東京湾&相模湾「春メバル」が最盛期へ モエビ&イワシのエサ釣り基本
2021年02月21日 17:00
抜粋
東京湾と相模湾では例年2~5月にモエビ&イワシを使ったメバル釣りが最盛期を迎える。今回はそのエサメバル釣り攻略法を紹介したい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)


関東で釣れるメバル
関東地方沿岸部で釣れるメバルは2つに大別すると、水深40m以浅の岩礁帯に多く生息する体色が黒銀、茶銀の「クロメバル」、水深20~80mの岩礁帯に多く生息する体色が紅主体の通称「オキメバル(アカメバルと呼ぶ地域もある)」。
オキメバルは紅・黒斑・銀のトゴット、紅・茶斑・銀のウス、紅・赤斑・銀のウケクチの3種類が釣れる赤色メバルの9割を占める。
東京湾のメバル釣りといえばエビで釣るクロメバルが対象魚。
クロメバルがターゲット(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)岩礁帯の藻の間や港湾施設などの障害物の陰に隠れて暮らしている。彼らの主食はエビなどの甲殻類やイワシといった小魚で、これらをエサとして利用した釣り方が関東沿岸の乗合船で行われ、活きたモエビを使った釣りを「エビメバル」と呼んでいる。
出船港とシーズン
乗合船を出す船宿は内房~湾奥~横須賀方面に数軒あり、2月1日~5月中旬まで受け付ける。
エビメバル釣り
まずはエビメバルについてタックル、仕掛け、エサ、釣り方を紹介する。
タックル
専用竿と、底を取り直しやすい小型両軸リールがベスト。また、竿の全長が短いと仕掛け(市販品は全長2.2m前後の物が多い)を抜き上げられず、たぐることになってしまいバラシやすくなるので要注意。
仕掛け
船宿で購入するのが無難だが、専用の市販品を使うか自作してもいい。ただし、市販品を使う場合は事前に船長にチェックしてもらうことを勧める。自作するなら季節と対象魚に応じて市販品とは異なったものを作ることでよりよい釣りが可能になるだろう。
タックル図(作図:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)自作仕掛けのポイント
シーズン初期の冷水期かつ水色が透明な場合は活性が低い。さらに、大型は警戒心が強いので、ミキイトは1.5号エダ間75cm、ハリスは0.8号35cm、ハリは青ヤマメ8号。アイナメやカサゴを意識する場合は下バリをハリス1.5号35cmに半ネムリメバル10号が適当。
最盛期であるゴールデンウイーク以降は水温が18度前後まで上がり、濁りが入ってくる。メバルの活性は上り、警戒心が薄れてきて、太めの仕掛けでも食ってくる。無理して細い仕掛けを使う必要はなく、ミキイトは3号エダ間75cm、ハリス1.5号35cm、メバルバリ10号。アイナメもカサゴも釣りたい場合は、下バリをハリス2号35cm、細地ムツバリ12号を用いて根ズレに強くする。
また、この下バリに付けるエサのみキビナゴやサバ短冊にするとモエビよりもエサ持ちがよく効率的だ。なお、ハリの付いた仕掛けの接続は釣り場に着いてからにしたほうが安全だ。
オモリとミチイト
東京湾におけるエビメバル釣りのオモリの標準号数は20号だが、ミチイトが太い場合はオモリをその太さに応じて重くして、周囲とミチイトの傾き(潮流に押されて発生する)が同調できるようにする。さもないと、混雑時はオマツリの原因になる。
メバル釣りは海底の起伏が激しい場所を釣ることが多いのでオモリと仕掛けは十分に用意したい。
エサはモエビ
モエビは汽水域の生物で海水では長く生きられない。こまめにエサを付け直すことが基本だ。
ハリ付けは、尾羽根を切り取らないように指示する船長はいるが私は取る。仕掛けが沈んでいくときにエサが回転してハリスにヨリがでるのを避けるためだ。ただし、この時に尾羽根の付け根は必ず残すようにしないと弱りやすい。同時に切り口から入れたハリの軸が胴体を引き裂き、エサがハリから外れやすくなってしまう。
尾羽をハサミで切る(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)尾羽の切り口からハリ先を入れたら、胴体の尾側から2節目辺りの背側にハリ先を出し、エサがハリの軸に対して真っすぐになるように姿勢を整える。腹側に抜いてもいいが背側のほうが持ちはいい。
