【東海2021冬】ロックフィッシュゲーム入門 タックル・ルアー・釣り方

2021年01月29日 16:30

[TSURINEWS]

抜粋

冬が本番のターゲットといえば、ロックフィッシュ。カサゴを筆頭に、タケノコメバル、ムラソイ、クロソイと魚種は豊富。今回は冬の貴重なルアーターゲットにスポットを当てよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ターゲットとなるロックフィッシュ

身近なベイエリアで手軽にルアーフィッシングを楽しめるロックフィッシュ。ロックフィッシュとひと口に言っても、種類はいろいろ。その中でも最も釣りやすいのがカサゴだ。冬だけではなくオールシーズン狙え、他の魚がダメでも、カサゴでボウズ逃れ……という人も多いほど、手堅いターゲットだ。

カサゴがポピュラー(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

他にタケノコメバルやムラソイ、クロソイの他にまれにキジハタがヒットすることも。そして近年名前を聞くようになったのが、「チャイロマルハタ」だ。本来沖縄や南九州に生息する南方系のハタだが、温暖化の影響か、名古屋港辺りでも釣れたという話をちらほら聞くようになった。といっても絶対数は圧倒的に少ないので、狙って釣ることは難しいだろう。

レアなチャイロマルハタ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

昼間でも狙うことはできるが、夜行性ということもあり、圧倒的に夜釣りが有利。特にルアーで狙うときは、その傾向が顕著になる。寒さに負けず釣り場に繰り出せば、これらのロックフィッシュたちがきっと遊んでくれることだろう。

ロックフィッシュタックル

手軽さが一番の魅力であるロックフィッシュゲーム、装備は軽装でありたい。

ロッド

したがって釣り場に持ち込むサオは1本。外道でヒットするシーバスやクロダイなどにも対応できるよう、張りのあるアジングロッドがお勧めだ。長さは7ft前後が使いやすい。

タックル図(作図:週刊つりニュース中部版 編集部)

リール

合わせるリールはスピニングリールの2000番前後。PEライン0.4号が150mほど巻けるキャパがあればOKだ。最近のリールは安価なものでも、ドラグ性能が優れているのでさほど高価なものは必要ない。

7ft前後のスピニングタックルがメイン(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ライン

ラインはPEライン0.4号にリーダーとしてフロロカーボンラインの6~8lbぐらいを1.5mほど。PEラインラインの扱いに自信がなければ、フロロカーボンラインの4~6lbを150mほど巻いておこう。

これらのタックルはメバルやアジを狙うときに比べ、やや強めになっている。あくまでロックフィッシュを狙うセッティングなので、メバルやアジも狙うときは、もう少しラインの号数を落とそう。

ロックフィッシュゲームのルアー

次にロックフィッシュゲームに使用するルアーについて紹介しよう。

ジグヘッドの選び方

使うルアーはジグヘッドと呼ばれる、ハリとオモリが一体になったものだ。このハリにワームを刺して使う。ジグヘッドの重さは、1~5gぐらい。主に使うのは1.5~3g辺りだろう。形状はさまざまだが、ハリの軸がやや太めのものがお勧めだ。

ジグヘッドは1.5〜3gを用意(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ワームの種類

ワームも多種多様に販売されているが、テール(尻尾)の形状で呼び名が違う。まっすぐなテールのピンテール、クリンと曲がったカーリーテール、巻くと微振動を起こすシャッドテールなど。

ワームはピンテール中心で(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ロックフィッシュの場合、ワームの形状で違いが出ることはあまり少ないので、好みで選べばいいと思う。だがセイゴやアジ、メバルなども狙える場合は、ピンテールが有利になるので1袋ぐらいは持っていた方がいいだろう。

好みでいろいろ揃えよう(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

またルアーとラインの接続には、極小のスナップがあると便利。ルアーの交換を素早く行えるのは、手がかじかむ季節にはありがたい。

その他の装備

夜の海辺は極寒だ。防寒対策は万全に。つい上に着る防寒着に目がいきがちだが、大切なのはインナー。発熱素材のインナーを着込んで、なるべく厚着しないようにしよう。あまり着ぶくれすると、釣り場に動きにくいうえ、ライフジャケットも着にくくなる。

手袋も必須。ルアーの交換や手に伝わる感覚を逃さないため、指を切ってあるタイプがお勧め。ナイトゲームがメインなので、偏光グラスなどはいらないが、頭部を保護する帽子は必須。もちろんライフジャケットは必ず着用しよう。

