『メバリング』ステップアップ解説:憧れの30cm超え「尺メバル」への道
2020年12月23日 11:30
抜粋
メバルアングラーの憧れは尺。30cm級がひとつの目標となる。初冬から春にかけて、メバルのシーズン内にどうすればこのサイズをクリアできるか。また大型の対処法を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


尺メバルのポイント
尺級が出るポイントは限られている。出るところはほぼ同じで群れているようだ。つまり、ポイントを見つけなければ、なかなか尺を出すことはできない。では、どのようなポイントを狙うべきか?
まずは堤防の「継ぎ目」、ここに大型が隠れる。そして、下の写真のような、「変化」のあるポイントも熱い。
尺級がひそむ変化のあるポイント(提供:WEBライター・井上海生)そういったポイントが身近にない場合、オープンウォーターを狙うのも一つの手。ただ、オープンウォーターの尺は確実にボトムの地形変化絡みなので、デイメバルで一度釣って地形把握しておかないと、夜、見えない状態から打って釣ってくるのは難しい。
レンジを変えてみる
それよりは、何もない波止際でも、レンジを少しかえると突然メバルが大型化することがよくある。普通サイズのメバルよりも、少し沈めた「表中層」を意識しよう。潮流にもよるが、若干潮が効いているくらいの波止際の、5カウント~8カウント程度だ。ジグヘッド0.6gでそれくらいのカウント数を入れると、小型とは違ったガツンと重いバイトが出る。
メバリングは人気の釣りなので、そのポイントを温め、シーズンを通して釣り続けたいならば、リリースを推奨する。ただ、アジもそうだが、釣ったその場でリリースするとスレるので、活かしバケツに入れてある程度釣ってから少し離れた場所でリリースしよう。
リリースは溜めてから少し離れた場所で(提供:WEBライター・井上海生)尺狙いなら2inch級ワーム
尺級メバルは表層から少しレンジが入ったところで、2inch級のワームを捕食してくることが多い。シーズン序盤~終盤まで、パターンはほとんどこのひとつだ。
1.5inch級のワームとはわずかな差で、そちらに食ってくることもあるが、1.5inchは先に小型のメバルがバイトしてしまう。群れが異なればそれでもスレないが、朝、キワを離れて沖へ泳いでいくところを見ていても、メバルの群れはアジと違ってサイズがまばらだったりする。つまり、1.5inch級で小型を釣ってしまうと、その一帯のメバルの群れにだんだんとプレッシャーがかかる。
よって、最初から尺クラスを狙い打ちするなら、2inch級のワームがマストだ。ジグヘッドは、通常は、ノーマルシャンクか、あるいはバス用のジグヘッドで最軽量の大きめのハリを持ってきて、しっかりと口を開けて捕食しにくる大型を獲る。
尺は格段の引き
初速、掛けた瞬間の引きはチヌかと見紛えるほどの引きを見せる尺メバル。ドラグを強めに張っていたらPEライン0.2号台ではノットブレイクすることもある。PEラインは最低でも0.3号、フロロカーボンラインは1.5lb、エステルラインは0.3号でぎりぎり。岩礁帯など、メバルの「ホーム」ではエステルラインでは尺が取りきれないので、アジが混じるようなポイントでも、メバルファーストならPEラインを選ぼう。
湾奥では実際、冬もチヌがよく食ってくる。ライトロッドでやる際のドラグの対処は同じなので別に魚を感じ分けて釣る必要もないのだが、初速を制御して、オープンウォーターに走らなければ、ほとんどメバルだ。
そして大型メバルは必ず根に突っ込もうとする。私がよく行く垂直護岸では内側にメバルの逃げ場がないので海側にサオを差し向けるロッドワーク突っ込みを封殺できるが、堤防の内側にえぐれや穴があるようなポイントでは、ドラグで止めるしかない。ドラグは強めに設定して、専用ロッドまたは流用ロッドの軟らかいティップでうまく乗せて釣りきろう。
ランディングはタモで
最後にランディングだ。PEライン0.2号台、エステルライン0.3号で切れる可能性がある。垂直に持ち上げたとき、抱卵個体でも魚の重量ではほとんど切れないが、暴れられたときの瞬間的な重みで切れる。PEライン0.3号にリーダー5lb程度ならほとんど問題ないバランスだが、それでも基本的に尺級は抜き上げしない方がいい。暴れられてバラしたら、それこそ泣き尺になる。足場の高さにもよるが、タモ入れ推奨だ。
尺クラスはタモ入れしよう(提供:WEBライター・井上海生)何よりもまずポイント探し
尺はポイントに付く。これはアジでも同じで、入る場所が決まっている。おそらく何か群れの中で優位性というものがあり、捕食対象が豊富なポイントには、大きいメバルが仕切る強い群れが入るのだろう。それを探すことから、始めなければならない。傾向として25cm以上が二、三発続けば、そこには尺級がいることが多いように思う。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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