初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】

2021年01月11日 17:00

[TSURINEWS]

抜粋

師走を迎え、今年もあっという間の一年。今シーズンの締めに何を狙おうか、天候と相談して三重県・南伊勢町宿浦の渡船屋たにぐちで、ビンチョウマグロ、別名トンボマグロをジギングで狙ってきた。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】

マグロ狙いトンボジギング

三重県・南伊勢町宿浦の渡船屋たにぐちで、ビンチョウマグロ、別名トンボマグロをジギングで狙った。数年前からトンジギの通称でメジャーなゲームフィッシングとして成立し、釣友の伊藤さんがぜひとも初チャレンジしたいとのことで、12月12日に予約した。

事前情報を谷口船長へ聞くと、キハダのデカいのもくる可能性があるので、PEライン4号以上、リーダー100lb、エンジン停止のドテラなので風速によりジグは300g以上が必要とのことだ。

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

当日の予報は午前中微風、午後北西の風4m。予想外の雨のなか、左舷トモの2番3番に並び、午前6時に出船。出船前の船長からレクチャーでは、ヒットしたら周りの人はジグを回収。ネットイン後、すぐ投入して連続ヒットを狙うこと。

フックはジグのリアかフロントいずれか片方だ。初チャレンジの人は相当厳しいよ~のひと言で出船した。

20kg級ビンチョウマグロ登場

微風小雨のなか、走ること1時間。水深260m、300gのジグのリアにフック1本を付け、ベイトのレンジの少し下、水深120~50mを狙う。ほぼベタナギだが若干潮は効いて、いい感じの澄み潮だ。

10mほどワンピッチジャークで上げて、最後に大きくシャクってフォールさせ、食う間を取る。これを指定のレンジを繰り返す。潮でジグが流されたら、いったん回収して再投入を繰り返すが、反応はなし。

開始から1時間ほどたったころ、船長から「100mラインに怪しい反応」とアナウンス。その直後ミヨシ2番目でヒット。うまくアワせてぐんぐん巻き上げると、難なくネットイン。20kgはありそうな立派なビンチョウマグロ(タネトン)で船上の活性はMAXだ。

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】本命浮上(提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

マグロがいることが確信できて、すかさずジグを投入し追い食いを狙うがそれ以降反応なし。

初挑戦でいきなりのヒット

初めてビンチョウを目にした伊藤さんは、230gのジグにフロントフック+ワームのドーピングで狙う。私も作戦変更。回遊中のマグロ遭遇確率を増やすため、奥の手の電動ジギング。ジグ400g、ラインは270mまで目いっぱい出して、なるべくジグが海中を漂うようにする。

すると隣の伊藤さんの新調ロッドに何やら怪しい反応。巻きアワせてヒットだ。ロッドが勢いよく曲がり、リールからラインが引き出されドラグがうなる。マグロだ。

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】ビンチョウの強烈な引きに耐える(提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

だがこの時、少し嫌な予感が……。前回遠征で超大物がヒットしたのだが、リーダーがほどけてもう少しのところで痛恨のバラシを経験しただけに、気が気ではない。

見事11kg級ビンチョウ手中

今回は結束練習を繰り返し、完璧なノットで挑んでいるのだが不安がよぎる。不安を抱えながらノットを信じて、一進一退のやり取りが続く。船長の「大変かもしれんが引きを楽しまなくっちゃ!腰と足でリフトして!」の助言。

これで気が楽になったのか、マグロが弱ってきたのか、徐々に引き寄せてついにリーダーまでくると、シルバーのピカピカの魚体が船の下で回転しているのが確認できた。ビンチョウマグロだ!

船長によると、マグロは必ず反時計回りで上がってくるので、向こうを向いたときは我慢、こっち向いたら巻く、とのアドバイスでうまくかわして無事ネットイン。

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】ジグは200〜300gのロング系(提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

おめでとう!拍手!エラワタ抜きで11kg超え。リーダー結束は完璧で、笑顔満開の伊藤さんだった。念願の膝持ちガッツポーズも決まった。

初トンジギでまさかの連打

私も電動ジギングで休まずシャクるが反応なし。ひと呼吸おいて体力の回復を待っていた伊藤さん、先ほど同じジグで探ると先ほどより少し深いレンジでまたもやヒット。1匹目より引きは強く、体力的には疲れているはずだが、ラインシステムに不安なし。

やり取りを楽しむ余裕もあり、時間をかけて取り込むと、こちらもエラワタ抜きで11kgの良型だった。伊藤さんは盆と正月とクリスマスがいっぺんにきたようだと大喜び。船長も初トンジギで2匹とは……と、目を丸くして驚いていた。

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】2匹目も11kg級(提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

マグロ三昧の釣果メシ

この後上げ潮止まりとなり、潮向きも変わってアタリは遠く、30分残業してもらったが、午後1時半にロッドオフ。

船中3ヒット3ゲットと、全員安打とはいかなかったが、ヒット後は同船者の協力なくしては獲れないターゲットのため、本当に感謝だ。翌日は料理がとても上手な近所の酒房味彩でマグロ三昧。最高においしかった~!

初挑戦の『トンジギ』でまさかのマグロ連打【三重・渡船屋たにぐち】ビンチョウ料理はどれも絶品(提供:週刊つりニュース中部版 APC・水野武司)

<週刊つりニュース中部版 APC・水野武司/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
渡船屋たにぐち
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年1月8日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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