【2021中部】春のヘラブナ攻略 初心者オススメの『両グルテンの底釣り』
2021年03月18日 11:30
抜粋
「春は底を釣れ」と言われるように、どの水深でも底釣りが面白い。今回はエサの調整などが分かりやすくて初心者にお勧めの『両グルテンの底釣り』を中心に紹介してみたい。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)


両グルテンの底釣りに挑戦
ヘラブナ釣りは大きく分けて「宙釣り」と「底釣り」に分かれ、季節的なことを考えると、底釣りが安定していると言えるだろう。巣離れから乗っ込みへと移行していくシーズンでもあり、冬の間は水温が安定している深場にいることが多いヘラブナも、徐々に浅場へ移動して活発にエサを追うようになる。
正直に言って、セット釣りのバラケエサの調整は初心者にはややハードルが高いかもしれない。両グルテンの底釣りであれば、分量を正確に測って作れば誰もが同じようなエサが作れる。
基本的にグルテンは一発作りで、多少の手水を打つことはあっても、後から調整することは少ない。エサの種類やブレンド、水量を変えて作ることで、その日、その時の状況に合わせていくイメージで釣りをしていく。
夏の両ダンゴの宙釣りで、ウキが消し込むような豪快なアタリの釣りも楽しいが、両グルテンでの底釣りの小さい繊細なアタリをとらえる釣りも、1匹の価値が大きくて楽しいと思うので、ぜひ挑戦してほしい。
タックル&仕掛け
基本的なタックルと仕掛けを紹介しよう。
サオ
サオは基本的に水深と同じくらいの長さが使いやすい。釣り場の水深が3mなら、10尺か11尺(1尺は約30cm)くらいだと水深が測りやすいし、エサ打ちも容易になる。
仕掛け図(作図:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)私がよく行く岐阜県海津市方面だと、8尺~15尺で底が取れる釣り場が多い。最近は水深をネットで調べることもできる場合もあり、電話で聞くなど準備してほしい。
混雑している時や前年末に放流した新ベラを狙う場合には、水深よりも長いサオを使った方が有利になりやすい。
ミチイト
ミチイトは0.8号から1号で問題ないと思うが、ナイロンラインよりもフロロカーボンラインの方が伸び縮みが少ないので、タナが狂いにくいだろう。
フロロカーボンラインがお勧め(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)ハリス
ハリスは0.4~0.5号で、ナイロンで縮れが少ないものを選びたい。長さは初心者なら上バリ30cm、下バリ37cm前後で大丈夫だと思う。
縮れが少ないものを選ぶ(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)あまり長いと絡みやすいし、トラブルが多くなる。慣れてきたら、長いハリスにしてみると、アタリが少ない時にウキが動きやすくなる。
オモリ
仕掛け作りで一番のポイントは、ヨリモドシの上の板オモリを丁寧に、きれいな円柱になるように巻き付けること。形がいびつだと、ハリスがヨレたりオモリにハリスが絡みやすくなる。最初の折り曲げは、ハサミなどを使って1mぐらいで極力小さくきれいに曲げると、うまく巻ける。
ハリ
ハリは4~6号をアタリの数などを目安に使い分けたい。3月なら、ハリが軽くてヘラブナにあおられて落ち着かないことは少ないので、吸い込みのいい細軸の軽量タイプがお勧めだ。
4~6号をチョイス(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)ウキ
ウキは細めのパイプトップが使いやすい。PCムクトップやグラスムクトップもあるが、パイプトップの方が風でしもりにくいことと、食い上げアタリも出やすい。
ボディーの大きさは、水深と活性によって替えるのが理想で、目安は水深が3mなら11cm前後で、水深が4.5mなら13cm前後でいいだろう。
その他
その他の必要な道具としてはサオ掛け、タモ、座布団、ハリスメジャー、タナ取り用フロートと粘土、トンボ用木綿イト、計量カップなどがある。
ハリスは切れなくても、ヨレたり縮れたりしたら早めに交換したいので、予備は多めに用意しておいてほしい。
両グルテン底釣りのエサ
