年に1度の釣り具大掃除:フカセ釣り 「塩分」を徹底的に取り除こう
2020年12月30日 11:30
抜粋
2020年の年末から21年年始はどうも外出もままならない感じです。そこで筆者が通年釣りに行くフカセ釣りのアイテムのメンテナンス方法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・兵頭良弘)


年末年始はタックルメンテ
新型コロナウィルス感染症第3波の猛威が一向に治まりを見せないこの頃、師走を迎えて慌ただしい日常生活に大きな影響と打撃をもたらし、この年末年始は釣りを楽しむどころか、不要不急の外出を控えての自粛ムードに染まろうとしています。
釣りをこよなく愛する釣り師にとっては辛く、悲しい年末年始となりそうですが、せめて釣りに対してのモチベーションを維持し、いつか来る釣行機会に備えて万全な準備を整えておく意味で、この期を利用して、今年1年お世話になった釣り道具をしっかりとメンテナンスすることに時間を有効活用してはいかがでしょうか。
フカセタックルのメンテ
そこで普段、私が自宅で行っている磯のグレ釣り、波止のチヌ釣りなどフカセ釣りに使用する主要アイテムについての、簡単なメンテナンス方法を紹介したいと思います。
まず、磯のグレ釣りや波止のチヌ釣りにおいて共通するワードは「海釣り」もしくは「海」ですね。さらに共通することと言えば、どちらの釣りもほとんどの道具が海水に触れたり、使用するエサで汚れたり、釣った魚の鱗やヌメリでベタついたりするのは避けて通ることができないと言うことです。
一見汚れていないようでも実は…(提供:WEBライター・兵頭良弘)したがって、淡水で行う釣りに比べて、道具の傷み方やサビ付きといった側面からも、海で使用するアイテムのメンテナンスは釣り道具を少しでも長持ちさせるための大事な役割を担っていると言えるでしょう。
では、どのようにしてメンテナンスを行なえば良いのか、アイテムごとに紹介していきましょう。メンテナンスと言えば、分解掃除なども含みますが、今回は誰にでもできる、簡単なメンテナンスにとどめておきますので、ぜひ、この年末年始の休みを利用してやってみてください。
1. 竿・ロッド
前述の通り、海を相手にした釣りでは海水の塩分、魚やエサのベタ付きを避けて通ることができません。
ガイドは念入りに
特に目に付きやすいバットの部分や、リールシートの部分は、濡れたタオルなどですぐに拭いてやれば案外ときれいに汚れが落ちます。ところが、見落としがちになるのがラインの通るガイド部分です。
穂先に行くほどガイド自体が小さくなるので、少しの塩分付着でも固い魂になったりして、以外とラインを傷つけたりすることがあります。やはり流水で洗い流して、きれいに掃除することが必要です。
竿の洗い方
手順としては流水を掛ける前に、竿尻の栓を必ず外しておきます。そして、洗い流した後は竿を立てて竿尻部分から水分が出ていくようにします。2日ほどかけて乾かしても多少、水滴が残っていることがありますので、キッチンペーパーや、柔らかい布などで拭き取ってやると良いでしょう。
竿の尻栓を外す(提供:WEBライター・兵頭良弘)仕上げ
最後に仕上げとしてシリコン系のスプレーをガイドやリールシートなどに吹きかけておくと、糸トラブルなどが軽減できます。
シリコンスプレーで保護(提供:WEBライター・兵頭良弘)2.リール
次はスピニングリールのメンテナンス方法についてです。磯や波止において釣りを行う場合、最もメンテナンスの必要性が高いリールがスピニングリールです。
塩抜きをしよう
リールはさまざまな役割において一番、海水に濡れやすい機器となります。また、スプールに巻いているラインは一日中、海の中に浸かっている時間帯が長いので、どうしても海の塩分による劣化を起こす頻度が高くなるのです。したがって、スピニングリールのお手入れにあたっては釣り終了後、ただちに塩分を抜いてやるのが理想です。
私の場合、流水を掛ける前にスプールを本体から外して、ラインに付いた塩分を流水で洗い流しますが、もう一つの方法としてはスプールごと水へ浸して塩分を抜いてやる方法の2パターンを行います。
流水で洗う
