万円が相場で決して安くはない。もしも1投でも失敗したら……との不安から、上級者の釣り物だと正直思っていた。
しかし、実際は……トモ側三人の初心者には船長が1から10まで手取り足取りの熱血指導、オマツリ、バックラッシュなども船長が対応。「せっかく来てくれたのだから釣らせたい」、これはどの船も同じ思いが感じられた。
番匠高宮丸でキンメ狙い
今回は、ダイワの田淵テスターからお誘いを受け、新島キンメデビューしたいとお願いして、同行させていただいた。
メンバーは、ミヨシから田淵テスター、藤岡さん、紅一点の井ノ内さん、江藤さん、そして筆者の5人組での釣行であったが、facebookを見るとなんと全員お友達にして深場釣りの名手、釣り談義に花が咲いた。
集合はまだ夜が明けない4時半、出船は5時。目指すは新島沖、1時間の航海であった。
利用したのは釣らせることで有名な番匠高宮丸さん。船宿HPには初心者向けのレクチャー動画も出ているので、イメージトレーニングには最適だ。レンタルタックルも充実していた。
当日のタックル&仕掛け
当日のタックルは、サオがダイワのマッドバイパー深海MH195、リールはダイワシーボーグ1200MJを持参した。リングは不要だが、40号中オモリ、4mm1mのクッションゴムを使用するのが定番とのこと。
筆者は掛け枠仕掛け持参も検討したが、正直失敗を恐れて船仕掛けをお願いした。宿特製仕掛けにはエサも掛け枠に付いており、後は投入するだけになっている。
船宿オリジナル20本仕掛け(提供:WEBライター・前島宣秀)エサは、上10本が鮭皮、下10本がカツオのハラモであり、鮭皮は潮が効いていない時には有効とのこと、また、緑のタコベイトが効果大とのこと。オモリは2kgの鉄筋である。
まだ暗い釣り場に到着すると、既に職漁船は操業しており、漁火がとても美しい。日が昇り始めると伊豆の島々が映し出され、壮大な風景が拝めることもこの釣りの醍醐味だと感じた。
新島キンメの釣り方
なんと言っても投入がこの釣りのハードルを上げている要因だが、投入時にPEラインと掛け枠からのミキイト、ハリが風で絡むことが一番の原因だ。この対策としては、PEラインが弛まないように、サオに洗濯ばさみを付けて挟んでおくとスムーズで失敗が少ない。また、鉄筋は横向きに落とすと水の抵抗でゆっくり沈み、投入がしやすい。
当日は500m前後の水深を狙っていた。船長に聞けば潮は3kt近くとのことで、着底は540m近くを表示していたが、スプールの回転が弱まり一瞬フワッとサオ先のPEラインが弛むのを見逃さないようにする事が大切だ。
着底後、20mほど巻き上げてイトふけを取るが、当日はその途中でもアタリがあったので雑に巻き上げずに再着底させることも重要だ。
当日の釣り方
当日の釣り方は、スプールフリーでどんどんイト送りさせ、750m前後までPEラインを出し続けるよう田淵テスターからの指導があった。
750m前後までイト送りを行っていると、船長から「クラッチ入れて」のアナウンス、しばらくすると根掛かりする。この釣りは根掛かりさせて弛ませる釣りだ。オモリは毎回新しいものを使うつもりで、思い切りイト送りすること、これが今回の成功であった。オモリは船に常備されており、無料で使えるので心配無用だ。
巻き上げ合図で根掛かりしている場合、根おこしが必要になることがある。これはハリ、金具等に引っ掛かり、捨てイトが切れても巻けないときに行う動作のこと。この場合、ドラグをしっかり締めて高速回転で巻き、解消させる。
取り込みは船の跳ね上がり時にドラグが出る程度、ダイワなら20程度の速度がいい。
釣り風景(提供:WEBライター・前島宣秀)ポツポツ本命浮上
第1投を準備しているとミヨシにイルカが!釣り人には天敵のイルカ。昨日まではいなかったのにと船長。メンバー揃っての苦笑い。案の定、1投目は全員型見ず。2投目からぽつぽつと上がり始め、3投目にはさすが田淵テスター、見事な5点掛け成功。
底潮が効き始め、筆者は上10本の鮭皮エサを3本分ハラモにかえての投入。読みが当たり筆者も5点掛けであったが、取り込み失敗で4点止まり。隣の方にタモのアシストをお願いした方がよかったと反省していたら、ミヨシ2番目の江藤さんのサオが曲がっている。取り込みを見ていると次から次へと赤い魚が上がっている。なんと9点掛けであった。聞けばエサはイカと子魚の一本付けとのこと、特餌持参はやはり有効だ。
また、トモの初心者も7点掛け、そして2Kgクラスの大型クロムツを上げていた。
イルカに横取りされることも
船長の「前から巻きましょう」の合図でミヨシの田淵テスターから巻き始め、次々と巻き上げるメンバーのサオが大きく曲がっている。大漁間違いなしだ。すると『あっ』と声がするとサオが跳ね上がる、それも等間隔。次の人もその次の人も……。段々とサオの曲がりも少なくなっていく。イルカだ!
なんと最終投に掛かっていたキンメを全て食べつくされて、船中誰一人としてキンメを見ることはなかった。律儀にも、イルカは満腹なのかご馳走様の挨拶に姿を見せて、一同大笑いであった。
最終釣果は10匹
当日は2~16匹、筆者は10匹の成績。大型キンメは出なかったが、脂ノリノリの旨キンメを手に入れた。
サオ頭のクーラーボックス(提供:WEBライター・前島宣秀)「ベストシーズンは産卵前の6~8月」と宿の女将さんが教えてくれたが、十分今回のキンメにも脂があり大満足であった。次回は両手で多点掛けを掲げた写真を撮り自慢したいと、再挑戦を新島に誓った。
<前島宣秀/TSURINEWS・WEBライター>
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