投げ釣りで『マコガレイ』手中 時合いはたったの30分【岸和田一文字】
2021年02月03日 11:30
抜粋
岸和田一文字から「クリスマスカレイ」と呼ばれる冬の風物詩の情報が入ってきた。1月11日、ラストチャンスに賭けた釣行の模様をお届けする。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・伴野慶幸)


カレイのラストチャンスに賭ける
昨年12月下旬からの寒波到来で外気温も海も一気に様がわりしたこの冬、釣り物もガタッと減ってシーズンオフに入ったが、岸和田一文字から「クリスマスカレイ」と呼ばれる冬の風物詩の情報が入ってきた。
良型交じりのカレイの数釣りが楽しめるものの、釣期は1か月足らず、釣れるポイントもごく特定の場所だけと、知っている人だけが得をする情報戦の釣り。乗り遅れてなるものかと1月11日、冬季のラストチャンスに賭けて釣行した。
岸和田渡船で情報収集
岸和田一文字に渡しているのは忠岡漁港に乗船場と受付事務所がある岸和田渡船。岸和田渡船の場所と乗船手続きなどは、ホームページに詳しく記載されているので、初めて釣行される方や不慣れな方は、是非とも目を通していただきたい。駐車場もエリアが指定されているので注意が必要だ。
岸和田渡船の店舗と乗船場(提供:WEBライター・伴野慶幸)強風で波も高い日々が続き、不安定な天候のおかげで、当日の始発便は6時に繰り下げ。ただでさえ短いカレイの時合いを逃してしまうのではという不安を抱きつつ、受付事務所で情報収集。
カレイ釣りのポイントを聞くと、「カレイは沖の北のほうが釣れているが、ポイントは特定の場所に限られている。旧一文字でも船着き場3番から4番のあたりでパラパラ釣れているので、沖向きに30mぐらい投げて、釣れたらそこにもう一度投げるように」とアドバイスを受けた。
タックルとエサ
岸和田渡船からは、カレイの投げ釣りは、1人あたりサオ3本までの制限と、オモリは30号以上を使用するよう告知されている。
私のタックルは、投げ釣り用のサオにスピニングリール、ミチイト5号、チカライト5~12号、スパイクテンビン30号の組み合わせで、ミキイト4号にハリス2.5号、カレイ専用バリ12号の自作の2本バリ仕掛けを用意した。
エサはマムシ、青コガネ、アオイソメを併用したが、後に他の何人かの釣り人に聞くと、食いが立っている時はアオイソメだけで十分とのことだ。
エサのマムシ、青コガネ、アオイソメ(提供:WEBライター・伴野慶幸)旧一文字でカレイを狙う
岸和田一文字は、沖一文字(通称:沖の北)と旧一文字の2本の防波堤の総称。2本の防波堤は目に見える距離にあるが、水深や潮通しなどが異なるので、釣行時期や目的の魚によって適したほうを選びたい。今回は当日スタッフから得た情報をもとに、旧一文字のほうを選択した。
岸和田一文字略図(作図:WEBライター・伴野慶幸)始発便は30人ほどの釣り人を乗せ、まずは旧一文字に到着。お目当ての船着き場3番に着くと、そこから波止に立てかけてある梯子を上り、4番方向に少し歩を進めて、両隣と十分な間隔を空けて釣り座を確保した。周りの数人も皆カレイ狙いなので、釣況を見て軌道修正するには好都合だ。時合いは短いので、そそくさと準備にかかった。
1投目は7時前。まずは80m先、50先m、30先mぐらいに遠近を投げ分け、うち2本を中心に海底の感触を確かめながら、少しずつ手前に寄せていく。これがカレイに対しては誘いになるようだ。置きザオでずっと待っていただけでは釣れない。
釣り場風景(提供:WEBライター・伴野慶幸)26cmマコガレイ登場
吉報はほどなく訪れた。7時過ぎ、4番付近で沖向きに投げていた人がカレイを仕留めた。今がチャンスとばかりに3本全てのサオをいったん引き上げ、新しいエサに付けかえて再キャスト。
