海上釣堀へ親子釣行 ガラスの唇『シマアジ』を攻略【静岡・まるや】
2021年02月09日 11:30
抜粋
1月31日、沼津の海上つり堀まるやへ釣行しました。食い渋りに苦戦しながらも、高級魚シマアジを筆頭にマダイやカンパチまでゲットした釣行をレポート。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・杉本隼一)
海上つり堀まるやに釣行
低気圧や季節風で荒れる日が多いなか、貴重な釣り日和となった1月31日、沼津の海上つり堀まるやへ釣行しました。
この日は父と海上釣り堀初挑戦の知り合い2人も釣行に参加。最初は分からないことも多いので、仕掛けや釣り方をサポートします。
直近の釣果情報を見るとカンパチの釣果が。どうやら数日前からカンパチの放流を始めたようです。ワラサと行動パターンが異なるほか、強い引きにスタミナもあるので、タックルや仕掛けは少しだけ強めのものを選び、釣り方も状況に応じて見極める必要があります。
当日のタックル
当日使用した3つのタックルを紹介します。ウキ釣り、ミャク釣りタックルはマダイとシマアジ用として使用しました。
青物用タックル
ロッド:海上釣り堀用ロッド3.6m(青物仕様)
リール:スピニングリール3000番(ハイギア)
道糸:ナイロンライン8号
ウキ:8号程度の発泡ウキ
オモリ:クッション付オモリ6号 ※活きアジ使用時はハリスに1号オモリを追加
ハリス:フロロカーボンライン6号
ハリ:カン付タイプの伊勢尼11号
ウキ釣りタックル
ロッド:小継磯竿3号3.6m
リール:小型LBスピニングリール
ウキ:棒ウキ1号
道糸:ナイロンライン3号
オモリ:クッション付オモリ0.8号
ハリス:フロロカーボンライン2.5号、3号
ハリ:マダイバリ10号
ミャク釣りタックル
ロッド:小継磯竿2.1m~2.7m
リール:クロダイ用片軸リール
ハリス:フロロカーボンライン2.5号
オモリ:0.5号
ハリ:チヌバリ針5号
シマアジに四苦八苦
まずはウキ仕掛けで釣りスタート。足元から中心部まで魚の居場所を広く探ることにしました。
しかし、予想以上にスレているのか、低水温で活性が極端に悪いのか魚に食い気がなく、イカダ全体でも放流タイムまでほとんどアタリがない状態が続きます。ようやくアタリがあってアワセを入れると正体はシマアジ。慎重にやり取りしましたが、残念ながら口切れでバラしてしまいました。
渋い状況でバラシ禁物の場面だったのでとても悔しいです。海上釣堀初挑戦の知り合いもミャク釣りでシマアジをヒットさせますが、こちらも一気に走られて口切れ。掛けてからも油断できないシマアジの難しさを実感させられました。
マダイ&シマアジの放流タイム
隣では父がようやく本日1匹のマダイをキャッチ。これがきっかけになったのか、ポツポツとアタリが出ますがハリ掛かりしません。苦戦していると、マダイとシマアジの放流タイムになりました。
1回目の放流はマダイとシマアジ。放流後は活性が上がることが多く、期待が高まります。この日は魚の機嫌が悪いのか、放流後もほとんどアタリがありません。知り合いが再びシマアジをヒットさせましたが、またもやバラしてしまったようです。
4kg級カンパチをキャッチ
青物の放流タイムになったので、知り合いにも青物用のタックルを準備するようにアドバイス。カンパチが次々と放流されていきます。早速、他のグループの方がカンパチをヒットさせました。
ワラサの場合は数匹の追尾が見られますが、カンパチの場合はあまり追尾することはない様子。エサも鉄板の活きアジを泳がせてみましたが、あまり反応が得られません。どうやら、うまく捕食できていないように見えます。
そこで、カンパチが食べやすいエサに変えてみることに。ペースト漬けのカツオの切り身を投入し、他の仕掛けの作業をするためタックルを父に預けているとすぐにアタリが。父にやり取りを任せ、筆者はタモ入れを手伝います。上がって来たのは3.5~4kg級のカンパチ。
キビナゴエサの連掛けが奏功
攻略の糸口が掴めたので、知り合いにはキビナゴの2匹掛けを試すようにアドバイス。
狙いが的中し、すぐにヒットしました。強烈な引きに戸惑っていたものの、徐々に寄せて見事キャッチ成功です。筆者もキビナゴの3匹掛けで再びヒットさせ、サイズアップに成功しました。
「ガラスの唇」シマアジを攻略
カンパチが落ち着くと入れ替わるようにマダイとシマアジがアタり始めます。ウキ釣りではアタリが渋く苦戦したものの、黄色く着色したササミエサでやっと本アタリが出て、マダイをキャッチ。
今度は難敵シマアジがヒットしましたが今度はハリ外れ。シマアジの「ガラスの唇」に苦戦します。ここでミャク釣りタックルに持ち替え、縦の誘いでアピールします。すぐにマダイをキャッチ出来ましたが後が続きません。
続けて、細かなシマアジのアタリを捉えてヒットに持ち込みます。慎重にやり取りして3度目の正直でキャッチ成功!
知り合いもシマアジをキャッチし、リベンジ成功できたので一安心です。この日は、まるやのご厚意でボーナス放流が行われましたが、何故かアタリが出ず、そのまま沈黙モードに。お手上げ状態のまま釣り終了時刻を迎えました。
最終釣果にリベンジ誓う
最終釣果はマダイ3匹、シマアジ1匹、カンパチ2匹。予想を超える食い渋りに苦戦、シマアジのバラシが多くアタリの割に寂しい結果になりました。それでも、初挑戦の知り合いにも釣果があって一安心です。暖かくなったらリベンジ釣行をしたいと思います。
<杉本隼一/TSURINEWS・WEBライター>
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