沖堤サビキ釣りでデカアジ御用 「緑色」仕掛けが奏功【武庫川一文字】
2021年01月17日 17:00
抜粋
武庫川一文字で大型アジが釣れているという情報を聞きつけ、12月末に出かけた。日暮れ前後を中心に時合いが到来、デカアジをキャッチできた。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伴野慶幸)


武庫川一文字でサビキ釣り
2019年の暖冬とは一転して、2020年12月上旬に寒波が訪れて一気に冷え込み、順当に冬入りした。強風、高波の日も多くなり、釣行に苦労する時期に入ったが、2020年の釣り納めをしたいと12月26日、兵庫・武庫川一文字へ釣行した。
回遊次第だが、夕マヅメにデカアジ、大サバがまだ狙えるという釣果情報に一途の望みを託して、14時過ぎに武庫川渡船の店舗を訪れた。店舗近くでは午前中の釣りを終えた釣り人たちをスタッフが出迎えていたが、お互いの表情は冴えない。
聞けば午前中は強風に悩まされ、全体的に目立った釣果がなかったらしい。しかし、すでに風は治まっており、夕マヅメには本命に出会えるだろうと期待を胸に、乗船手続きのため店舗内へ。
武庫川渡船は釣り客へのマスク着用の呼びかけの徹底に加え、店舗の入り口に消毒液を備え付け、中に入れるのは6人までに制限するなど、コロナ対策に力を入れている。釣り客の側も店とスタッフの取り組みに応えるかのように、乗船場では15人余りの釣り人全員が、マスクを着用してスタッフの指示に従い、15時発の便にスムーズに乗船していった。
武庫川渡船の乗船場風景(提供:WEBライター・伴野慶幸)2番船着きに渡堤
ほどなくして船は2番の船着き場に到着し、そこで私と数人が波止に降り立った。12月の釣果情報をもとに、実績のある2番東側のカーブ付近に釣り座を構えたが、当日は土曜日でも波止はガラガラ。
2番の船着き(提供:WEBライター・伴野慶幸)例年なら12月下旬の寒い時期でも、型狙いのタチウオファンを中心に、土日祝は賑わいを保っている。しかし、2020年は記録的なタチウオ不振の年となり、夕方の釣り人が大幅に減ってしまったのだ。
夕マヅメの短時間勝負
粘っても釣れないからと、渡船も最長19時までと短めの営業体制で、私のデカアジ、大サバ釣りも夕マヅメの短時間勝負となった。外向き(沖向き)で釣るか、内向き(陸向き)で釣るかは悩みどころだが、幸いにも内向きで時合いを待つ若者グループがカーブに並んでいたので、私はその様子をうかがいながら、夕マヅメまでは大サバが日中に回ってくる確率が高い外向きで釣ることにした。
なお、武庫川一文字の詳細については、以前の投稿「大阪湾の沖波止紹介:武庫川一文字 管理行き届いた運営で安心安全釣行」を参照いただきたい。
当日釣り座を構えたカーブ付近(提供:WEBライター・伴野慶幸)タックルとエサ
デカアジと大サバ狙いのための竿下サビキ釣りのタックルは、磯竿5号5.4mに、道糸4号を巻いた両軸リールをセット。サビキはこの時期、武庫川渡船が薦める7~9号バリにハリス2~3号の蓄光スキンサビキで、色はピンクと黄緑の2種類。日中はピンク色が、日暮れからは黄緑が良いとのことだった。
当日用意したサビキタックル(提供:WEBライター・伴野慶幸)アミエビを詰めるマキエカゴはサビキの上下それぞれに付けるダブル方式で、上下からまきエサをサビキの周りにまとわせる作戦だ。また、上カゴとサビキの間にクッションゴムを介して、巻き上げの際にはテンションを極力少なくしてバラシを避けるという工夫を施している。
早々に25cm超デカアジ
15時半頃から外向きで釣り始めた。下カゴが海底に着底したら、30cmほど上げて底ギリギリのタナをキープする。時合いは17時以降に訪れるので、置き竿でラッキーヒットを待つことにした。すると、15時40分頃、突然竿先がガクンと引き込まれた。「大サバか!」と期待しつつ慎重に巻き上げると、一番下のサビキバリに掛っていたのは、意外にもデカアジ。
