雪中フカセ釣行で『年無し』含む寒チヌ堂々2尾【大分・大在公共埠頭】
2021年01月21日 16:30
抜粋
1月10日の雪混じりの風が吹く中、大在公共埠頭に寒チヌ狙いに行ってきた。寒さに耐えながら、年無し筆頭に良型2尾をゲットした釣行をお伝えしたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・誠太郎)


大在公共埠頭で寒チヌ狙い
日本列島に爆弾低気圧が到来し、比較的寒波に強い九州も冷凍庫に入ったような日々が続いた。しかし、こんな時期だからこそ水温に比例して小魚の活性は下がり、良型のチヌが狙えるチャンスなのである。
もちろん、そう簡単には釣れてくれない。だからこそ、色々と工夫を凝らし、獲物との間合いを詰め、やっとの思いで釣りあげる寒チヌは非常に価値がある。
そんな熱い想いを抱き1月10日の雪混じりの風が吹く中、大在公共埠頭に寒チヌ狙いに行ってきた。
「砂置き場」で実釣
大在公共埠頭は比較的釣り場が広く、東系以外の風であれば少々強くても風向きに応じて竿が出せるポイントがそれぞれ存在する。今回は5~7m/sの北西風。風裏を探せば何とか釣りができる。
そこで今回は、大在公共埠頭の通称「砂置き場」に釣り座を確保。到着すると他のポイントには釣り人はいなかったのだが、ここは風裏だけあって2組の釣り人がいた。身を切るような冷たい風が吹くが、他に釣り人がいるのは非常に心強い。
通称「砂置き場」(提供:WEBライター・誠太郎)私自身も、最初は身を切るような寒さにやや下がり気味の気分であったが、仕掛けを組み釣り支度が整うにつれハートが熱くなり、徐々にテンションが上がってくるのであった。
全遊動の沈め釣りでスタート
すべての準備が整った。そして期待の第1投と行きたいとこだがそこは我慢。まずは基本に徹してチヌを足止めするためのまきエサを十分に投入する。まきエサを打ちながら潮の状況を確認すると、満ち込みを迎えたこともあり、潮は左から右に緩やかに流れている。
しかもそんなに複雑な流れではなく、上下の潮が同じスピードで緩く流れる個人的には理想的な流れである。よってウキは00号、ハリスは2ヒロ強取り2号のチヌ針の50cmくらい上ににガン玉G4を打ち、ガン玉とさしエサの針がなじむと徐々に沈んで行く全遊動の沈め釣りで挑んだ。
道糸は1.5号。まきエサを打ち、仕掛けを投入し、針、ガン玉がなじむと徐々にウキが沈んで行く。そしてウキが見えなくなったら、竿先から軽く張った状態の道糸に全神経を集中する。この道糸に少しでも魚の生体反応が伝わってくるようであれば即アワセするつもりで完璧な臨戦態勢でのぞんだ。
完璧な臨戦態勢なのだが、仕掛けの投数を重ねても反応が全くない。まきエサはかなり効いているはず。しかしまだ魚は寄ってきてない様子。魚の反応がないと次第に弱気になってくる。すでに心が折れそうである。寒チヌ狙いはまさに、魚が食うかその前に釣り人の心が折れるかの勝負なのである。
待望の極小アタリ
満潮時間に近づくといよいよ潮の流れが緩やかになり、仕掛けとまきエサとの同調もよりいい感じになってきた。そしてやっとガッツリとは食いこまないものの、時々魚にさしエサがかじられるようになる。ようやく生体反応が出だした。この状態で魚の生体反応が無ければ根負けして帰宅していたであろう。
そして数投目、魚によるものか波のためか、道糸の不自然な動き。少し様子を見てもう一度道糸が張った時にアワセをいれた。その直後、「ギュゥィィィィン!」と、強烈な魚からの反撃!
