今さら聞けないアジングのキホン:「1000番台」スピニングリール選び方
2021年02月20日 17:00
抜粋
アジングに最適な1000番リールもいろいろだ。よく見て、考えて、自分の釣り理念に合うものを選びたい。今回は一般的な1000番台リールの選び方を紹介しよう。
(アイキャッチ画像提供:WEBライター・井上海生)


アジング用1000番リールのギア比
1000番台のリールを選ぶ上で、何よりも見逃せないのがギア比である。メーカーのスペック表には5.2などと表示されており、これがリールのギア比となる。この数字が高ければ高いほど一回転のリールの巻き取り量が多くなり、低ければ低いほど少なくなる。
軽い巻きフィーリングで軽快にアジングしたい(提供:WEBライター・井上海生)またギア比が高いものは、低いものと比べて、通常、巻きが重い。これはあくまで、「比べて」ということだ。5.2のリールが、一般に重いわけではない。だが、たとえば4.6のリールで同じハンドル長のものと比べてみると、明らかに4.6のリールが巻きは軽い。
ギア比がアジを弾く?
たまにアジをギア比で弾いてしまうことがある。筆者が今1000番台でメインにしているのは、ギア比が5.2の普通くらいのエントリーモデルだが、どうやらギア比が悪さをしているらしいぞと、最近の常夜灯下豆アジショートバイトや乗せバラシで気付いた。思えばあれもこれも「ギア比で弾いたな」、という記憶があるような……。
もし弾くアタリが多い方は、同じ1000番手でも、ギア比は4.8、または4.6くらいのものでトライしてみてほしい。ちなみに4.6となると渓流用のもの、またはアジング専用のリールと言われるようなものに多い(渓流用はラインローラーが若干不安要素である)。
スプール径をチェック
1000番台では、スプール径は40mmがスタンダードとなる。これが良い。現在、多くのリールの1000番台と2000番台の違いは、ほとんどスプール径だけだ(実はギア比も違うことが多いが、そこまでチェックして選んでいる人は少数派かもしれない)。2000番は42mm程度と、2mmくらいは大きくなる。
スプール径は40mmが望ましい(提供:WEBライター・井上海生)アジングロッドはリールのスプールとバットガイドとの距離が短いので、42mmのスプールで放出されると、バットガイドに収束するときに、若干イトがばたつく。そのために飛距離がスポイルされる。「飛ばないな」と思う方は、ラインの細さとスプール径を疑ってみてほしい。
1000番台のリールにエステルを巻き、2000番台の互換性ある替えスプールにPEライン0.3号を巻いておこう。PEラインでメバリング、ライトブリームと、一台のリールで釣りの幅が広がる。
ハンドル長をチェック
1000番台リールのハンドル長は、一般的に40mm、または35mmハンドルである。ハンドル長は短いほど、巻き取り量が少ない。つまり、より狙いの領域を緻密にサーチできるわけだ。
ミドルクラス以上、ハイエンドとなると35mmハンドルが多い。これはアジングを重視したハンドル設計と言っていいだろう。よく見てみると、そのようなリールは、ハンドル部分が相当肉抜きされているはずだ。これはハンドルを触っているときにアタリがきたとき、つまり巻きアタリや、触りアタリのとりやすさに直結する。
アジング専用モデルの肉抜きされたハンドル周り(提供:WEBライター・井上海生)なぜか45mmハンドルのものも、1000番台でたまにある。2000番台でもよくあるが、これは少し大きい。巻き取りがラフになりすぎる。アジングにはあまり向かない。一般的には2500番台につくハンドル長となる。
個人的にアジングには40mmハンドルがベストではないかと思う。私は巻きの釣りをあまりしないし、するとしても巻き取り量は低いギア比のものを選べばセーブできる。
また35mmハンドルは、キャストしたあと、リールのハンドルに触ろうとするときに、ちょっと「探す」感じになる。たった5mm短いせいで、「ん、どこだ?」となるのだ。これは慣れもあるだろうが……。
巻き取り量をチェック
ギア比とスプール径とハンドル長が巻き取り量を規定する。
どれも最小サイズを選べば、1000番台では大体一回転56cmあたりがもっとも細かな巻き取り量だろう。アジングで細心に、本当に小さなレンジ、小さな幅、小さなアクションで個体を探すときには、巻き取り量は当然これくらい小さい方が良い。とはいえ、60cmくらいまでは許容範囲だろう。67cmまでいくと巻き取りすぎる。
望ましい1000番台リールの条件
これまで挙げた点から1000番台リールの理想をまとめると、次のような設定になる。
・ギア比 4.6
・スプール径 40mm
・ハンドル長 35mm
・リール一回転の巻き取り量 56cm
専用機、または渓流用の一部のマシンがこれに該当する。とことんこだわり派は、ぜひこのような条件を参考にベストな選択をしてほしい。
ここで筆者がリールの重量について触れなかったのは、これについてはまた長い話があるからだ。「大体150g~200gまで」としておいて、重量の話は別の記事に譲りたい。
<井上海生/TSURINEWS・WEBライター>
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