『メバリング』ステップアップ解説:3種のメバルは釣り分け可能?
2021年02月12日 11:30
抜粋
メバルは体色が異なるタイプのものが、約3種いる。クロメバル、シロメバル、アカメバルと呼ばれるものだ。それぞれ微妙にDNA分析の結果も違うそうで、類別される。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


クロメバル
意外に思われる方も多いかもしれないが、クロメバルとは、一般に、黒っぽいメバルのことではない。みなさんは、濃い茶色っぽい個体をイメージしていないだろうか。だがそれは多くの場合、シロメバルの茶系なのだ。クロメバルとはまた違う。
クロメバルは基本的に内海よりも、外海に面した消波ブロック帯やミオ筋、水道などで釣れる個体で、ブルーバックと呼ばれることもある、若干青みがかったものだ。実は珍種。ブルーバックはそうそう釣れるものではない。
体色が青みがかったクロメバル(提供:WEBライター・井上海生)なお、回遊性が高いメバルは体色が青みを帯びるが、そこまで回遊しないタイプのクロメバルもいる。そういうメバルは、本当に黒と白とにきれいに体色が分かれていて、筆者の印象上、比較的水質がきれいな岩礁帯などのエリアで、デイに出ることが多いように思う。
厳密に見分けようと思うなら、胸ビレ軟条数が16のものが多いので、数えてみよう。
シロメバル
漁港周り、波止周りに数多く付く、一般に釣りやすい場所でよく釣れるメバルというと、ほとんどこのシロメバルになる。シロメバルといっても、体が茶褐色を帯びていたり、本当に白っぽかったりと、いろいろだ。
シロメバル(提供:WEBライター・井上海生)個人的にはシロメバルは茶褐色のものは見飽きてしまっているので、上の画像のようなきれいな白い体色の良型が釣れると嬉しい。しかし、なぜかこのきれいなシロメバルはサイズが伸び悩むように思う。なぜだろうか?大型は、ほとんどが茶褐色だ。
大型は茶褐色が多い気が……(提供:WEBライター・井上海生)厳密に見分けるには、やはり胸ビレの軟条数を数える。17であることが多い。
アカメバル
アカメバルは消波ブロック帯などで出やすい。それも、どういうわけか、その体色にそぐう夕マヅメに出るイメージがある。大阪湾近郊では、泉南のテトラ帯でよく釣れる。ただ筆者の感覚上、クロメバルと同様、どちらかといえば珍種。そうそう釣れるものではない。
アカメバル(提供:WEBライター・井上海生)アカメバルは金色っぽい体色のものもいて、キンメバルという通称もある。
全体的に赤い体色が特徴だ。厳密に見分けるなら、胸ビレの軟条数が15であることが多い。
近年まで同一種の扱いだった
実はつい数年前まで、メバルといえばすべて、今でいうシロメバルに区別されていたようだ。シロメバルの体色黒っぽいバージョン(ブルーバック)、または赤っぽいバージョン、という風に。
実はすべてDNA的にも違う魚であるとわかったのは、近年のことらしい。身近な魚であるがゆえに、その存在感がなじみすぎて、類別が見逃されていたのかもしれない。
釣り方は変わらず
クロメバル、シロメバル、アカメバル。3種のメバル、すべて釣り方はかわらない。ワームの表層リトリーブや、レンジキープで釣れる。エサ釣りでは、シラサがよく用いられる。
ただ出やすい場所には上述のように違いがある。クロメバルは外海に面したエリア、シロメバルは漁港周り、など。コンプリートを目指すなら、いろんな場所を釣り探ってみよう。
特定種狙いも面白い
体色の違いにより、メバルの習性は特にほとんどかわらないように思う。というのも、同じ釣れ方をするのだから、同じような食性のはずなのだ。だが、たとえばブルーバックは湾奥の大阪南港では出ないだろう。生息する場所ということでいえば、違いはあるといえる。
私は個人的に、アカメバルが好きだ。夕日に映えて美しい。メバルアングラーは、サイズや数だけでなく、体色にこだわってみるのもどうだろうか?「今日はクロメバルを出してやるぞ!」と外洋まで走っていく。そんな釣りも、メバリングのマンネリ解消になっていい。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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