陸っぱりライトゲーマー的サカナ「下処理法」 胃袋チェックも忘れずに
2021年02月14日 11:30
抜粋
「自分で釣った魚を、おいしく食べたい」という夢をお持ちの方も多いのでは。それなら手軽なライトゲームを始めてみよう。ここではサカナの下処理について紹介。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


ライトゲームの魚を下処理
アジ、サバ、メバル、このあたりの魚は当日料理が基本的にマストである。サバとメバルは特にそうだ。サバはそもそも足が早いし、メバルは内臓のニオイが強いので、野締めして一日放置しておくと極端に味が落ちる。
ウロコ落とし
さて、ワタ(内臓)出しの前に、まずはウロコ落としだ。アジ、サバは大型や冬の中型以外はウロコが少ないことが多いので、割愛する。メバルのウロコは包丁の背やペットボトルなどのキャップなどでも落とせるが、100円程度で買えるので、専用品がおすすめだ。
ウロコ落としは水をかけながら(提供:WEBライター・井上海生)コツは水を掛けながら落としていくこと。メバルのウロコは皮のようなものでなく、細かい線虫のように見える黒いもので、これが出なくなると完了だ。顔の方までさっとやる。
アジはウロコが少ないかわりに、おいしい魚は一筋縄ではいかせてくれないというか、ウロコ落としよりも手間がかかる尾部分のゼイゴ(硬い線条のウロコ)がある。包丁でそごう。
ゼイゴは包丁でそぐ(提供:WEBライター・井上海生)サバはこの二種と比較するとウロコも何もなくラクだが、若干ヌメヌメする。塩をかけて軽く揉み、サッと洗うと早い。
ワタ出し
内臓出しはいろいろテクニックがある。アジ・メバルくらいの魚なら包丁でエラからきれいに引ける人もいる。しかしそれはエキスパートだけ。カンタンなのは、喉を料理ハサミで切ってしまうことだ。それからハサミをおなかのほうに入れ直して、腸の部分に空いた魚の小さな穴(肛門)まで一気に切ってしまう。
料理ハサミで魚を捌いてしまう(提供:WEBライター・井上海生)その後は手作業。エラを抜き出し、ワタをとる。ちなみに上の写真の黄色いものは、メバルの卵だ。煮付けてもおいしい。ただ魚卵なので、尿酸値が高い人は注意したい。
料理酒と塩で「守り」
ここまでやって水気をとれば、ひと段落である。疲れているならそのまま一日寝かせるもいいし、引き続き調理して食べてしまってもいい。
個人的にメバルは一日寝かせた方がいいと思う。そこで大事なのが、「守り」だ。これは料理人の世界で「もり」と言うそうで、魚の鮮度を保って熟成させる工程のこと。
これも難しいものではない。水気をとった魚体に、料理酒と塩を軽く振るだけ。そしてキッチンペーパーで包んで、皿にもってラップをかけ、冷蔵庫にイン。これで翌日はコリコリかつモチモチの身に仕上がっている。アジも同様で、ニオイが薄くなる。
守りに必要な料理酒など(提供:WEBライター・井上海生)胃袋の中身でベイト分析
何度か捌いて調理することを続けていると、ちょっと余裕が出てきて、魚が何を食べているかを分析することもできる。胃袋(大体、灰色っぽい小さな袋)をきゅっと絞ると、何かが出てくる。出てこないときは、ほぼプランクトンパターンだ。ザラザラした何かが出てきたら、それは消化されたベイトである。小魚が出てきたら、ベイトフィッシュパターン。次の釣りにフィードバックできる。
先日はちょっと面白いことがあった。カサゴから小エビが、そのまんま出てきたのだ。
そのまんま出てきた小エビ(提供:WEBライター・井上海生)ああ本当に海の魚ってエビが好きなんだな、と思う瞬間であった。
話が逸れるれけどエビは人が食ってもおいしいものだ。道理で魚が好きなわけである。
おいしく食べて釣りが楽しくなる
釣った魚は調理して食べてこそ、また釣りが好きになる。ご褒美のようにアジ、メバル、カサゴというターゲットはおいしいし、大型魚と比べて手間もかからない。ライトゲームはそういう面でもいい釣りだ。釣って楽しい、食べておいしい。そして海におけるルアーフィッシングの基礎のすべてが詰まっている。アジ、メバルを釣って食べて、「面白い」と思ったら、得た経験値とマニュアルを基本に別の釣りに派生させ、ステップアップしていこう。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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