今さら聞けない東京湾LTアジのキホン:チャンスタイムのコマセ詰め方

2021年03月03日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

「時合い」の時、コマセを詰めずに投入する方を見かける。手返しを重視したい気持ちもわかるが、ちょっと待った!今回はチャンスタイムのコマセについて紹介します。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・古谷健太)

今さら聞けない東京湾LTアジのキホン:チャンスタイムのコマセ詰め方

チャンスタイムとは

船がポイントに到着したばかりの時は、まだアジのスイッチが入っておらず、仕掛けを投入してもいきなり釣れるということはあまりない。もちろん1投目からほぼ入食いという時もあるが、大体はコマセをまいてアジの活性が高まるのを待つことになる。

そして、コマセの効果が出て、潮流れなどの条件も揃って、アジが次々に釣れるような状態になる、もしくは入食いのような状態になる。これがいわゆる「時合い」というもので、最高のチャンスタイムである。この時間が長く続くか、すぐに終わるか、その日の活性次第で変わってくる。

チャンスタイムの重要性

時合いが長く続く時はいいが、大抵それほど長く続かないことが多い。そうすると、この時合いのタイミングでどれだけ数を伸ばせるかが釣果を伸ばすコツとなる。

こういったチャンスタイムの時には気持ちが焦って、仕掛けが絡まったり、付けエサをつけるのに手間取ったり、その結果としてとにかく仕掛けを投入することばかりを考えてしまいコマセを詰めなかったり、といった状態に陥ることが多い。

しかし、いくらチャンスタイムと言えども、やはり基本を無視してしまえばアジを効率よく釣ることはできないし、チャンスタイムを早めに終わらせてしまうことにもつながってしまう。

今さら聞けない東京湾LTアジのキホン:チャンスタイムのコマセ詰め方チャンスタイムこそコマセを(提供:WEBライター・古谷健太)

チャンスタイムの手返し

毎回ハリにエサを付け直していては、それだけで時間が取られてしまう。そこで、チャンスタイムに入った時には、エサ持ちのいいアカタンに変更するようにしよう。しっかりとハリについていれば、何度かアジをハリに掛けてもそうそう取れるものではない。ここで、まず手返しを上げるために手間を一つ削ろう。

アジのスイッチが入ったきっかけがコマセの場合、コマセが絶えてしまえばアジの活性はまた下がることになり、もっと続くはずだったチャンスタイムが短くなってしまう可能性がある。そこで、急ぐ気持ちを一旦抑え、コマセはしっかりとビシの中に詰めることを忘れずに意識しよう。

チャンスタイムのコマセ詰め方

ここで、チャンスタイムでも手間取らず、効率のいい手返しを意識することができるコマセの詰め方を3点ほど紹介しよう。

1.量にとらわれすぎない

まず、ビシの中に詰める量であるが、一般的に言われているのがビシの8割くらい詰めるのがコマセの出がいいとされている。

通常の時には、これを遵守して頂きたいが、チャンスタイムの時に「大体このくらいか」といちいち確認している暇はない。慣れている方であれば、感覚でこれくらいの量というのが分かるが、そうでない方は多すぎてもいいし、少しくらい少なくても構わないので、「とにかくコマセを詰めて再投入、コマセが絶える時間がないようにする」という意識でコマセ詰めをしてほしい。

今さら聞けない東京湾LTアジのキホン:チャンスタイムのコマセ詰め方量にとらわれすぎない(提供:WEBライター・古谷健太)

2.目詰まりは処理しよう

アジがよく釣れると、ビシの中のコマセを出し切る前にアジが釣れ、仕掛けを回収した時にビシの中にコマセが残っていることがある。「よし、まだコマセが残っているから、このまま投入しよう」という気持ちになると思うが、少し待って欲しい。そのビシの中のコマセは「出し切れていないもの」なのか、「出ることができないもの」なのか、見極めが必要である。

コマセとなるイワシミンチの中には、イワシの皮や骨、内臓などビシの網目に絡まったりして出ていかないものが入っている。こういったものでビシが目詰まりとしていると、いくら海中でビシを振っても何も出ていないということになる。仕掛け回収の際に、ビシの中にコマセが残っていた場合にはビシの中を確認する癖をつけることにしよう。

もし、目詰まりを起こしているような場合には、ビシのフタを開けて、ビシの中身を海に振りだしてキレイにしよう。

3.投入中に次のコマセを用意

釣り船ではコマセを詰める用にレンゲやスプーンといったものを貸してくれるところがほとんどである。コマセを詰める前にあらかじめ必要な分量をすくっておけば、もちろんそれだけで効率が上がることになる。そこで、コマセを詰めて再投入した仕掛けが着底するまでの時間で、ざっくりで構わないのでレンゲの上にコマセをすくっておこう。

私は一すくいして山盛りになるくらいを仕掛け落下中にすくっておいてある。仕掛けを回収してビシにコマセを詰める際には、この山になった部分をビシの中に入れ、料理で摺り切り1杯を測る要領でレンゲをスライドさせると適量がビシの中に収まっていることになるため、速やかな仕掛け再投入が可能となる。

今さら聞けない東京湾LTアジのキホン:チャンスタイムのコマセ詰め方仕掛け投入中に次を用意(提供:WEBライター・古谷健太)

急ぎたくなるチャンスタイムであるが、一つ一つの動作を誤ると余計な時間を取られることになる。急ぐ時こそ焦らず落ち着いて一つ一つの作業をこなして数を上げてほしい。

<古谷健太/TSURINEWS・WEBライター>

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