『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説

2021年03月28日 11:30

[TSURINEWS]

抜粋

波止やサーフで釣るのが一般的な投げ釣りだが、地磯や沖磯で釣る「磯投げ」なら、人が少なく魚影も濃いフィールドで楽しむことができる。今回はそんな磯投げについて解説したい。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説

磯投げとは?

投げ釣りと聞くと、綺麗な砂浜や足場のいい防波堤からの釣りというイメージが強い。確かにシロギスやカレイなどは砂地に生息しているので、このような場所からの釣りが主体となる。

『磯投げ』とは文字通り、磯の上からの投げ釣りである。聞くと根掛かりが多そうとか、足場が悪くて難しそうというイメージがわくかも知れない。しかし魚の多くは磯やシモリといった障害物に身を潜めたり、そこに集まる小魚を捕食したりするために、磯に集まりやすい。それらを投げ釣りで狙うというのは理にかなった釣法とも言えるだろう。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説磯投げの釣り風景(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

磯投げの魅力

磯投げの魅力は、何といっても魚種が多彩なことと、磯投げをする人自体が少ないので、場所荒れが少なく大型魚と出会えるチャンスが増えることだろう。また磯投げは磯につく魚を釣ることになるので、ポイントは磯際や、50m以内を釣ることがほとんどである。よって遠投力が求められるシチュエーションは砂浜や防波堤での釣りに比べると圧倒的に少なく、これも魅力の一つと言えるだろう。

磯投げの二つのパターン

磯投げでは大きく二つのパターンを想定しておきたい。

砂地を釣る

一つは磯投げと言いつつも、磯の少し沖の『砂地』を釣るパターンである。対象魚種はカワハギ、キュウセン、カレイ、シロギス、マダイ、クロダイ、スズキなど、基本的に砂地に生息する魚、あるいはエサを探し求めて砂地に出てくる魚である。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説砂地ではカワハギが狙える(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

シモリを釣る

もう一つのパターンは磯際を中心にシモリをダイレクトに狙うパターンである。対象魚種はアイナメ、カサゴ、コブダイ、イシダイ、キジハタ、コロダイなど、比較的行動範囲が狭い魚である。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説シモリ狙いではアイナメ(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

パターン別のタックル

上記した2つの異なるパターンにおいて、サオとリールのスペックは同じでいい。大型魚とのファイトを想定して、サオはやや硬調子の投げザオ(オモリ負荷30号以上)と大型スピニングリールを用いる。異なるのはミチイトから先で、まとめると以下の表のようになる。

砂地を釣るタックル

ミチイト:ナイロン3~4号
仕掛け:吹き流し式の1~2本バリ
オモリ:遊動式天秤25~30号
ハリ:対象魚に合わせて選択

シモリを釣るタックル

ミチイト:ナイロン5号以上
仕掛け:胴つき先オモリ式
オモリ:20~25号の六角オモリ、ホゴオモリなど、浮き上がりの早いジェット天秤
ハリ:根掛かりしても伸びるハリ

砂地を釣る磯投げでは、通常の投げ釣りと全く同じスペックであるが、シモリをダイレクトに釣る磯投げで考慮すべきは根掛かり対策と、魚が掛かった時に根に潜られたり、シモリに巻かれたりした時の強度担保である。投げ釣りは基本的に仕掛けが底をはっているので、イトの太さが魚の食いに影響することは少なく、できるだけ丈夫な仕掛けで臨むのがいいだろう。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説パターンに合わせたタックルセッティングを(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

釣り場、対象魚、シーズン

私は大阪府に在住しているので、磯投げに出掛ける時は、近畿圏を中心に瀬戸内海、山陰である。投げ釣りで隠岐諸島や対馬にも遠征することがあるが、その様な場所ではわざわざ磯に渡らなくても防波堤からでも手軽に大物が狙えるので、磯投げの経験は皆無である。ここでは近畿圏で磯投げが楽しめるスポットをいくつか紹介したい。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説ババカレイがヒットしたことも(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

