ライトゲームは『ミニマルスタイル』で 荷物減らしても釣果変わらず?
2021年02月19日 17:00
抜粋
釣りにマイナスイメージを持つ人は少なくないだろう。興味があるけど一歩を踏み出せない、そんな方に『ミニマルスタイル』を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・トラヤヨウスケ)
陸っぱりライトゲームの魅力
足場の悪い地磯や船に乗って沖でサオを出すだけが釣りではない。さらに言えば、比較的安全な堤防に立って、ハリにエサをつけて垂らすのも数ある釣り方の一つでしかないということをご存知だろうか?最近ではエサなら比較的簡単に釣れる魚を、疑似餌(ルアー)を使うことでゲーム性をあえてプラスした釣りが人気を博している。
代表的なものに”アジング”や”メバリング”が挙げられるが、細くて短かいサオと小さいリール、そしてルアーを使う釣りが”ライトゲーム”だ。今回はそんなライトゲームの楽しみ方の一つ、”ミニマルスタイル”について紹介していこう。
ライトゲームはスタイリッシュに
はじめに、「手ぶらでスキー!」というコピーのCMがキッカケでウインタースポーツブームが再燃したように、私達はそれほどに手ぶら、もとい手軽が大好きだ。ライトゲームでは魚がいなかったら移動=ランガンすることも多い。そのためには身軽であることがとても重要で、身軽でいいならオシャレも楽しもう(見た目にこだわろう)と考える釣り人がいるのは当然の流れと言える。
「釣り=おじさんくさい」は昔の話
「釣り人」と聞いてポケットがたくさんついたメッシュベストを着た麦わら帽子の人を想像したなら、あなたは一度漁港へ足を運んだほうがいいだろう。
春ならアウトドアメーカーのシェルジャケットにジーンズ、夏なら冷感インナーを着てTシャツ・ハーフパンツといった出で立ちで釣りをしている人が大勢いる。彼らの多くはショルダーバッグやウエストバッグを提げ、肩や腰には動きを妨げないさように設計されたライフジャケットを着用しているはずだ。現代の釣り人は、ターゲットに合わせた様々なスタイルを展開している。
ウェアはワークマンを有効活用
当然ながら釣り人の中には”アンテナ感度が高い人”もいるわけで、そんな人々がいち早く目をつけたのが通称”働く人のお店”ワークマンだ。
最近ではテレビでも取り上げられているが、ワークマンはアウトドアユーザー向けの製品を自社ブランドで展開している。オシャレで高機能なウェアがリーズナブルな価格で手に入るので、釣りウェアでお悩みなら一度足を運んでみてはいかがだろうか。
ミニマルスタイル
さて、前置きが長くなったがここからはいよいよ本題となる「ミニマルスタイル」について触れていこう。
ご存知の通りミニマリスト=必要最小限しか持たない人のことだが、同様の考え方をする人は当然釣り人の中にも存在する。一般的なミニマリストと共通するのは、選択肢を最小限に抑えた結果荷物が少なくなっている点だ。少ない手札でどう対応するか、選択肢を減らすかわりに思考や工夫を増やす。これが釣りにおけるミニマルスタイルの定義と言えるだろう。
選択肢を減らして釣果アップ
アジングやメバリングで使用するルアー(ワームやプラグ)には、様々なカラーやサイズが存在する。コレクション性が高く人気につながっている一面もあるが、よほどの知識と経験がない限りそこから最適解を導き出すのは難しい。
それならいっそフィールドにヒントをもらって、”ほぼ正解”を探すほうが簡単ではないだろうか?選択肢が少なければ、当然”ほぼ正解”へ到達する時間も短くなる。
ほぼ正解=パターンの発見が早まれば釣果へダイレクトに繋がるので、物は試しによく使うルアー2種類(もしくは2色)とジグヘッド1種類を持って一度釣りに行ってみてほしい。きっと釣果はさほどかわらないか、もしくはいつもよりいい結果となるだろう。
ライフジャケットは必ず着用
選択肢を減らす=荷物を減らすということになるが、本当に竿だけ持って海に行ってはいけない。万が一の際に自身の生存確率を上げるだけでなく、釣り禁止ポイントを増やさないためにもライフジャケットは必ず着用しよう。船に乗らないからいいだろう、自分くらいはいいだろうはご法度だ。
ライフジャケットを着用することでどのくらい生存確率が上がるかは調べればすぐわかるので、ここではあえてとあるプロライダーの言葉を引用することにする。
“バイク乗りはバイクに乗って死んではいけない。なぜならそれは、愛する人への最大の裏切りであるからだ。”
当然過ぎて言われるまでもないことだが、釣り人は海で死んではいけないのである。
「体作り」も重要
ここまでミニマルスタイルについて触れてきたが、荷物を減らそうがオシャレしようが「全然カッコよくなれないよ……」と落ち込む方は必ずいるだろう。「そりゃ俺だってなれるもんならそうなりたいよ……。でも無理なんだよ……。」と。
最後に1つ考えてもらいたい。なぜ無理だと思うのか?なぜ落ち込むのか?答えはとても簡単で、自分に自信がないからだ。ではどうやったら自信をつけることができるだろう?
これまた答えはとても簡単で、最もシンプルな自分磨きである”ボディメイク”をするといい。筋トレをして筋肉をつけ、食事制限で余分な脂肪を落とす。そしてストレス発散に釣りをする。体がかわれば世界はかわる。思考と身体を再構築して、最高の趣味時間を満喫しよう!
<トラヤヨウスケ/TSURINEWS・WEBライター>
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