「海上釣り堀」初体験でマダイ&ワラサ 初心者でも手軽に高級魚ゲット
2021年01月30日 06:00
抜粋
1月3日、シンプルなウキ釣り仕掛けを使って高級魚とのファイトを味わえるということで近年注目を集めている、大人気の海上釣り堀に初チャレンジ!
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉浦永)
海上釣り堀とは
海上に浮かんでいるイカダに渡し船で連れて行ってもらい、養殖イケスに入っている魚を釣ることができる施設です。
その魅力は、なんといっても子どもから大人まで、誰でも簡単に高級魚が釣れるというところにあります。自然でブリやヒラマサ、マダイなどを狙った場合、これらの大型魚はなかなか釣ることが難しく、「誰でも簡単に釣れる」ということはありません。
しかし、海上釣り堀ならキャスト技術やサオの操作技術も、そんなに必要ではないので、誰でも簡単に魚を釣ることができます!
ターゲットは釣り堀によって違いますが、ブリ、カンパチ、シマアジ、マダイ、ヒラメなど、高級魚を狙うことができるのが一般的です。天然魚を釣りたいというアングラーには不向きかもしれませんが、ファミリーフィッシングや釣りをしたことない人にはもってこいです。
三重県の福寿丸へ
1月3日に訪れたのは、三重県の福寿丸。
営業時間
春:受付午前06:00~終了午後01:30
夏:受付午前05:45~終了午後01:30
秋:受付午前06:30~終了午後01:30
冬:受付午前06:30~終了午後01:30
レギュラーコース料金
男性(大人/中学生以上):11,000円
女性:8,000円
子供(小学生):5,000円
貸切コース料金
平日:1~4人44000円
土日祝:8人88000円(事前予約の場合、7人から可能)
釣れる魚
ブリ、ハマチ、ヒラマサ、カンパチ、マダイ、ヒラメ、シマアジ、イサキ、サクラマス、イシダイ 、イシガキダイ、グレ
施設の特徴
初めて海上釣り堀を経験した個人的な感想として、福寿丸の印象は「不便のない施設」であると感じました。
施設内で氷、発泡などの釣れた魚を持って帰る上で必要な物が用意されています。また、釣りを終了してからは魚をしめる作業をしてくれるため、自分で魚をしめる必要がありません。さらに、三枚おろしやウロコかき、ハラワタ出しなども行ってくれるため、自宅でキッチンが汚れる心配もありません。
釣り人のニーズを満たしてくれるサービスを行なっている釣り堀でした。
タックル&エサ
福寿丸を訪れたのは、2021年1月3日。お正月ということもあり、大勢のお客さんで賑わっていました。天気は晴れ、風速は1~2mほどのなぎ。三重県のリアス式海岸の特徴を使った場所に位置しているため、風や波の影響が殆どありませんでした。
今回は仲間内7人で1つのイカダを貸し切っていたので、タックルは基本的に自由。私は強めのシーバスタックルでしたが、ジギングタックルでも応用可能でした!
仕掛けは市販の物を購入して、ハリサイズの違う仕掛けも購入。乗り合いのイカダの場合は周りに迷惑をかけてはいけないので、海上釣り堀の専用タックルで臨むべきだと思います。
また、今回用意したエサは「アカシャエビ」、「サンマの切り身」、「キビナゴ」、「イワシ」などの、釣具店の冷蔵庫コーナーに売っているエサです!周りの人の状況や、ターゲットに合わせてエサを変化させていくことで釣果が望めるそうです。特に放流時はフレッシュな魚が入るので、活アジの泳がせで大型青物を狙うこともポイントだそうです。
まずはタナを探す
まずはタナ探しです。ボトムを把握した後に、魚がいるであろうレンジを予測して、ミドルレンジにタナを決めました。そして、そこからアタリが出るタナになるまで、少しずつボトム付近にかけてレンジを落としていく戦略です。
ミドルレンジから半ヒロずつレンジを下げていくと、ほどなくアタリが多く出るレンジを発見することができました!
この釣りのキーポイントの1つであると感じたのが、この「タナ取り」。底を攻めすぎるとロストの危険性が高まるので注意です。また、表層すぎると魚がいないレンジを探ってしまう場合があるので、ヒット率が下がります。周りの人の状況やアタリの多さを確認しながら、魚の好むレンジを自分で探ることが大切だと感じました。
1匹目は良型マダイ
アタリのあるレンジをつかんだら、集中的にエサを打ち込んでいきます。すると、ウキに変化が「チョンチョン」と出ました。ウキが水中に沈むタイミングでフルフッキングすると、乗りました。そして、良型マダイをキャッチできました。
ウキを見てアワせることができるので、釣り初心者でもタイミングが分かりやすいですね!
とはいえ、アタリが出た場合はウキの動きを確認して、しっかりとウキが沈んでからアワせることを意識しました。早アワセをしすぎるとハリに掛からない場合が多かったので、タイミングを見計らうことが大切だと思います。
また、アワセのタイミングを遅くしすぎても、魚がエサを離してしまうので、早すぎず遅すぎないアワセを狙っていきました。
放流タイムにワラサ
1日に2回の放流があるのですが、その際に大量の大型青物が入ります!同じイカダの仲間は、エサを活アジに切りかえて、青物をヒットさせました。養殖魚とはいえ、さすがは青物!かなり引いています。
ゆっくりと時間をかけてワラササイズを追加!貸切イカダなので、皆で盛り上がりながら、ゆっくりとしたファイトができました。
パターンとスレ対策
この日はイカダを取り囲むネット周辺で魚からのアタリが多いように感じて、根掛かりスレスレのネット周りでの釣りにシフトします。するとアタリが連発!遂に当日のパターンを発見しました。
このように狭いイカダの中でも、その日ごとのパターンは必ず存在しており、時合いも存在しているというところが今回の学びとなりました。
個人的なスレ対策としては、エサを早めにローテーションして、常に新鮮なエサを海中に漂わせること。また、周りがウキ釣りでの釣果がなかった場合はミャク釣りやフカセ釣りなどに仕掛けを変化させて、魚に対して飽きさせない気配りを心掛けました。
最終釣果
個人の釣果としては、マダイ6匹と、写真には写っていませんがワラサ1本。初めてにしては満足のいく釣果になりました。
全体的にはマダイが20匹ほどとワラサが5本釣れて、お正月の食卓を彩りました。養殖魚特有の脂が乗っていて、ブリポンなどのあっさりとした食べ方が個人的なオススメです!
<杉浦永/TSURINEWS・WEBライター>
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