岡山県倉敷市水島諸島

対象魚:ニベ、クロダイ、スズキ
シーズン:7月~10月

水島の公共岸壁から渡船が出ている。夜釣りが主体で夕方に渡り朝までの釣りとなる。ポイントは茶瓶、杓島、上・下水島などの磯。足場はどこも比較的いいので安全に磯投げが楽しめる。エサはマムシ、ユムシ、本コウジを使用する。瀬戸内海の磯なので、よほどの荒天にならない限り釣りは可能。

▼この釣り場について
岸田渡船

兵庫県新温泉町三尾

対象魚:アイナメ、ババガレイ、アコウ(キジハタ)、ソイ
シーズン:3月~5月

三尾港から渡船を使って地磯、沖磯に渡る。私は釣りたい魚種を船長に伝え、ポイントはお任せにすることが多い(なぜかその方が良く釣れる)。基本的に足元から水深があって磯際を釣ることになるが、ポイントによっては少し投げると砂地になっている所もあるので、1本は沖に投入してカレイを狙う。少しでも波が高くなると渡船が出なくなるので、前日に出船有無を必ず確認すること。エサはマムシ。

▼この釣り場について
前田渡船

和歌山県串本町串本大島湾内

対象魚:カワハギ
シーズン:12月~5月

関西圏で投げカワハギの聖地とも言える場所で、35cmを超える特大カワハギを高確率で手中にすることができる。オオバナ、ガリガリ、ヒラバエ、ナギ崎、アミカケなど、投げ釣りができるポイントはたくさんある。どのポイントも少し投げると砂地になっているので、根掛かりの心配はない。但し、マグロの養殖イケスが射程圏に設置されている磯もあるので、ロープなどに引っ掛からないように注意が必要。エサはマムシと青イソメ。

▼この釣り場について
しょらさん渡船

磯投げの注意点

最後に磯投げでの注意点を紹介したい。

三脚の設置

投げ釣りは2~4本のサオを出して置き竿でアタリを待つ釣りである。これは磯投げも同じであり、防波堤での投げ釣りと同様、サオを置くための三脚を設置することになる。砂浜や防波堤だと地面がフラットなので三脚の設置に苦労はないが、磯の場合上手く水平になるように三脚を設置するためには足の長さを微妙に調整しなければならない。また多少の力では三脚が倒れないようにしっかりと据え付けなければ、アタリがあった時などに三脚が倒れてトラブルの原因となる。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説三脚の設置には気を付けよう(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

忘れ物

これは磯に限った話ではないが、渡船を使う場合「忘れ物」には要注意である。渡船が出船する港から磯までの距離が近い場合や、定期的に見回りに来てくれる場合は取りに帰ることも可能だが、磯釣りの場合は20~30分くらい走ることもザラにあるので、忘れ物は致命的である。

十年ほど前、クラブメンバー3名で水島諸島に釣行した。メンバーのうち1人が事前に全員分のエサを購入してくれ、彼のクーラーボックスにエサを入れてくれていた。いつもは出船前にエサを分けるのが当たり前なのだが、なぜかこの日は3人とも失念してしまっていた。3人がバラバラの磯に渡った後、いざ自分のクーラーボックスを開けてエサがないことに気付き目の前が真っ暗に。

渡船は既に10km以上先の港に向けて走っており、船長に電話をしても出てくれない。幸いなことに、その日はその後船長と電話が繋がり、3時間後の第2便があるとのことで、無事にエサを届けてもらえたが、もしそれが無かったら夕方から朝まで海を目の前にして指を咥えて座っているしかなかっただろう。

「蚊」対策

特に夏場、地磯で夜釣りをする場合の蚊対策は万全を期しておきたい。蚊取り線香、虫よけスプレー、殺虫スプレーの三種の神器は必須である。耳元で羽音が聞こえたり、あちこち刺され始めたりすると、釣りに集中できなくなる。

『磯投げ』釣り初心者入門 2大パターン「砂地」&「シモリ」を解説日本海の磯で仕留めたクロソイ(提供:TSURINEWSライター長谷川靖之)

<長谷川靖之/TSURINEWSライター>

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