今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・鶴生田川】

2021年02月09日 16:00

[TSURINEWS]

抜粋

厳寒期の法則は流れと水深。流れがあり水深が浅い釣り場ほど高活性な魚を狙える。さらにそこに大型も狙えるエッセンスが加わるとしたら、考えただけでもワクワクしてしまう。この3点を兼ね備えた釣り場が群馬県館林市にある。城沼に接続する鶴生田川だ。

(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース 編集部)

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・鶴生田川】

鶴生田川のヘラ釣り場

群馬県館林市西部の水田地帯が源流。市街地を東に流れ城沼を経て、邑楽郡板倉町で谷田川に合流する。浄化のため、地下水路で多々良沼ともつながっている。

流程は9.5kmほどあるが、ヘラ釣りが盛んなのは二の丸橋~尾曳橋間のおもに北岸。南岸には鉄柵があるので、いわゆる獄中釣り(鉄柵の間から腕を出して釣るスタイル)になる。

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・鶴生田川】釣り場概況(作図:週刊へらニュース 編集部)

城沼と接続するメインチャンネルの川なので大型がまれに出現するが、残念ながら厳寒期のアベレージは40cm前後。ただし、まれに尺半超も顔を見せるので油断は禁物。

公園内にあるので足場はいいしトイレも駐車場もある。思いっきり長竿をぶん回して、令和3年の初大型ゲットとしゃれ込もうではないか。

ヘラブナのポイント

尾曳橋付近で水深は1~1.2m前後。河口付近以外は60~80cm前後。

1.尾曳橋真下の北岸

風が通り抜ける日陰なのでとても寒いが、あえて優劣をつけるなら同川では超1級ポイント。水深が浅いため日陰を狙えて、かつ橋脚付近を狙えるメリットは大きい。

ただし欄干に竿がぶつかってしまうので、長くても18尺前後が安全。水平護岸なので釣り台はベタ置きできるが、釣り座が高いので長柄のタマ網と水汲み用ひも付きバケツがあると便利だ。

2.尾曳橋上流・南岸の排水口前

鉄柵が始まる手前の真下に排水溝が隠れている。対岸から見ると位置が分かりやすい。

今週のヘラブナ推薦釣り場【群馬県・鶴生田川】正面右が排水溝(作図:週刊へらニュース 編集部)

この吐き出し付近を竿15~18尺で狙う。周囲よりも明らかに水深差があるので、その際付近をていねいに探ってみよう。ただし北西風には弱い。

3.『尾曳の渡し』看板前

ポイント(1)同様に釣り座が高いのが難点だが、目の前にある浮き魚礁を狙える。ただし、魚礁近くに打つには超長竿が必要だ。

4.水平護岸との境目

ポイント(4)のすぐ上流の野地エリア。今回の実釣取材では、同ポイントで筆者の釣友が46cmを上げた。それに過去の取材やプライベートでも、まずオデコがない。日中になると足元がぬかるんで泥が付くので、汚れ対策をしておくといい。

5.北岸のカーブエリア

ポイント(4)~ふれあい橋の北岸はゆるやかなカーブ状だが、見た目の変化に乏しいエリア。

ポイント選択に迷ったら、釣り座正面に樹木がある所を選べばウキが見やすくなる。立ったままでは影の範囲が分かりづらいので、必ずかがんで確認しよう。

釣り方とエサ

水深が0.6~1mと浅いので底釣りがメイン。あとは流れの速さによって、ハリスオモリやドボンを使い分ける。乗っ込み期なら短竿でアシ際狙いなどが面白いが、この時期は18~24尺竿がメイン。エサはグルテンセットまたは両グル。水深は浅いが長竿なので、ラインが水の抵抗を受けやすくなる。よって道糸は1.2号以下が理想で、それに合わせてハリスも0.6号以下を使用する。

まれに尺半超の大型がヒットするが、低水温期はヒットしてもさほど暴れない。それに長竿でためが効くので、食ってさえいれば0.6号前後で取り込める。

ハリは上下とも7号前後がメイン。大型狙いだからと言って、大バリを使う必要はない。むしろ軽くて小さいハリのほうが、アタリが出やすいことが多い。

バランスの底釣りの場合、水深が60~70cmだとウキのサイズにもよるが、ハリス長が極端に短くなってしまう。またウキ下もとれなくなり、ハリスカッツケのようなスタイルになってしまう。

これに違和感があるなら、たとえ流れがなくともドボン釣りのほうがいい。ドボンなら急な流れにも対応しやすいし、ちょっとした水深の違いをすぐさま打ち分けられるメリットがある。

ドボン釣りが吉か

筆者の主観だが、過去にバランスの底釣りと比較してドボンが不利に感じたことがなく、むしろドボンのメリットのほうが際立っている。よって個人的には流れがなくとも、最初からドボンで始めることのほうが多い。ライトドボン、中・外通しなど一口にドボンと言ってもさまざまな種類があるが、鶴生田川に関してはあまり差異はないように感じられる。それよりも、この時期は釣行タイミングと集中力の持続がカギだろう。

と言うのも、厳寒期はは早朝からエサ打ちしてもまずアタリは出ない。ウキに動きが出るのはだいたい11時すぎ。14時ごろから夕マヅメが、最大のチャンスタイムとなる。だからと言って遠方からわざわざ釣行したのに午後からようやくエサを打ち始めるなんて、できるはずもない。アタらないと分かっていても、朝から竿を出したいと思うのが釣り人の性だろう。

エサ打ちにメリハリを

そこで、エサ打ちにメリハリを付けてみてはどうだろうか。たとえば、10時ごろまでは両ダンゴを打って寄せに徹する。その後はずっと両グルテンで待つ。5~10投を目安にアタリがなかったら、10~15分ほどポイントを休める。その間にトイレ休憩や体を動かしたりすれば、集中力は持続する。

アタりっきりになることなどはまれ。通常は一日で数回のアタリがいいとこだろう。その時にウキをちゃんと見ているか。竿尻を握っているか。触りが出づらくていきなりアタるドボンでは、これがもっとも重要だ。

<週刊へらニュース 編集部/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
鶴生田川
入釣料:¥500(現場徴収)。釣り台必携。
注意:公園内なので立ち小便厳禁。公園内または駐車場入口付近にトイレ有。
この記事は『週刊へらニュース』2021年2月5日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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