魚を掛けた射程が近かったので竿先まで海面に突き刺さる大アタリ!魚との綱引き状態を回避するためレバーブレーキを駆使し、竿を立てこちらの戦闘態勢も整った。
「これはデカいな。寄ってこない!」
竿は立ったがジリジリとドラグが逆回転する。竿を持つ私を軸に円を描くように右から左へ少しずつ距離を広げながら魚は一定の層を泳ぐ。中々寄せることができない。魚の力が弱るまでしばらく竿を立ててドラグの締め加減で防御態勢。魚が力を緩めたら慌てず、距離を詰めるように落ち着いて巻く。ここで慌ててはすべてが水泡に帰すので無理をせずゆっくり寄せるように心がけた。
奇跡の「年無し」チヌに感動
魚の反撃が弱まったところで、攻勢に転じた「時間をかけてゆっくり行こう」そう自分に言い聞かせ、ゆっくりと魚との間合いを詰める。ようやく魚の力も落ちたようである。そして沖で浮かび上がったのは、黒銀色の良型のチヌ。
久しぶりの良型である。何とかお縄にしたい。慎重に構え、とにかく奴が疲れるまで待つ。魚も底力を見せ寄せたかと思えばまた沖に走ろうとする。そのやり取りを繰り返し、何とかタモの届く範囲にまで寄せた。
そして焦る気持ちを抑え遂にタモ入れ成功!上がって来たのはタモ枠からはみ出るチヌ、軽く見積もっても50cmは超えている。いわゆる「年無しサイズ」というやつである。
アプリで計測(提供:WEBライター・誠太郎)大分県も2月の下旬になると、大分県の県南地区の蒲江では大型のチヌが釣れだすのだが、この時期、この県庁所在地の波止場でこのサイズが釣れてくれたのは奇跡に等しい。何年も釣りをしているが、この年無しサイズを釣った感動はいつ味わってもいいものである。本当に嬉しかった。
寒さに耐え続投
この一枚を釣ってしばらくは上機嫌だったのだが、徐々に北西風が強くなってきた。風だけなら背中からなので車が防いでくれるが、手がかじかんで針にエサを刺すのも一苦労。最初は時々取られていたエサも取られなくなり、再び生体反応無しの状態。そしてついに雪まで降りだし、場所によっては積雪がみられる。
ついに雪が……(提供:WEBライター・誠太郎)視界も悪くなり心も完全に折れてはいたのだが、いい感じの潮の流れは継続中。この潮だけ釣ってみてダメなら帰宅することとした。私の心の支えであった他の釣り人も、さすがに雪が降りだすと帰宅。波止場にいるのは釣りをしている私と、車の中から釣りを見学しているギャラリーの車2台のみ。
雪は止んだが、相変わらず背後からの北西風は強い。このポイントが唯一北西風に強いポイントであるため、雪が落ち着くと1人、2人と釣り人がやってきた。今の時間は何時かスマホを確認して、竿先を見つめなおした直後、竿先から緩やかに張っている道糸に微妙な反応。
45cm級チヌを追釣
通常ならすぐアワセをいれるところだが、そこは我慢。明らかに魚が乗ったと確信できるまで待つ。すると再び道糸が張ったので、勝負に出てアワセを入れると魚が乗った。どうやら、エサをくわえてから魚が動いてないようであった。
先ほどのチヌより少し力が弱いようだが、通常ならば十分に良型である。結構いい引きを楽しませてくれる。ゆっくりと落ち着いて寄せてタモ入れ。このチヌは麦を沢山食っているせいか腹がパンパンである。サイズも45cmは楽に超えている。本来ならこのサイズが釣れてくれただけでも大喜びである。
2尾目も良型(提供:WEBライター・誠太郎)厳寒期釣行の注意点
今日は寒さに負けず粘りその甲斐あって、貴重なチヌが2枚も釣れてくれたが気が付くと車は雪まみれ、鼻水は止まらない。顔、耳は寒さを通り越して痛いくらいである。厳寒期の寒チヌ釣行の注意点として、言うまでもないが寒さ対策は万全にしたい。
次に必要なのは、寒さに心折れないモチベーションを維持することである。1つの方法として、満潮あるいは干潮の潮止まりの時間を中心に前後2時間以内と短時間勝負も良策である。加えてそれが水温が上がる午後の時間帯なら尚効果がある。
何度も述べるが「絶対チヌは寄ってくる」と自分に言い聞かせ、寒さに屈しない精神力がどれだけ続くかが釣果に繋がることであろう。
苦労して得た釣果は格別(提供:WEBライター・誠太郎)<誠太郎/TSURINEWS・WEBライター>
大在公共埠頭
所在地:大分県大分市大在
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