食い渋ったら、エサの動きをよくするために切り取らないで、ハリを尾羽根の近くにチョン掛けにする方法がある。降下中にエサが回転し、ハリスが絡みやすくなるので、投入時は前方へ軽くキャスト。ミキイトとハリスに角度が付き、カラミ防止になる。ただし、ポイントによっては真下に落さねばならない場合はあるので尾羽根を切るか切らないかはTPOで使い分けよう。
死んで白っぽく変色したモエビは食いが悪いので、適時、交換してアタリを増やすように心がけたい。
釣り方
水温が低く潮が澄み気味の時期は、オモリを海底に着けてハリスをたるませたほうがアタリは出やすくなるが根掛かりのリスクが高まる。このような釣り場では市販品よりも長めのエダスで仕掛けを作り、エサが自然に漂うようにして、仕掛けをあまり動かさないようにオモリを底から数cm持ち上げて止め、アタリを待つのが効果的。
ただし、釣り場や潮具合によっては適度な誘い上げを加えたほうがいいことがあるので、船長のアドバイスをよく聞いて実行するのが賢明だ。
根掛りした場合はミチイトを張った位置から落とし込むようにすると外れることがよくある。どうしても外れなければミチイトをじわりと引いたり緩めたりして外す。竿をあおって仕掛けを激しく動かすと魚が驚いて散ってしまい、自分だけでなく周りの人も釣れなくなってしまうので十分に注意を。
基本的にアワセは不要。コツコツと小さな反応の場合は、向こうアワセで強い引きがくるのを待とう。早アワセにより底近くで魚をバラすと、周りの魚も一緒に散らせてしまうので細心の注意を払う。
一気に引き込むようなアタリや、徐々に強い引き込みに変わったりしたら、聞き上げるようにして、根から遠ざける。
待ち過ぎると根に潜られてしまうので竿が曲ったら早めに竿先を持ち上げることもカギ。根に潜られたら一度、テンションを緩めると出てくることがある。
巻き上げは、竿を水平から30度くらい上向きにキープ、竿の弾力を生かしつつリールを巻いて、仕掛け上端が竿先に達する直前で巻き上げを止める。
取り込みは竿を立てて弾力を生かし、抜き上げるのが基本。ハリスの強度と相談して必要あればタモ取りしよう。経験上、良質の1号以上のハリスであれば尺級でも竿の弾力を利用すれば抜き上げで切れない。
イワシメバル
続いてイワシメバルのタックル、仕掛け、エサ、釣り方について紹介する。
タックル
竿は「イワシメバル」と名の付いた専用から選べば間違いない。全長3m前後、6対4調子なら最適だ。
エビメバル用は魚の食い込みが悪かったり、長い仕掛けを取り込みづらかったりするので、流用は避けたほうが無難。
リールは、クラッチが使いやすく自分のこぶしよりも小さいくらいの小型両軸がオススメ。竿に装着してみてバランスが取れるもの。ミチイトはPEライン1号前後を100m巻いておく。
仕掛け
胴突き2本バリが主流。自作する場合は、親子サルカンやクロスビーズは極小サイズにする。警戒心が強い魚なので、大きいと食いが悪くなる。
ハリはヤマメやメバルなどの軽量な物のなかから9~10号を選ぶ。イワシの鼻先から抜いたハリが出すぎないように止める、ソフトタイプのゴムでできたライブベイトストッパーを使うとハリ先が反転してエサのエラに引っかかるのを防げる。
オモリは15号が基本。派手な色は警戒させる場合があるので避けたほうが賢明。
エサはイワシ
ハリ先を活イワシの下アゴから上アゴに抜く方法と、左右の鼻の穴を横方向に抜く鼻掛けがある。エサをにぎってから海面に落とすまで、いかに手早く行うかで活きが変わってくる。魚の食いが違ってくるので重要な要素だ。
投入は優しく、沈めるときはサミングしながら急降下を避ける。
イワシの装着例(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)釣り方
オモリを海底から1m前後持ち上げると、上バリが底から3~4mの位置にきて、上を見ているメバルの視野に入る。
船は潮に乗せられてゆっくり流れていく。仕掛けが藻にからむような感触が伝わったら仕掛けを上げてタナを取り直す。これを怠ると、ハリが藻にからみ、仕掛けがいくつあっても足りないばかりか、実釣時間が半分以下になってしまう。
本命を上げた筆者(提供:週刊つりニュース関東版APC・木津光永)<週刊つりニュース関東版 APC・木津光永/TSURINEWS編>
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