『メバリング』ステップアップ解説:強度だけじゃない「FGノット」長所
2021年02月15日 17:00
抜粋
メバリングのPE本線とリーダーの結束には「FGノット」を推奨する。結束強度が高く保てることだけが理由ではない。今回はFGノットについて、私見を語りたい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


メバリングにおけるFGノット
まず、メバリングで0.3号以上のラインを使用していることを前提としたい。0.25号までは可能だが、0.2号、0.1号となるとFGノットは難しい上に、締め込みの摩擦で切れる。
0.3号あれば、視認も悪くなく、慣れれば多少時間はかかっても必ず結束できるはずだ。
メバリングでFGノットを使う長所のひとつとして、当然、ライン強度が強く保てるという点はある。PE0.3号ならば6lb程度、リーダーが5lbならほぼそのままの強さが残せる。結束強度2kg以上と、細イトでも相当強靭だ。魚有利のストラクチャー絡みなどで、イトの力にものを言わせてドラグをしっかりと締めて一方的に巻き上げられる力は強い。
FGノットの途中(提供:WEBライター・井上海生)ライトラインでそんなに全力でキャストしないメバリングの場合、あまり体感できることはないが、結束部分にコブができないので、ガイドのイト抜けが滑らかになるのも長所だ。
釣りが慎重になるというよさも
FGノットは高度なシステムノットで、組むのが非常に難しい。基本的には釣行前に室内で行うノットで、私も何年もやっているがまあまあの太さがあっても3分程度は確実にかかる。メバリング用の0.3号なら5分以上はかかるし、1回は確実に失敗する。
こういう難しいノットだからこそ、絶対に現場でブレイクしないために、組んだラインシステムを丁寧に丁寧に扱う。メバリングは「静」の釣りで、どこまで慎重になってもなりすぎることがない。キャストのアキュラシーなどもそうだ。ブレイクさせまい、失敗しまいという気持ちが、いいポイントに落とせるという結果につながる。
これは精神論だろうか?いやそもそも釣りは精神のアクティビティだ。ルアーフィッシングのアングラーは特に、なんらかの実益より、釣った喜びや海に出る自由を求めているはずである。だから細イトの扱いさえゲームである。そう考えるとシステムノットを組むのも苦にならないし、ブレイクすると真剣に自分に腹を立てる。その思いが現場でのキャスト意識や、釣りの全般の所作に繋がり、よりよい釣果をもたらす。
ラインブレイク後は3.5ノットに
メバルは表層の魚なので、キャストをキワにタイトに打ちすぎない限り、苦労して組んだシステムノットを根掛かりなどで切ることはない。だが、アクシデントはある。
釣り場でラインブレイクしたら、ここは効率を考えて、簡易に結束できる3.5ノットにかえた方がいい。その際なぜブレイクしたのか、その反省をノットに組み込む。魚の口か?それならリーダーを太くしないといけない。PEの擦れ?それなら長めにリーダーをとる。
反省して3.5ノットを(提供:WEBライター・井上海生)細イトFGノットの鉄則
0.3号前後の細イトFGノットには鉄則がある。0.6号前後までそうだが、一般的なFGノットの最後の工程である「PE同士の締め込み」、これは絶対にやってはいけない。一回もやってはいけない。
これをやると、摩擦に弱いPEの弱さがモロに出てしまい、手で簡単に引っ張るだけでPE同士の摩擦で切れる。「PEの首が締まる」という言い方もできる。その部分だけ極端に強度が落ちるので、そこで高切れするのだ。
細イトのFGノットは、リーダーと本線の最後の締め込み、2回通すハーフヒッチのエンドノットで終了である。そして2mm程度本線を残してカットする、これが一番強いと思う。
ノットは自宅でゆっくりと
FGノットは難しいノットだ。自宅でかなりゆっくりとやっても、3回も4回も失敗することがある。こればかりは仕方ない。上達にも限度があるし、細イトとなると、どこか運も絡むような気がする(理屈の上でそういうことはないはずだが)。
私は釣りに出かける一時間前くらいにやり始める。それくらい時間の猶予があれば余裕を持って、うまくいけば一発で組めるし、失敗しても何回もチャレンジできる。
ちなみに細イトFGノットを組むときは、リーダーは自分で思うより30cm程度長くした方がいいだろう。失敗で少しずつ短くなることもあるし、釣り場で魚にかじられて先端部分が弱くなることもある。そうなるとカットして使うことになるので、リーダーは長めにとろう。
FGノットでメバルを数釣りしよう(提供:WEBライター・井上海生)<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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