海面からそろりと抜き上げると、体長も厚みも文句なし。メジャーを当てると25cmを超える見事なサイズだった。お宝を扱うかのようにスカリに入れると、内向きの若者グループが様子を聞いてきた。ヒットからの様子を伝えると、「外向きの方が良いんですかね?」と悩んだ様子。
早々に釣れた1匹目のアジ25cm(提供:WEBライター・伴野慶幸)「本命は内向きなので、もう少し様子を見たらどうですか」とアドバイスして、再び釣りを続行。この後さすがに立て続けに……とはいかず、置き竿で待ちの時間帯が続いた。
悔しいバラシ2回
1匹目は散発だったな……と、打ち返しのペースを遅くしていたが、16時半頃に再びガクンと竿先が引き込まれた。慎重に巻き上げるとデカアジの姿が海面に見えたので、バラさないようにとタモを差し下ろす。ところがここでハプニング。先客が残したPEラインの残骸にサビキが絡まり、抜き上げられなくなってしまったのだ。
タモを駆使するが動きは封じられ、まごついている間に魚をバラしてしまった。サビキも失い、悔みつつもリセットして再開。すると10分ほどして、マキエカゴでの底取りをしたタイミングで、ブルブルとした感触が竿先から伝わった。今度こそと巻き上げ始めたところでハリ外れ。
底取りのタイミングで2匹目
2回続けてのバラシに焦りは募るが、ペースが上がってきたと気合いを入れ、竿を手持ちにして貴重なアタリを逃さないよう体勢を整える。すると17時前に、また底取りのタイミングでヒット。
慎重に巻き上げ、タモ入れにも成功。2匹目のデカアジを追釣した。獲物をスカリに入れる私の様子を見て、先ほどの若者グループも外向きの釣りに転じるが、高低差のある外向きは勝手が違うようで、ほどなく撤退。
「そろそろ内側にもくると思うんですけどねえ」と声をかけてきたので、「日暮れ前にはくると思いますよ」と私からもエールを送る。
内向きに移動
17時過ぎに日暮れを迎えると、待望の時合いが到来した。「来たっ」と内向きの若者グループの1人がのろしを上げ、仲間が見守る中でデカアジを捕獲。大喜びで続行すると、すぐに2匹目を追釣。
「時合いですね。今ですよ今。」と意気上がる。その様子を見て、私も内向きに釣り座を転じた。別の場所で釣っていた人も近くに寄ってきて、カーブには釣り人が並んだが、アタリがあるのは1人だけ。
仲間が「何でお前だけやねん」とやっかむと「サビキの違いやわ。緑色がエエらしいんで持ってきてたら、当たったんや」と言葉を返す。
黄緑の「蓄光サビキ」が奏功
この一声に私はハッとなり、自分も持ち込んでいた黄緑の蓄光サビキにチェンジ。さらに上カゴ付近にケミホタルブルー50を付けて、集魚効果を高めた。この一押しの工夫が正解。時合いが過ぎつつあった頃に、この日最長サイズの3匹目を追釣。内向きは高低差がないので取り込みも簡単だった。
黄緑の蓄光サビキにヒット(提供:WEBライター・伴野慶幸)その後、中サバと良型ガシラも釣れ、結果的に内向きに転じて吉となった。若者グループは一足早く納竿したが、私は最終の19時まで粘り、4匹目のデカアジを拾うことができた。
粘ってデカアジ1匹を追加(提供:WEBライター・伴野慶幸)常連の釣果にア然
19時の迎えの最終便には30人余りの釣り人が乗り込んだが、表情は悲喜こもごも。釣り座や釣り方によっては釣果なしの人もかなりいたようだ。私の最終釣果は、デカアジ4匹、中サバ1匹、良型ガシラ1匹と、冬の残り福とも言える釣果に満足していた。
当日の釣果(提供:WEBライター・伴野慶幸)ところが、武庫川渡船の店舗前で常連4人が釣果を披露していたのを見てア然。メジロにドラゴン級のタチウオ多数と、タチウオ不振の年でも圧巻の釣果。「あー、メーターないわ」、「2ケタギリや」、「底叩きまくってようやくこれや」と、何とも贅沢な言葉の数々でスタッフとの話に花が咲いていた。
<伴野慶幸/TSURINEWS・WEBライター>
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