ムラソイも定番(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

他にはハリを外すプライヤー、タオルなども。ルアーやリーダー、これらの小物は、ウエストバッグかショルダーバッグに入れておけば、移動も身軽にできる。

ロックフィッシュの釣り方

次に釣り方について解説しよう。

基本は「底」を狙う

ロックフィッシュの名の通り、岩や根などの障害物周りにタイトに着いていることが多い。基本的にロックフィッシュ狙い=底狙い。確実に底を取れる重さのジグヘッドを使い、キャストしたら底まで落とす。

その後はゆっくりロッドティップを持ち上げ、ジグヘッドを浮かせた後に再度底まで落とす。これがリフト&フォールという誘い方だ。アタリは落ちていくときに出ることが多い。

クロソイは30cm近い良型も出る(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

スイミング=「巻き」の釣り

他に底からやや上をスローに引いてくる、スイミングという釣り方もある。イメージとしては底から20~30cm上を引くのだが、具体的に引いているレンジを正確に把握することはできない。そこで時々リールを巻く手を止め、ジグヘッドを底まで落として再び巻く。手前にくるほどラインに角度がついて、ルアーが浮きやすくなるので注意したい。

ヒット後はゴリ巻き

アタリはジグヘッドが着底した瞬間に、コツンと手元に伝わるものや引いている途中でひったくっていくものもある。アタリが出たら即アワセが基本。ロッドを立ててポンピングはせず、一気にゴリ巻きで浮かせよう。

ジグヘッドを丸のみにすることも(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

ヒット直後に根から引き離せなければ、潜られてしまうことが多い。魚が掛かっているかラインを張って聞く人をたまに見かけるが、これは絶対NG。重みが伝わればためらわず、一気にリールを巻こう。

意外と狙い目の「壁」

名古屋港も四日市港も工業港なので、水深のあるふ頭が多い。こんなポイントでは、魚たちは底だけにいるわけではない。その岸壁には、タンカーが接舷するバンパーやエグレ、壁一面にカキ殻が付着する。多くのロックフィッシュたちは、こういったストラクチャーにもタイトに着いている。

水深が10m前後のポイントであっても、魚たちは比較的浅いレンジにいることが多い。ノベザオでも狙えるほどのレンジだ。

魚が壁についていることも意識(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

こんなふ頭のポイントにエントリーしたら、ひと通り底を探り終えた後は浅いレンジを狙ってみよう。壁際ギリギリに平行にキャストし、ラインは出さずに張らず緩めずでジグヘッドをカーブフォールさせていく。このとき、ジグヘッドは軽めのものを使うこと。重いと魚が気づく前にジグヘッドがヒットレンジを通過してしまう。1g前後が使いやすいだろう。

そこに魚が着いていれば、高確率でアタリが出るはずだ。ラインの動きと手元の感覚に集中しよう。ヒットしたらロッドを沖に突き出し、壁から魚を引き離そう。ベイエリアでは驚くような大型は少ないが、20cmを超えればそこそこの引きを見せる。カキ殻やエグレの縁にラインが擦れると、あっという間に切られてしまうので注意しよう。

風が強くてギリギリにキャストできないときは、足元にジグヘッドを落とし、自分が歩いて5~6m距離を取ればタイトに壁際を探ることができる。

キープサイズ以外はリリースを

ロックフィッシュは、釣り物が少なくなる冬の貴重なターゲット。同時に食べても非常においしい魚でもある。釣った魚をおいしく食べるのも、釣りの魅力のひとつであることは間違いない。

だがロックフィッシュは回遊魚と違って、釣ったら釣った分だけいなくなってしまう。実際釣り荒れが進んだポイントでは、マッチ箱ほどのサイズがわずかしか釣れない所もある。

レアなキジハタ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

いつまでも楽しめる釣り場であるように、キープは食べる分だけ、抱卵魚や小型魚はリリースすることを心がけてほしい。

マナーは守ろう

また近年は釣り場のマナー問題も顕著になってきている。ベイエリアは火気厳禁のポイントが多いが、そんな場所で平気でタバコを吸ったりゴミを放置していったりする人もいる。今の状況が続けば、どんどん釣りができる場所が少なくなっていくだろう。

アタリが多い癒やしの釣りだ(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

釣り人1人1人がルールとマナーをしっかり守って、真冬のナイトゲームを楽しんでいただきたい。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年1月22日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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