遠近投げ分け徐々に手前寄せのパターンで続けていると、7時半前に手前に寄せようとした1本のサオに違和感があった。慎重に引くと、何かが掛かっている感触が伝わってきた。これは!と期待感を込めて慎重に巻き上げると、確かな締め込みの感触にかわった。ポンピングは禁物、同じスピードで一層慎重に巻き上げる。
手前10m付近からは、波止の基礎石に根掛かりさせないように上層に引き揚げる。海面に待望の平べったい魚影が姿を現し、そろりと抜き上げて無事獲物を捕獲。検寸すると26cm、岸和田一文字ではアベレージサイズのマコガレイだ。右隣の釣り人からの視線を感じつつ、至福の心持ちでスカリに入れた。
キャッチしたマコガレイ(提供:WEBライター・伴野慶幸)時合いはたったの30分
投点50mから手前に少しずつ寄せ、40mぐらいの地点でヒットしたとパターンをつかみ、今度は3本ともそのパターンに転じた。今がチャンスと2匹目を狙うも、反応は途絶え、サオを上げてもエサはそのまま残るようになった。周りも釣れていない。投げ釣りを早仕舞いして、フカセ釣りの準備に取り掛かる人の姿も見えた。
結局、時合いはたったの30分で終戦。物足りなさを感じつつ、ここでこれ以上粘っても見込みはないと、8時過ぎに私も手仕舞い。迎えの船が来るまで周りの様子を見て歩いた。
船着き場3番から4番の間では、「食い、渋かったですね」、「2匹でした」、「何とか釣れました」という声が聞かれ、周りの釣り人も短い時合いの間に獲物を確保できたようだった。一方でその区域を外れた釣り人たちは、どうやら釣果が得られず、浮かない表情ばかりだった。
沖一文字では8匹の釣果も
旧一文字での釣果をクーラーに入れて、9時の迎え便で沖一文字に移動した。船着き場は「沖の北」1か所のみ。船着き場から少し北寄りの場所で一応投げ釣りのサオ出しはしたが、そこは沖一文字のカレイのポイントではなく、時合いも終了しているので、取材のつもりで波止の様子を見て歩いた。
沖の一文字へ移動(提供:WEBライター・伴野慶幸)全体的に釣れていない釣り人が多かったが、岸和田渡船のスタッフから当日聞いていた「ごく特定の場所」で、圧巻の釣果が上がっていた。若者3人組がサオ出ししていて「少し前に6匹パタパタっと釣れました。友達も2匹釣れました」とのこと。
釣果を見せてもらうと、何とストリンガーに40cm級を筆頭に6匹の良型カレイが束で吊るされていた。しかも驚いたことに、「手前5mぐらいの所ですよ」と、定番の30m付近とは違う投点での釣果に、海は分からないものだと改めて実感した。
常連グループの釣果に感嘆
結局、沖一文字では私には釣果はなく、旧一文字での1匹が最終釣果となった。11時の便で引き揚げると、先に乗船していた地元常連グループの姿があった。マスク越しにも充実感が感じられる数々の表情の源は、船の甲板に置かれていたバケツの中。中波止と旧一文字赤灯台での釣果で、40cm超えのキビレに良型ハネが、まるで漁港の水揚げの如く何匹も詰め込まれていた。
船着き場に戻ると船長もメンバーも笑顔で釣果を撮影。やはりこの人達は別格だと感嘆した。釣果は1匹でも、様々な情報を得て収穫ありの初釣りに。釣果は煮付けにして夕食で賞味した。
カレイは煮付けに(提供:WEBライター・伴野慶幸)「花見カレイ」に期待
岸和田一文字のカレイは、今回釣行の「クリスマスカレイ」に続いて、3月下旬から4月にかけての約1か月間に、「花見カレイ」と呼ばれるネクストシーズンがある。岸和田渡船のホームページの釣果情報を細やかにチェックして、どの波止、どの場所、どの投点で釣れているか、リアルタイムでの情報収集をお勧めしたい。
花見カレイシーズンの土日祝は、始発便でないとお目当てのポイントには入れないポイント争奪バトルが展開される。釣行は計画的に余裕を持って、十分に準備して臨むが吉だ。
<伴野慶幸/TSURINEWS・WEBライター>
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