今回お勧めしたいエサは「凄グル」と「グルテン四季」。その日の状況などよって、マッシュが多くバラけやすいエサがいい時と、グルテン量が多くて持ちのいいエサがいい時に分かれる。だいたいのパターンとして高活性時は前者で、低活性の時は後者と考えられる。
「凄グル」と「グルテン四季」(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)活性が低い時にバラける大きなエサを打つと、バラけたエサばかりを食べて、肝心なハリの付いたエサを食べないようになりやすい。活性の高い時にバラけないエサでは、寄せる力が足りないことが多い。
この2つのエサは、どちらも粉と水が1対1で作るのが標準というのも分かりやすい。その時の状況によって比率を変えてみるといい。
例えば、私が基本としているのは2つのエサを半々で作るが、もう少しバラけさせたいと思ったら1つの計量カップに凄グルを3割、グルテン四季を7割入れて作るといい。もちろん、どちらも単品で作ってもいい。
最もエサ持ちがいいのが凄グルの単品、最もバラけるのがグルテン四季の単品だと考えてほしい。粉に水を入れたら20回ぐらいかき混ぜ、3~5分待てば出来上がり。
通常は宙釣りのエサみたいにエアを入れなくてもいいと思うが、固まりだしたらエアを含むようにほぐす方がエサも軽くなり、反応がいいこともある。実際にはエサを打ってみないと、どんなエサで反応がいいか分からないので、私は比率の違うエサを2つ作って、早く当たりエサを見つけるようにしている。
エサ作りのポイント
エサ作りのポイントは2つあって、1つは一度にたくさん作り過ぎないこと、もう1つは粉と水量を正確に量ることだ。一度に作るのは50CCぐらいまでにして、少なくとも1時間に1回ぐらいは作り直そう。
粉と水は1対1が標準の硬さになるので、少し硬くしたり軟らかく作りたい場合は、水を0.9にしたり、1.1にしてみるとヒット率が良くなることがある。
お勧めのエサ(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)エサの大きさはパチンコ玉ぐらいが標準になる。早くヘラを寄せようとか、ナジみ幅が出るように1円玉ぐらいの大きなエサを打つ人もいるが、アタリが出てもカラツンになることが多い。
大きなエサを1回打つよりも、小さいエサを2回打つぐらいの方がいい。小さいエサがいい時は、小豆ぐらいの大きさにすることもある。
エサの付け方も大切で、エサを軽く丸めてハリを刺したら、ハリスが出ているチモトだけを押さえて横や下はあまり触らず、ラフ付けから全体的に圧力をかけて丁寧に付ける方法まで、どんな付け方で、どの程度の圧をかけるとアタリが出やすいかを探ってみよう。
タナ取り
タックルとエサの準備ができたら、ウキのオモリの調整をして、エサ落ちの目盛りを決めてから、エサ打ち点の水深を測るのだが、いろいろな方法はあるが、フロートと粘土を使う方法をお勧めしたい。
タナ取り用フロートと粘土(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)ポイントは2つ。1つはウキがギリギリ沈む大きさの粘土を使うことで、もう1つはエサ打ち点の周囲50cmぐらいまで測ることだ。
ウキにフロートを付け、上バリに粘土を付ける。粘土が軽過ぎてウキが沈まないのは論外だが、粘土が重過ぎるとイトが斜めになって、ウキの真下を測れないことが多い。真正面だけでなく、周囲も測ることで底の状態を把握したい。
例えば、右側がやや浅いなら右にエサを打つことでハリのずらし幅が多くできるので、探りを入れることが可能になる。左に流れるようなら、上バリは底から離れやすいなどと予想できる。
水深と同じぐらいの長さのサオなら、腕を伸ばしてウキを持ち上げるだけで、エサ打ち点の周囲を測れると思う。
春ベラを釣りに行こう(提供:週刊つりニュース中部版 伊藤晃)何度もウキの位置を動かして、自分が設定したエサ落ちの目盛りが水面に出るようにすれば、「上バリトントン」と言って、上バリがギリギリ底に着くタナの設定になる。
タナ取りは目安にすぎないが、ある程度正確な水深を把握しておかないと、エサがどんな状態で底に着いているのかイメージできない。タナ取りフロートがないならば、ウキの調整をする前にオモリなしで粘土などを付ける方法もある。
<週刊つりニュース中部版 伊藤晃/TSURINEWS編>
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