しかし、流水で洗い流す大きな理由は、スプール内部にはワッシャーやフェルトなどの部品が内蔵されています。そちらへの影響を加味すると、やはりスプールに直接、流水をかけて海水(塩分)を洗い流す方法を習得しておく必要性があります。
手順としてはまず、ドラグを適度の固さまで締め込んで、内部に水が入らないように調整しておきます。そして、流水を当てながら塩抜きを行い、合わせてハンドル部分やラインローラーなどに付いた汚れも一緒に洗い流してあげましょう。
洗浄の際の注意点
水の掛け方はリール本体の内部に水が入らないよう、リールはスプール側を上にして水を掛けるようにすれば問題ありませんが、洗剤やお湯を使用すると、内部のオイルやグリスが解けて流れ出してしまうので注意が必要です。
スプール側を上にして洗う(提供:WEBライター・兵頭良弘)汚れが落ちたらスプールを本体から外して軽く振ったり、ハンドルを回して遠心力で水を切ったりして乾燥させます。約1日ほどで乾くと思われますので、元の状態に組み立てて、稼動力に問題がないか、何度かハンドルを回して点検をしておきましょう。
ただし、稼動部の動きに違和感を感じる前に、メーカー専用のオイルやグリス補充することでリールの動きもスムーズさを保ち、ライントラブルなども軽減されますので、定期的に補充を行うように心掛けよう。
3. その他のアイテム
その他、フカセ釣りで使用するアイテムのメンテナンスについても紹介しましょう。
ウキ
ウキはグレやチヌ釣りにおいて絶対に欠かせないアイテムの一つです。ラインと同様、一日の釣りの内で、海水に触れている時間の長いアイテムがウキです。
手入れの方法としては特出したものはなく、私の場合は持ち帰ったウキをボールなどにぬるま湯を張り、全てのウキをそのままボールに放り込んで5分ほど漬けておきます。時間が経てばタオルや軟らかい布などで吹き上げて完了です。ウキ表面より、ラインが通る穴に塩分や汚れ、ゴミが付着して糸通りが悪くなるのを防ぎます。
ハリ
筆者は通常、使用するハリはハリ専用ケースに号数分けして持ち運んでいます。もちろん防水されたケースを使用していますが、どうしても雨や波しぶきがかかると時折、濡れてしまう場合があります。
その時は家に帰ってすぐにティッユの上へ号数、種類別に広げて乾燥させ、濡れティッシュなどで軽く吹き上げてから専用ケースに戻すようにしています。こうすれば案外とサビが入ることはありません。サビが強くなるとハリそのものの強度も落ちることになりますので、年末年始のメンテとしては、サビの強く出たハリを思い切って捨ててしまう作業も必要です。
バッカン
配合材を混ぜて使用したまきエサ用バッカンは、現地で軽く水洗いして持ち帰っても、案外と内壁に配合材が残っていることが良くあります。もちろん、帰ってから再度、水洗いされる人も多いと思いますが、せっかくきれいに汚れを落としても、また、次の釣行で汚れてしまうと同じことです。
そんな場面を考えて、筆者は乾燥させた後、シリコン系のスプレーをバッカンの内側に万遍なく吹きかけておきます。見違えるように使用した配合エサがこびり付かなくなりますので、一度、試してみてはいかがでしょう。
フィッシングウェア
フィッシングウエアやシューズ、ブーツなどは、雨、風、波しぶきなどの外的要因から自分の身を守ってくれるアイテムですが、その分、劣化頻度も早く、メンテナスが非常に重要なアイテムと言えます。特にウエアは最も汚れやすく頻繁に手入れをする必要があります。
私の場合、ウエアはぬるま湯で手洗い、手もみによる汚れ除去に加え、乾燥後は防水スプレーを吹きかけて撥水効果を高める措置を行ってから収納しておきます。磯グツや磯ブーツについても、流水で洗い流した後、防水、撥水効果の高いスプレーを使用して、少しでも劣化を防ぐように対処を施しています。
いずれにしても海釣りの天敵は「塩分」といっても過言ではありません。使ったアイテムはとにかく塩分を取り除く処理を行うことで、少しでも長く、トラブルのない道具として使っていくことができますので、ぜひ、この機会にメンテナンスに取り組んでみてはいかがでしょう。
<兵頭良弘/TSURINEWS・WEBライター>
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